bully
- (名)いじめっ子、弱い者いじめをする人
- (動)いじめる、脅す
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
bully の発音の難所は、最初の母音 /ʊ/ と続く /l/ の音です。「ブリー」とカタカナで平坦に伸ばすのではなく、唇を軽く丸めて短く「ブゥ」と発音します。続く l は舌先を上の歯茎の裏にしっかり押し当てて「リィ」と音を出します。子音と母音のメリハリをつけ、アクセントは最初の音節に強く置いてください。
活用形
- 三単現
- bullies
- 進行形(-ing)
- bullying
- 過去形
- bullied
- 過去分詞
- bullied
- 複数形
- bullies
コアイメージ
自分より弱い立場の人を力や言葉で習慣的に脅かしたり、傷つけたりすることがコアイメージです。学校や職場などで、悪意を持って他者を支配しようとする人物やその行動を表現したい時に使います。
bullyの意味・例文
名詞
いじめっ子、弱い者いじめをする人
A person who habitually seeks to harm or intimidate others.
The school bully took my lunch money again.
学校のいじめっ子がまた私の昼食代を奪いました。
学校や地域にいる典型的な弱い者いじめをする人を指します。
We must not tolerate a workplace bully.
職場のいじめっ子を容認してはいけません。
大人であっても、職場で横暴な振る舞いをする人を指して使います。
The school implemented a new policy to stop bullies.
学校はいじめっ子を止めるための新しい方針を導入しました。
社会問題としていじめ加害者を論じる文脈で頻出します。
動詞
いじめる、脅す
To seek to harm, intimidate, or coerce someone perceived as vulnerable.
He was bullied by older students when he was young.
彼は幼い頃、上級生にいじめられていました。
肉体的、または精神的な苦痛を与える行為を表します。
She felt bullied into accepting the unfair contract.
彼女は脅されて不当な契約を受け入れたように感じました。
bully A into doing で「脅して〜させる」という定型表現になります。
The company was accused of bullying its smaller competitors.
その企業は小規模な競合他社をいじめていると非難されました。
企業同士など、規模の大小を利用した圧力に対しても使われます。
語源
bully は、16 世紀のオランダ語で「恋人」や「兄弟」を意味する boel が語源だとされています。当初は「愛する人」や「親友」という肯定的な意味でしたが、時代が下るにつれて「威張る人」や「弱い者をいじめる人」へと意味が完全に反転するという珍しい歴史を持っています。オランダ語由来の関連語には boss(上司)があります。
派生語・ファミリー
bullyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
bully は立場の弱い者を習慣的にいじめたり脅したりし、tease は悪意なくからかったりいじったりし、intimidate は恐怖を与えて人を従わせようとします。
よくある間違い
× He was bullied to sign the paper. ○ He was bullied into signing the paper. → 人を脅して〜させる場合は bully A into doing の形を使います。不定詞は使いません。
× We need to stop the bully in schools. ○ We need to stop bullying in schools. → bully は「いじめっ子」という人を指します。行為の「いじめ」には bullying を使います。
コラム
豆知識
19 世紀後半から 20 世紀初頭にかけて、bully は「素晴らしい」「見事な」という形容詞として使われていました。第 26 代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトが好んで「Bully!」と口にし、自身の地位を世論を導く素晴らしい場所という意味で「bully pulpit」と呼んだエピソードは有名です。
リアルな使われ方
現代の日常会話やニュースで最もよく使われる派生語の一つが cyberbullying(ネットいじめ)です。スマートフォンの普及に伴い SNS 上の匿名での嫌がらせが急増したため、教育現場や保護者の間で「How to prevent cyberbullying(ネットいじめの防ぎ方)」が頻繁に議論されています。
映画・音楽での使われ方
2006 年に公開されたアニメ映画『The Ant Bully(邦題:アント・ブリー)』は、人間のいじめっ子に悩む少年が、憂さ晴らしにアリをいじめていたらアリのサイズに縮小されてしまうという物語です。弱者をいじめるという単語のコアイメージがタイトルからよく伝わります。
イディオム・定型句
よくやった、それはよかったね
“You got a promotion? Well, bully for you.”
世論を動かせる地位や公職
“The president used his office as a bully pulpit.”
bullyを使った会話例
木曜のランチタイム、職場で同僚と
I heard Tom is quitting his job next week.
Really? Did his manager bully him into resigning?
I think so. That manager acts like a workplace bully to everyone.
Someone needs to stand up to him.
I agree. It is not right to intimidate employees like that.
Let's talk to HR about this bullying issue tomorrow.
文化的背景
英語圏でもいじめ(bullying)は深刻な社会問題として認識されており、学校や職場では「Zero Tolerance(いじめを一切容認しない)」という厳格な方針をとる場所が増えています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. bully とは?
自分より弱い立場の人を習慣的にいじめたり、脅して何かをさせたりすることです。名詞で「いじめっ子」としても使われ、『He is a known bully.(彼は有名ないじめっ子だ)』のように表現します。
Q. bully と tease の違いは?
tease は冗談交じりにからかうことで、親愛の情が含まれることもあります。一方の bully は明確な悪意を持って精神的・肉体的な苦痛を与える行為であり、『Don't tease him.(彼をからかわないで)』とは深刻度が異なります。
Q. 動詞の bully はどのように使いますか?
単に「いじめる」という意味だけでなく、脅迫して無理やり何かをさせる文脈でよく使われます。『They bullied him into resigning.(彼らは彼を脅して辞任させた)』のように、into +動名詞の形が頻出します。
Q. ネット上のいじめは英語で何と言いますか?
インターネットや SNS を使ったいじめは cyberbullying(サイバーバリング)と呼びます。『Cyberbullying is a serious problem.(ネットいじめは深刻な問題だ)』のように、現代社会でよく耳にする言葉です。
Q. bully をフォーマルに言い換えると?
より堅い表現では intimidate(脅す、威圧する)や harass(嫌がらせをする)が使われます。ビジネスや法的な文脈では『harass a coworker(同僚に嫌がらせをする)』のように言い換えると適切です。
CHECK QUIZ
Q: 「彼らは彼を脅して契約書にサインさせた」の自然な英語は?
Q: 悪意なく冗談交じりに「新しい髪型をからかう」のに最適な動詞は?
Q: 「いじめは許されない」と言う時の自然な表現は?