bring about
- (動)引き起こす、もたらす
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
bring の /r/ は舌をどこにも触れずに発音し、/ŋ/ は鼻から音を抜きます。続く about の最初の母音 /ə/ とリエゾン(連結)して、「ブリンガバウト」のように滑らかに繋がります。about の /aʊ/ は口を大きく開けてからしっかり丸める二重母音です。
活用形
- 三単現
- brings about
- 進行形(-ing)
- bringing about
- 過去形
- brought about
- 過去分詞
- brought about
コアイメージ
ある状態や変化を引き寄せて、結果として何かが周囲に生じることがコアイメージです。主に社会的な変化や結果、新しい出来事などを引き起こす時に使います。
bring aboutの意味・例文
動詞
引き起こす、もたらす
To make something happen, especially to cause changes in a situation.
The new policy brought about a significant change in the economy.
新しい政策は経済に大きな変化をもたらしました。
政策や改革が社会に変化を生む時によく使われます。
We hope this merger will bring about mutual benefits.
この合併が相互の利益をもたらすことを期待しています。
ビジネスにおいて良い結果をもたらす文脈でも使えます。
The industrial revolution brought about a major shift in society.
産業革命は社会に大きな転換を引き起こしました。
歴史的な大きな変化を述べる際にも適しています。
What brought about his sudden change of mind?
何が彼の突然の心変わりを引き起こしたのですか?
人の心境や態度の変化のきっかけを尋ねる表現です。
語源
bring about は、持ってくる(bring)と、周囲に(about)の組み合わせから成り立っています。ある物事や状態を自分の周りに持ってくるという動作から、新しい状態や変化を周囲に発生させるという意味に発展しました。同じ bring を持つ関連語には、上へ(up)持ってくることから派生した bring up(育てる、話題を持ち出す)があります。
派生語・ファミリー
bring aboutの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
bring about は変化や新しい状態を徐々に発生させ、cause は直接的な原因となってネガティブな結果を引き起こし、produce は物理的な物や具体的な結果を作り出します。
“The internet brought about a revolution in communication.”
→ 社会の仕組みなどに大きな変化を発生させるニュアンスです。
よくある間違い
× The storm brought about much damage. ○ The storm caused much damage. → 災害や事故などの直接的でネガティブな被害には cause が適しています。
× He brought about the box to the room. ○ He brought the box to the room. → 物理的に物を運ぶ場合は about を付けず bring 単独で使います。
コラム
豆知識
bring about はもともと航海用語に由来するという説があります。船の向きを変えて新しい方向へ進ませる「bring a ship about」という動作が、比喩的に物事の方向性を変えて新しい状態を引き起こす意味へと広がりました。
リアルな使われ方
ネイティブは目的語が代名詞の時、必ず「bring it about」のように間に挟みます。ビジネス会議などで「How can we bring this about?(どうすればこれを実現できるか)」と、目標達成の手段を話し合う際によく使われる実用的なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
社会の変革を求めるスピーチや歌の中で、変化をもたらすという意味の bring about a change は力強いメッセージとして頻繁に登場します。歴史的な公民権運動などでも、このフレーズが多くの人々の心を動かしました。
イディオム・定型句
それを実現させる
“We must work together to bring it about.”
自滅を招く
“His arrogance brought about his own downfall.”
大きな変化をもたらす
“The new CEO brought about a sea change in the company.”
bring aboutを使った会話例
オフィスの会議室で新しいシステムについて同僚と
I heard the new software will bring about major changes.
Yes, it should produce better results for our team.
But I hope it doesn't cause any confusion at first.
We will provide training to prevent that.
Good idea. Getting everyone on board will bring about success.
Exactly. Let's make sure we bring it about smoothly.
文化的背景
変化や改革を前向きに捉える英語圏のビジネスや政治の場では、非常に好んで使われる表現です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。ネガティブな結果だけでなく、ポジティブな変化にも使える点が特徴です。
よくある質問
Q. bring about とは?
状況の変化や新しい状態を引き起こすことです。『The reform brought about good results.(その改革は良い結果をもたらした)』のように、ポジティブな文脈でもよく使われます。
Q. 目的語の位置はどうなりますか?
名詞の場合は前でも後ろでも置けますが、代名詞の場合は必ず間に挟みます。『He brought it about.(彼はそれを実現させた)』のように使います。
Q. bring about と lead to の違いは?
bring about は直接的に変化を生じさせる働きかけに焦点を当てます。一方の lead to は『The error led to a failure.』のように、ある事象が次へ繋がる経過のニュアンスを持ちます。
Q. どんな名詞と一緒に使われますか?
変化や結果を表す名詞とよく結びつきます。『bring about an improvement(改善をもたらす)』といった表現がビジネスの現場で頻出します。
Q. bring about を1語で言い換えると?
文脈によりますが、直接的な原因なら cause、結果を生み出すなら produce で言い換え可能です。『It caused a problem.』のように、ネガティブな事象には cause が自然です。
CHECK QUIZ
Q: 「台風が大きな被害をもたらした」の自然な表現は?
Q: 「彼がそれを引き起こした」の正しい語順は?
Q: 「平和をもたらす」の自然な組み合わせは?