arbitration
- (名)仲裁、調停
発音のコツ
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arbitration は /ˌɑːrbɪˈtreɪʃn/ と発音し、「treɪ」の部分に第一アクセントを置きます。最初の「ar」は口を大きく開けて「アー」と伸ばしながら舌を丸め、R の音を作ります。「treɪ」は「トレイ」ではなく、二重母音を意識して「トゥレイ」と滑らかに発音してください。最後の「tion」は「シュン」と短く息を吐き出して終わります。
活用形
- 複数形
- arbitrations
コアイメージ
第三者が介入して当事者間の争いを解決し、拘束力のある決定を下すことがコアイメージです。裁判を通さず、ビジネスや国際間の対立を法的に解決したい時に使います。
arbitrationの意味・例文
名詞
仲裁、調停
The official process of settling a dispute by an independent person.
The contract includes a binding arbitration clause.
その契約には拘束力のある仲裁条項が含まれています。
arbitration clause(仲裁条項)はビジネス契約で頻出します。
Both companies agreed to submit their dispute to arbitration.
両社は争いを仲裁に付すことに合意しました。
submit A to arbitration で「A を仲裁に委ねる」となります。
International arbitration is an effective mechanism for resolving conflicts.
国際仲裁は対立を解決する効果的な仕組みです。
国家間や多国籍企業の争いを解決する手段として使われます。
The union and management decided to go to arbitration.
組合と経営側は仲裁に持ち込むことを決定しました。
労使交渉などが決裂した際の最終手段として登場します。
語源
arbitration は、ラテン語の ad-(〜へ)と baetere(行く)に由来する arbiter(証人、仲裁人)から成り立っています。当事者のもとへ行き、中立な立場で判断を下すという成り立ちから、現在の「仲裁」という意味に発展しました。同じく arbiter を語源に持つ関連語には、arbitrary(任意の、独断的な)があります。
派生語・ファミリー
arbitrationの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
arbitration は第三者が拘束力のある決定を下し、mediation は第三者が和解を促すものの決定権はなく、negotiation は当事者同士が直接話し合います。
よくある間違い
× It was solved by arbitrate. ○ It was solved by arbitration. → 前置詞 by の後には、動詞ではなく名詞形を置くのが正しい文法です。
× We will arbitration this. ○ We will arbitrate this. → 助動詞 will の後には、名詞形ではなく動詞の原形を置く必要があります。
コラム
豆知識
古代ローマ時代、裁判官とは別に市民の争いを解決する権限を与えられた人を arbiter(仲裁人)と呼んでいました。これが arbitration の語源です。当時は厳密な法規よりも、社会の常識や公平さに基づいて柔軟に判断を下す役割が期待されていました。
リアルな使われ方
ビジネスの実務では、契約書に binding arbitration(拘束力のある仲裁)という表現が頻繁に登場します。これに同意すると、当事者は後から裁判を起こして争う権利を放棄することになるため、非常に強力で重要な法的手続きを意味します。
映画・音楽での使われ方
アメリカの人気リーガルドラマ『Suits(スーツ)』では、弁護士たちが法廷での泥沼の裁判を避けるため、しばしば arbitration(仲裁)に持ち込もうとするシーンが描かれます。企業の合併や買収におけるリアルな法曹界の駆け引きを知ることができる作品です。
イディオム・定型句
拘束力のある仲裁
“They agreed to enter into binding arbitration.”
仲裁に付す、仲裁に委ねる
“We submitted the issue to arbitration.”
仲裁条項
“Check if there is an arbitration clause.”
arbitrationを使った会話例
月曜の朝、オフィスの会議室で
The client is refusing to pay the final invoice.
That is a problem. Should we take legal action?
Litigation takes too much time. I suggest we go to arbitration.
Do we have an arbitration clause in our contract with them?
Yes, it states that any dispute must be resolved by binding arbitration.
Good. That is much faster than going to court.
We should also consider mediation first, to maintain a good relationship.
I agree. Let's propose mediation before taking formal steps.
文化的背景
欧米のビジネス契約や雇用契約では、裁判にかかる莫大な費用と時間を節約するため、トラブル発生時には裁判を起こさず仲裁で解決するという仲裁条項を事前に組み込むのが一般的です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. arbitration とは?
裁判によらず、第三者が介入して当事者間の争いを解決することです。『The case went to arbitration.(案件は仲裁に持ち込まれた)』のようにビジネスや法律の文脈で頻出します。
Q. arbitration と mediation の違いは?
第三者の決定に強制力があるかどうかが違います。arbitration は拘束力のある決定を下しますが、mediation は合意を促すだけです。『We chose mediation.』のように使い分けます。
Q. arbitration は日常会話でも使いますか?
法律やビジネスの専門用語であるため、日常会話ではあまり使いません。日常的な口論の仲裁には『He intervened in the fight.(彼が喧嘩の仲裁に入った)』のように intervene を使います。
Q. arbitration の動詞形や人を表す名詞は?
動詞形は arbitrate(仲裁する)、仲裁を行う人は arbitrator(仲裁人)と言います。『The arbitrator made a decision.(仲裁人が決定を下した)』のように使われます。
Q. arbitration に関連するビジネス頻出表現は?
契約書に関連して arbitration clause(仲裁条項)がよく使われます。『Check the arbitration clause.(仲裁条項を確認して)』のように、トラブルを防ぐ文脈で登場します。
CHECK QUIZ
Q: 第三者が「拘束力のある決定」を下す解決方法は?
Q: 「争いを仲裁に付す」の自然な表現は?
Q: 「The two parties agreed to ___ the dispute.」の空欄に入るのは?