mediation
- (名)調停、仲裁
- (名)媒介、介在
発音のコツ
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mediation のアクセントは後半の「エイ(eɪ)」にあります。最初の「ミ(miː)」は唇を横に引いて長めに発音し、続く「ディ(di)」は軽く添えます。主アクセントの「エイ」は二重母音なので「エ」から「イ」へ滑らかに変化させ、最後の「ション(ʃən)」は口を少しすぼめて息を抜くように軽く発音しましょう。
活用形
- 複数形
- mediations
コアイメージ
中立的な第三者が間に入り、対立する当事者たちの合意を導くことがコアイメージです。ビジネスの紛争解決や国際的な和平交渉など、裁判に頼らず話し合いで問題を解決したい時に使います。
mediationの意味・例文
名詞
調停、仲裁
The process of helping to resolve a dispute between two or more parties.
The dispute was settled through mediation.
その紛争は調停を通じて解決されました。
through mediation は「調停を通じて」という定番のフレーズです。
The UN offered mediation to end the conflict.
国連は紛争を終わらせるために仲裁を申し出ました。
国際的な紛争解決の文脈でも頻出します。
We decided to go to mediation for our divorce.
私たちは離婚のために調停を行うことにしました。
家族間の問題解決(family mediation)にも使われます。
The contract requires mediation before filing a lawsuit.
その契約では、訴訟を起こす前に調停を行うことが求められています。
法的な手続きの第一歩として言及されます。
媒介、介在
The act of conveying something or acting as an intermediary.
The mediation of knowledge through language is essential.
言語を通じた知識の媒介は不可欠です。
心理学や社会学で、何かを介して伝達する意味で使われます。
The drug works by the mediation of specific receptors.
その薬は特定の受容体の介在によって作用します。
科学分野で、物質が間に入って反応を起こす際にも使われます。
Technology plays a role in the mediation of modern relationships.
テクノロジーは現代の人間関係の媒介において役割を果たしています。
メディアや技術が間に入る状況を表せます。
語源
mediation はラテン語の mediare(真ん中にいる)に由来します。対立する人たちの「真ん中」に入り、双方の意見を調整して解決に導くという成り立ちから、現在の意味に発展しました。同じ medius(中央の)という語根を持つ身近な関連語には、medium(中間)や media(媒介)があります。
派生語・ファミリー
mediationの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
mediation は当事者同士の合意を支援し、arbitration は第三者が法的な拘束力のある裁定を下し、intervention は状況を改善するために事態に介入します。
よくある間違い
× He acted as a mediation between the two companies. ○ He acted as a mediator between the two companies. → 人を指す場合は mediator(調停者)を使います。mediation は行為やプロセスそのものを指します。
× We need a mediation to solve this difficult problem. ○ We need mediation to solve this difficult problem. → プロセス全体を指す場合、mediation は不可算名詞として扱うため冠詞の a は不要です。
コラム
豆知識
mediation の語源であるラテン語 medius(真ん中)は、英語のおなじみの単語のルーツです。情報を伝える「メディア(media)」や、ステーキの焼き加減の「ミディアム(medium)」、中世を意味する「medieval」もすべて「真ん中」という共通のイメージから生まれています。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話やニュースでは、離婚の際の話し合いを指す divorce mediation(離婚調停)という言葉がよく登場します。裁判官が判決を下すのではなく、夫婦が mediator(調停委員)を交えて財産分与や親権について合意点を探るプロセスを指す、実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
2019 年の映画『マリッジ・ストーリー(Marriage Story)』では、離婚を決意した夫婦が最初は mediation で穏便に済ませようとするものの、次第に泥沼の弁護士闘争へと発展していく様子が描かれています。アメリカの法的プロセスにおける調停の位置づけがよく分かる作品です。
イディオム・定型句
調停に持ち込む
“They decided to go to mediation to avoid court.”
調停に入る
“Both parties agreed to enter into mediation.”
調停に付す、調停を受け入れる
“The union refused to submit to mediation.”
mediationを使った会話例
オフィスの会議室で、法務部の同僚と
The supplier is threatening to sue us over the contract delay.
We should avoid court if possible. Can we propose mediation?
That's a good idea. A neutral mediator might help us reach an agreement.
Exactly. It will save us both time and money compared to litigation.
I will draft an email offering mediation to their legal team.
Perfect. Let's hope they agree to enter into mediation.
文化的背景
アメリカなどの訴訟社会では、裁判(litigation)には膨大な時間と弁護士費用がかかるため、まずは mediation(調停)で和解を目指すのが一般的なビジネス・法務の常識となっています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. mediation とは?
対立する当事者の間に中立的な第三者が入り、話し合いによる解決を支援することです。『The conflict was resolved through mediation.』のように使います。
Q. mediation と arbitration の違いは?
第三者が介入する点は同じですが、決定権が異なります。mediation は合意を支援し、arbitration は第三者が法的な決定を下します。『We prefer mediation over arbitration.』のように対比されます。
Q. mediation はどんな場面で使いますか?
企業の契約トラブルなどのビジネスシーンや、離婚や遺産相続などの家族問題でよく使われます。『They used family mediation for their divorce.(離婚に家族間調停を利用した)』のように使います。
Q. mediation の動詞形や人を表す名詞は何ですか?
動詞形は mediate(調停する)、人を表す名詞は mediator(調停者)です。『They sent a mediator to mediate the dispute.(紛争を調停するために調停者を派遣した)』のように派生語も頻出します。
Q. 裁判(court)と mediation はどう関係しますか?
欧米では裁判を避けるため、訴訟の前に mediation を行うのが一般的です。『The judge ordered them to try mediation first.』のように、法的手続きの第一歩としてよく登場します。
CHECK QUIZ
Q: 「第三者が法的拘束力のある決定を下す」紛争解決手段は?
Q: 「彼はその紛争の調停者を務めた」の空欄に入るのは? He acted as a _____ in the dispute.
Q: 「彼らは裁判を避けるために調停に入ることにした」の自然な表現は? They decided to _____ mediation to avoid court.