arbitrate
- (動)〜を仲裁する、調停する
- (動)仲裁に入る、調停する
発音のコツ
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arbitrate は最初の母音 /ɑː/ に第一アクセントを置きます。口を大きく開けて「アー」と長めに発音してください。続く /bi/ は力を抜いて短く発音し、最後の /treɪt/ は「エイ」と二重母音を意識しながら、語尾の /t/ を弱く弾きます。最初と最後の母音をしっかり響かせるのがコツです。
活用形
- 三単現
- arbitrates
- 進行形(-ing)
- arbitrating
- 過去形
- arbitrated
- 過去分詞
- arbitrated
コアイメージ
第三者の立場で公平に判断を下し、当事者間の争いを解決することがコアイメージです。ビジネスや法的な場面で、もめ事を公式に調停したい時に使います。
arbitrateの意味・例文
動詞
〜を仲裁する、調停する
To officially help to solve an argument between two people or groups.
The manager had to arbitrate the dispute between the two teams.
マネージャーは2つのチーム間の争いを仲裁しなければなりませんでした。
arbitrate a dispute で「争いを仲裁する」という定番表現です。
The government agreed to arbitrate the labor strike.
政府はその労働ストライキを調停することに合意しました。
労働問題やストライキの解決に向けてよく使われます。
An independent panel will arbitrate the final decision.
独立した委員会が最終決定を仲裁します。
公平な第三者機関が介入する場面に適しています。
仲裁に入る、調停する
To act as an official judge to settle a dispute.
I do not want to arbitrate between my two best friends.
親友2人の間に立って仲裁したくありません。
arbitrate between A and B で「AとBの間を仲裁する」となります。
The lawyer was hired to arbitrate in the contract negotiation.
その弁護士は契約交渉の調停役として雇われました。
arbitrate in 〜 で「〜の調停に入る」という意味を表します。
The United Nations offered to arbitrate to prevent further conflict.
国連はさらなる紛争を防ぐために仲裁を申し出ました。
国際的な紛争解決のニュースで頻出する表現です。
語源
arbitrate はラテン語の arbiter(目撃者、見物人、仲裁人)に由来しています。当事者以外の第三者として現場を見て、公平な判断を下すという成り立ちから、現在の「仲裁する」という意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、arbitrary(独断的な、任意の)があります。
派生語・ファミリー
arbitrateの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
arbitrate は第三者が決定権を持って争いを裁定し、mediate は第三者が話し合いを促して和解を助け、negotiate は当事者同士が直接話し合って妥協点を探ります。
よくある間違い
× The two companies arbitrated a new deal. ○ The two companies negotiated a new deal. → 当事者同士が直接話し合う場合は negotiate を使います。arbitrate は第三者が介入する場合の言葉です。
× The judge arbitrated to the dispute. ○ The judge arbitrated the dispute. → arbitrate は他動詞として直接目的語をとることができます。前置詞 to は不要です。
コラム
豆知識
古代ローマでは、法的権限を持たないものの、当事者から信頼されて個人的に争いを解決する人を arbiter と呼びました。これが英語に取り入れられ、現代の複雑なビジネスや国際紛争を解決する公式な「仲裁」という概念へと進化しました。
リアルな使われ方
労働組合と経営側の対立など、大規模なストライキが起きそうな場面でニュースに頻出します。双方が譲らない時に binding arbitration(法的拘束力のある仲裁)という形で、第三者の決定に絶対に従うという解決策が実際のビジネスシーンでよく取られます。
映画・音楽での使われ方
法廷ドラマやビジネス映画で頻繁に登場する単語です。ドラマ『SUITS/スーツ』などの法律をテーマにした作品では、高額な費用がかかる裁判を避けるために「Let's arbitrate(仲裁で解決しよう)」と提案して交渉を有利に進めるシーンがよく描かれます。
イディオム・定型句
〜の間を仲裁する
“It is difficult to arbitrate between them.”
仲裁に合意する
“Both sides must agree to arbitrate.”
争いを調停する
“The council will arbitrate the dispute.”
arbitrateを使った会話例
月曜の朝、オフィスの会議室で
The negotiation between the two departments has completely stalled.
Yes, they cannot agree on the budget allocation. Someone needs to mediate.
I think we have passed that point. The director will have to arbitrate the dispute.
Will they accept his decision without complaining?
They have to. They both agreed to arbitrate when the project started.
I see. Let's hope the arbitration brings a fair settlement.
I will prepare the necessary documents for the director today.
Great. Let me know if you need any help with the data.
文化的背景
アメリカやイギリスのビジネス・法務において、裁判の代わりに仲裁を選ぶことは非常に一般的です。費用や時間を節約できるため、契約書には仲裁条項があらかじめ含まれることが多く、実務で重要になる概念です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. arbitrate とは?
第三者の立場で公平に判断を下し、当事者間の争いを解決することです。『The committee will arbitrate the dispute.(委員会が争いを仲裁する)』のように、ビジネスや法律の場面で頻出します。
Q. arbitrate と mediate の違いは?
arbitrate は第三者が最終的な決定権を持って裁定を下します。一方の mediate は、第三者が当事者間の話し合いをサポートし、自発的な和解を促す点に違いがあります。『He will mediate the discussion.』のように使います。
Q. arbitrate は日常会話でも使いますか?
主にビジネスや法律、国際関係などのフォーマルな場面で使われます。ただし、『I had to arbitrate between my kids.(子供たちの喧嘩を仲裁した)』のように、身近なもめ事に比喩的に使うことも可能です。
Q. arbitrate の名詞形は何ですか?
仲裁という行為を指す arbitration と、仲裁人を指す arbitrator があります。『The case went to arbitration.(その案件は仲裁に持ち込まれた)』はビジネス英語の定番フレーズです。
Q. arbitrary(任意の)とはどんな関係がありますか?
どちらも「判断する」という同じ語源から派生しています。arbitrate が公平な判断を指すのに対し、arbitrary は『an arbitrary decision(独断的な決定)』のように、個人の気まぐれや独断を表す言葉に変化しました。
CHECK QUIZ
Q: 当事者同士の話し合いを「サポートして和解を促す」のに最適な動詞は?
Q: 「2つのチーム間の争いを仲裁する」の自然な表現は?
Q: 「The case will go to arbitration.」の意味として正しいものは?