virtual

  • ()仮想の、オンラインの
  • ()事実上の、実質的な
UK/ˈvɜrtʃuəl/

発音のコツ

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virtual は最初の /v/ が重要です。上の前歯を下唇に軽く当てて「ヴ」と摩擦音を出します。続く母音 /ɜː/ は口をあまり開けず、舌をどこにも付けずに長めに響かせます。後半の /tʃuəl/ はカタカナの「チュアル」ではなく、唇を少し丸めて「チュ」と出した後、すぐに力を抜いて「ォル」と曖昧に落とします。

活用形

複数形
virtuals
仮想資産や仮想キャラクターを指す名詞として

コアイメージ

名目や物理的な実体はないが、実質的には本物と同じように機能していることがコアイメージです。主にコンピュータ上の仮想空間や、事実上の状態を表したい時に使います。

virtualの意味・例文

形容詞

仮想の、オンラインの

existing or occurring on computers or on the internet

ビジネス

We will hold a virtual meeting tomorrow morning.

明日の朝、オンライン会議を開きます。

オンラインで行う会議や集まりを表す、ビジネスで最も一般的な表現です。

ニュース

The museum is offering a virtual exhibition for foreign visitors.

その博物館は外国人観光客向けに仮想展示を提供しています。

インターネットを通じて提供されるサービスや体験によく使われます。

日常会話

The company created a virtual tour of the new office.

その会社は新オフィスのバーチャルツアーを作成しました。

現地に行かなくてもデジタル空間で体験できることを示します。

事実上の、実質的な

almost or nearly as described, but not completely or according to strict definition

ビジネス

They hold a virtual monopoly in the smartphone market.

彼らはスマートフォン市場において事実上の独占状態にあります。

法的な独占でなくても、実質的に市場を支配している状態を指します。

ニュース

The city came to a virtual standstill after the heavy snow.

大雪の後、その都市は事実上の機能停止に陥りました。

完全に停止していなくても、実態としてほぼ機能していない状況です。

アカデミック

The disease is a virtual unknown in this region.

その病気はこの地域では事実上知られていません。

a virtual unknown で「事実上無名の存在」という定型表現になります。

語源

virtual は、ラテン語の virtus(力、美徳)から派生した virtualis(力を持つ)が語源です。ここから「名目上は違うが、実質的に力や効果を持っている(事実上の)」という意味に発展しました。現代では「物理的実体はないが機能として存在する(仮想の)」というIT用語として定着しています。同じ語根を持つ関連語には virtue(美徳、効力)があります。

派生語・ファミリー

副詞virtually
名詞virtuality
動詞virtualize
名詞virtualization

virtualの使い方

よく使う組み合わせ

virtual reality (仮想現実)a virtual meeting (オンライン会議)a virtual tour (バーチャルツアー)a virtual monopoly (事実上の独占)a virtual standstill (事実上の停止状態)

使い分け

virtual は物理的実体はないが実質的に機能し、simulated は現実の状況をモデルを使って模倣し、artificial は自然ではなく人間が人工的に作り出したことを表します。

We had a virtual meeting via video call.

物理的な実体はないが実質的に機能しているニュアンスです。

simulated

The pilots trained in a simulated environment.

現実の状況や動きを模倣・再現しているニュアンスです。

The food contains no artificial colors.

自然界にはなく人間が人工的に作ったニュアンスです。

よくある間違い

× It is a virtual impossible task. ○ It is a virtually impossible task. → 形容詞 impossible を修飾するには、形容詞 virtual ではなく副詞 virtually を使います。

× I had a virtual with him. ○ I had a virtual meeting with him. → virtual は形容詞なので、単独で名詞のように使えず、直後に meeting などの名詞が必要です。

コラム

豆知識

virtual はもともと光学の分野で「虚像(virtual image)」を表す専門用語でした。鏡に映った「実体はないが見える像」を指すこの言葉が、やがてコンピュータ上の「仮想空間」を表す言葉へと進化しました。

リアルな使われ方

ネイティブのビジネスシーンでは、雑談や親睦を深めるためのオンライン飲み会を virtual happy hour、気軽なオンライン休憩を virtual coffee と呼びます。リモート環境下のコミュニケーションを円滑にする実用的な表現です。

映画・音楽での使われ方

イギリスのバンド Jamiroquai の大ヒット曲『Virtual Insanity(ヴァーチャル・インサニティ)』は、テクノロジーに依存する人類の「事実上の狂気」を歌った名曲です。タイトルだけでこの単語の持つ深い意味が伝わります。

イディオム・定型句

定型句virtual reality

仮想現実

He is developing a new virtual reality game.

定型句a virtual unknown

全くの無名の人や物事

The actor was a virtual unknown before this movie.

定型句virtual private network

仮想的な専用回線(VPN)

I use a virtual private network for security.

virtualを使った会話例

火曜の朝、リモートワーク中の同僚とチャットで

A

Are we still having the virtual meeting at 10 AM?

B

Yes, but the new manager is a virtual unknown to me.

A

Do not worry. I heard he is very friendly.

B

That is good to hear. The project is at a virtual standstill.

A

I know. We need a real breakthrough to move forward.

B

Let's discuss it in the meeting. I will send the link now.

A

Thanks! See you in the virtual room.

文化的背景

リモートワークの普及により、virtual は単なるIT用語の枠を超え、「オンラインで行う」という意味合いで日常的に使われるようになりました。ビジネスだけでなく、友人との交流などプライベートな場面でも頻出します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. virtual とは?

物理的な実体はないが、実質的には本物と同じように機能している状態のことです。『We had a virtual meeting.(オンライン会議をした)』のようにIT関連でよく使われます。

Q. virtual は「仮想の」以外にどんな意味がありますか?

「事実上の」「実質的な」という意味でも頻繁に使われます。『It is a virtual impossibility.(それは事実上不可能だ)』のように、名目上は違っても実態はそうだと言いたい時に便利です。

Q. virtual と online の違いは?

online はインターネットに接続されている状態そのものを指します。一方 virtual は、現実のものをデジタル空間で代替している点に焦点が当たり、『a virtual tour(バーチャルツアー)』のように使います。

Q. virtual から派生した virtually とはどういう意味ですか?

「事実上」という意味から発展し、「ほとんど」「実質的に」という意味の副詞として日常会話でよく使われます。『I have virtually no money.(お金がほとんどない)』のように用います。

Q. virtual は「バーチャル」と発音して通じますか?

カタカナの「バーチャル」では通じにくいです。最初の「v」は下唇を軽く噛んで濁らせ、後半は「チュアル」ではなく「チョル」のように曖昧に発音し、『a virtual assistant』のように滑らかに繋げます。

CHECK QUIZ

Q: 人工着色料などの「人工的な」を表すのに最適な形容詞は?

Q: 「その計画は事実上不可能だ」の自然な表現は?

Q: 「a virtual monopoly」の意味として適切なものは?