suffice
- (動)十分である、足りる
発音のコツ
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suffice は最初の母音の力を抜き、曖昧な音の /ə/(シュワー)で「サ」と「ス」の中間のように発音します。アクセントは後半の fice にあり、「ファイス」と二重母音 /aɪ/ をはっきりと響かせます。最後の /s/ は息を鋭く吐き出して終わらせてください。「サファイス」と平坦にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- suffices
- 進行形(-ing)
- sufficing
- 過去形
- sufficed
- 過去分詞
- sufficed
コアイメージ
要求や必要性を満たすのに十分であること、がコアイメージです。量や質が基準に達しており、それ以上は必要ないことを伝える時に使います。
sufficeの意味・例文
動詞
十分である、足りる
to be enough or adequate for a particular purpose
A brief summary of the report will suffice.
レポートの簡単な要約で十分です。
ビジネスメールなどで、相手に多くを求めない時に使います。
A simple thank you will suffice.
シンプルな「ありがとう」だけで十分です。
感謝の言葉だけで十分だと伝えるスマートな表現です。
The available data should suffice to prove the theory.
利用可能なデータは理論を証明するのに十分なはずです。
suffice to do で「〜するのに十分である」という意味になります。
語源
suffice は、接頭辞 sub-(下に)とラテン語の facere(作る、する)から成り立っています。もともとは「不足を補うために下から供給する」という成り立ちで、そこから「必要を満たす」「十分である」という現在の意味に発展しました。同じ facere(作る)の語根を持つ関連語には、factory(工場)があります。
派生語・ファミリー
sufficeの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
suffice は必要を満たすのに十分であることを、satisfy は人の欲求や条件を完全に満たすことを、do は口語でとりあえず間に合うことを表します。
よくある間違い
× A quick check will sufficient. ○ A quick check will suffice. → suffice は動詞、sufficient は形容詞です。助動詞 will の後には動詞の原形を置きます。
× The explanation was not sufficed. ○ The explanation did not suffice. → suffice は自動詞として「十分である」という意味を持つため、受動態にはしません。
コラム
豆知識
suffice はラテン語の sufficere(下に置く、代わりになる)に由来します。古代ローマでは、任期途中で辞任した執政官の「代わりを務める補充の執政官」を consul suffectus と呼びました。この「不足を補う」という歴史的背景が、現在の「十分である」という意味につながっています。
リアルな使われ方
ネイティブはビジネスメールで「〜で十分です」と伝える際、「A quick email will suffice.」のように使います。相手に手間をかけさせないよう、簡単な対応で問題ないことをスマートに伝える便利な表現です。ビジネスシーンで頻出します。
映画・音楽での使われ方
映画やドラマのセリフで、長々とした説明を省きたい時に「Suffice it to say...(〜と言うにとどめておこう)」という表現がよく登場します。あえて詳細を語らないことで、かえって事態の深刻さや面白さをほのめかす効果的なフレーズです。
イディオム・定型句
〜と言うにとどめておこう
“Suffice it to say that the meeting was a disaster.”
〜と言うだけで十分だ
“It will suffice to say we are happy.”
十二分である
“The current budget will more than suffice.”
sufficeを使った会話例
プロジェクトの予算会議で
Do you think this budget is sufficient for the event?
Yes, I believe this amount should suffice.
Understood. Do you need a detailed estimate right now?
No, a brief summary will suffice for the initial phase.
What if the funds run out unexpectedly?
We will request more, but this will do for now.
文化的背景
suffice は be enough と比較してややフォーマルな響きを持つため、ビジネスメールや学術論文、公式な場面で好んで使われます。日常会話ではよりカジュアルな表現が好まれます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. suffice とは?
要求や目的を満たすのに十分であることを表す動詞です。『A short message will suffice.(短いメッセージで十分です)』のように、ビジネスや日常で使われます。
Q. suffice と be enough の違いは?
意味はほぼ同じですが、suffice の方がフォーマルで硬い響きがあります。日常会話では『That is enough.』が一般的ですが、ビジネス文書では『This document will suffice.』のように使われます。
Q. suffice はどんな文型で使いますか?
主に自動詞として使い、後ろに for や to 不定詞を伴うことが多いです。『This amount will suffice for the project.(この金額でプロジェクトには十分です)』のように表現します。
Q. suffice の形容詞形や名詞形は?
形容詞形は sufficient(十分な)、名詞形は sufficiency(十分なこと)です。『We have sufficient time.(十分な時間があります)』のように、品詞を使い分けることが大切です。
Q. suffice it to say とはどういう意味ですか?
「〜と言うにとどめておこう」「〜と言うだけで十分だ」という意味の定型の前置き表現です。『Suffice it to say, we won.(私たちが勝ったと言うだけで十分でしょう)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 「とりあえずこのペンで間に合うよ」とカジュアルに言うのに最適な動詞は?
Q: 「この少額の予算でプロジェクトには十分だ」の自然な表現は?
Q: 「私たちは問題を解決するのに『十分な』時間がある」の空欄に入る語は?