substance
- (名)物質、材料
- (名)本質、中身、実質
- (名)薬物、違法薬物
発音のコツ
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substance は最初の母音「ʌ」にアクセントを置きます。口をあまり開けず、短く「ア」と発音してください。続く「b」は唇を閉じて弾かせ、「stəns」は力を抜いた曖昧な母音で「スタンス」と発音します。カタカナの「サブスタンス」のように全てに母音を入れず、子音を意識して滑らかに繋げましょう。
活用形
- 複数形
- substances
コアイメージ
「目に見える具体的な物質」や「物事の根底にある本質・中身」がコアイメージです。物理的な材料を指す時や、話の内容に実があるかどうかを表現したい時に使います。
substanceの意味・例文
名詞
物質、材料
A particular kind of matter with uniform properties.
Toxic substances were found in the river.
川から有毒物質が発見されました。
toxic substance(有毒物質)はニュースで頻出する表現です。
He stepped on a sticky green substance.
彼は緑色のネバネバした物質を踏んでしまいました。
正体が分からない物理的な物体を指す時にも使えます。
The chemical substance reacts strongly with water.
その化学物質は水と強く反応します。
科学の分野で特定の性質を持つ物質を表す際に適しています。
本質、中身、実質
The real or essential meaning or part of something.
His proposal looks good but lacks substance.
彼の提案は良さそうに見えますが、中身がありません。
lack substance で「中身がない」という批判的なニュアンスになります。
We agree on the substance of the plan.
私たちはその計画の本質的な部分で合意しています。
細かい点ではなく、根本的な実質を指す時に使います。
The speech was mostly rhetoric with little substance.
その演説はほとんどが美辞麗句で、中身がありませんでした。
政治家の発言などが具体性に欠けることを指摘する表現です。
薬物、違法薬物
An illegal drug or a dangerous chemical.
He was arrested for possessing a banned substance.
彼は禁止薬物所持の疑いで逮捕されました。
麻薬や違法な薬物を指す婉曲的な表現として使われます。
Substance abuse is a serious public health issue.
薬物乱用は深刻な公衆衛生問題です。
substance abuse(薬物乱用)は医療や社会問題の定型句です。
The athlete tested positive for an illegal substance.
その選手は違法薬物の陽性反応が出ました。
スポーツのドーピング検査の文脈でも頻繁に登場します。
語源
substance は接頭辞 sub-(下に)と stare(立つ)から成り立っています。表面的なものの「下に立っている」もの、つまり物事の基礎や実体という成り立ちから、「物質」や「本質」という意味に発展しました。同じ stare(立つ)の語根を持つ関連語には、distance(距離・離れて立つこと)があります。
派生語・ファミリー
substanceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
substance は固有の性質を持つ特定の物質や本質を、material は何かを作るための材料を、matter は空間を占める一般的な物質や事柄を表します。
よくある間違い
× His speech had no substances. ○ His speech had no substance. → 「中身・本質」という意味で使う場合、不可算名詞になるため複数形にはしません。
× He bought a substance to build a desk. ○ He bought a material to build a desk. → 工作や建築の「材料」と言いたい場合は material を使うのが自然です。
コラム
豆知識
哲学の世界では、substance は「実体」と訳されます。アリストテレスやデカルトなどの哲学者は、変化する世界の中で「それ自身で存在し、他の何にも依存しない根本的なもの」を substance と呼び、深く議論してきました。
リアルな使われ方
ネイティブは、資産や社会的地位がある有力者を a person of substance と表現することがあります。単にお金持ちというだけでなく、人格や実績において「中身のある、しっかりした人物」という敬意を込めた響きがあります。
映画・音楽での使われ方
医療ドラマ『Dr. HOUSE(House M.D.)』などでは、薬物依存症の患者を扱うエピソードで substance abuse(薬物乱用)という言葉が頻繁に登場します。アメリカの社会問題を反映したリアルな表現です。
イディオム・定型句
中身より見た目、見掛け倒し
“His presentation was style over substance.”
実質的には、要するに
“They agreed with the proposal in substance.”
資産家、実力者、中身のある人
“She proved to be a woman of substance.”
substanceを使った会話例
水曜の午後、会議室で同僚と
What did you think of the new marketing proposal?
Honestly, it was style over substance.
I agree. The design was great, but it lacked concrete data.
We need them to provide more reference material.
Should I ask them to add more substance to the report?
Yes. Right now, the core matter is completely missing.
文化的背景
英語圏のニュースや医療現場では、麻薬や違法な薬物を直接 drugs と呼ばず、婉曲的に controlled substance(規制物質)や illegal substance と表現することが多くあります。公的な場での配慮として非常に一般的な表現です。
よくある質問
Q. substance とは?
物理的な「物質」や、物事の「本質・中身」を表す名詞です。『toxic substances(有毒物質)』のように科学やニュースで使われるほか、『lack substance(中身がない)』のようにビジネスでも頻出します。
Q. substance と material の違いは?
substance は化学的・物理的な性質を持つ「物質」そのものを指します。一方の material は『building materials(建築資材)』のように、何かを作るための「材料」や「素材」という目的を持ったものを指します。
Q. 「中身がない」は英語でどう言いますか?
lack substance という表現が便利です。『His argument lacks substance.(彼の主張には中身がない)』のように、説得力や具体的な根拠に欠ける意見や提案を批判する際によく使われます。
Q. style over substance とはどういう意味ですか?
「中身よりも見た目」という意味で、見掛け倒しであることを批判するフレーズです。『The movie was style over substance.(その映画は映像美だけで中身がなかった)』のように、映画やデザインの評価で頻出します。
Q. substance が「薬物」という意味になるのは本当ですか?
はい、特にニュースや医療の文脈では違法薬物や危険な薬品を指す婉曲表現として使われます。『substance abuse(薬物乱用)』や『an illegal substance(違法薬物)』は非常によく見る定型表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「家を建てるための建築資材」の自然な表現は?
Q: 「His speech lacked substance.」の意味は?
Q: 「薬物乱用」を意味する一般的な表現は?