subsistence
- (名)最低限の生活、生計
発音のコツ
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subsistence は2番目の音節「sis」にアクセントを置きます。最初の「sub」は口をリラックスさせて曖昧な「サ」と発音し、「sis」は「シ」ではなく「スィ」と鋭く息を出します。最後の「tence」も力を抜き、曖昧な「タンス」のように軽く添えるのがコツです。「サブシステンス」と平坦にならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- subsistences
- 通常は不可算名詞ですが、稀に複数形で使われます
コアイメージ
生きていくために必要最低限の食糧や収入を維持することがコアイメージです。自給自足の農業や、ギリギリの生活水準について客観的に述べる時に使います。
subsistenceの意味・例文
名詞
最低限の生活、生計
The state of having just enough money or food to stay alive.
Many families in the region rely on subsistence farming.
その地域の多くの家族は自給自足農業に依存しています。
subsistence farming(自給農業)は頻出の専門用語です。
The refugees are living below the subsistence level.
難民たちは最低生活水準を下回る生活を送っています。
subsistence level(最低生活水準)の形でよく使います。
They receive a minimal allowance for their daily subsistence.
彼らは日々の生計のために最低限の手当を受け取っています。
生きていくための糧や維持費を客観的に表します。
語源
subsistence は、接頭辞 sub-(下に)とラテン語の sistere(立つ、留まる)から成り立っています。下の方でかろうじて立っている、つまり「最低限の状態で存在し続ける」という成り立ちから、現在の「最低限の生活」や「生計」という意味に発展しました。同じ sistere(立つ)を語根に持つ関連語には、exist(存在する)や resist(抵抗する)があります。
派生語・ファミリー
subsistenceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
subsistence は命をつなぐ最低限の生活を、livelihood は職業など日常的な生計手段を、sustenance は生命を維持するための食物や栄養を指します。
よくある間違い
× He lost his subsistence when the factory closed. ○ He lost his livelihood when the factory closed. → 職業や仕事としての生計手段には livelihood を使います。subsistence は最低限の命の維持です。
× They farm for the subsistence. ○ They farm for subsistence. → subsistence は不可算の抽象名詞として使われることが多く、通常は冠詞をつけません。
コラム
豆知識
subsistence は、接頭辞 sub-(下に)とラテン語の sistere(立つ)から派生した言葉です。かつてのヨーロッパでは、農民が領主に作物を納めた後、自分たちが生きるために手元に残したギリギリの食糧を指す言葉として使われ、それが現代の「最低生活」という意味に繋がっています。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話よりも、ニュースやドキュメンタリー番組でよく耳にします。特に発展途上国の貧困問題を報じる際、below the subsistence level(最低生活水準を下回る)というフレーズが、状況の深刻さを客観的に伝える定型表現として頻繁に使われます。
映画・音楽での使われ方
2007年の映画『Into the Wild』では、主人公がアラスカの大自然の中で自給自足の生活を試みます。このような現代社会から離れて極限の環境で生き抜く状況は、まさに bare subsistence(かろうじての生存)を体現した作品として知られています。
イディオム・定型句
かろうじて命をつなぐ最低限の生活
“They were reduced to a bare subsistence.”
苦労してどうにか生計を立てる
“The family managed to eke out a subsistence.”
subsistenceを使った会話例
大学のゼミで、環境問題について議論する
Did you read the article about subsistence farming in rural areas?
Yes. It is surprising how many people still rely on it for their livelihood.
Exactly. They often struggle to maintain a bare subsistence when crops fail.
Global warming is making it harder for them to find basic sustenance.
I agree. We need to find ways to raise them above the subsistence level.
That will be the main topic of our presentation next week.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。経済学や社会学の分野では、「subsistence wage(最低生活賃金)」など、貧困問題や労働環境を議論する際の重要な専門用語として頻繁に登場します。
よくある質問
Q. subsistence とは?
生きていくために必要最低限の食糧やお金を維持することです。『They live below the subsistence level.(彼らは最低生活水準以下で暮らしている)』のように、ギリギリの生活状況を説明する時に使います。
Q. subsistence と livelihood の違いは?
subsistence は命をつなぐための最低限の生活を指します。一方の livelihood は、職業や仕事を通じた日常的な生計手段です。『Fishing is his livelihood.(釣りは彼の生計手段だ)』のように使い分けます。
Q. subsistence farming とはどういう意味ですか?
農家が市場で売るためではなく、自分たち家族が食べる分だけを生産する「自給農業」のことです。『They rely on subsistence farming.(彼らは自給農業に頼っている)』は地理や歴史の頻出表現です。
Q. 動詞形はありますか?
はい、動詞形は subsist(生きていく、存続する)です。少ない食糧やお金でどうにか命をつなぐニュアンスで、『They subsist on rice and beans.(彼らは米と豆で食いつないでいる)』のように使われます。
Q. eke out a subsistence とはどんな状況ですか?
非常に苦労しながら、かろうじて最低限の生計を維持している状況を指します。『He eked out a subsistence by selling firewood.』のように、やっとの思いで食いつなぐ過酷さを強調する表現です。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は漁業を『生計手段』としている」の最適な名詞は?
Q: 「自給農業」を意味する地理・経済の専門用語は?
Q: 「live below the subsistence level」が表す状況は?