strait

  • ()海峡
  • ()苦境、困窮
UK/streɪt/

発音のコツ

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strait の発音は /streɪt/ で、straight と全く同じです。冒頭の「str」は母音を入れずに「ストゥル」と子音を連続させます。二重母音の「eɪ」は「エィ」と滑らかに変化させ、最後の「t」は舌先を上の歯茎の裏に当てて短く息を止めます。カタカナの「ストレイト」のように母音を引き延ばさないよう注意してください。

活用形

複数形
straits
「苦境」の意味では通例この複数形を用います

コアイメージ

陸地に挟まれた狭い水路、または逃げ場のない窮地であることがコアイメージです。主に地理的な海峡を指す時や、経済的・精神的に困難な状況を表す時に使います。

straitの意味・例文

名詞

可算

海峡

A narrow passage of water connecting two large areas of water.

アカデミック

The ship safely navigated the narrow strait.

その船は狭い海峡を安全に航行しました。

地理的な水路を表す最も基本的な使い方です。

ニュース

The government closed the strait to foreign vessels.

政府は外国船に対して海峡を封鎖しました。

国際情勢やニュースで頻出する表現です。

日常会話

We took a ferry across the strait.

私たちはフェリーに乗って海峡を渡りました。

日常的な移動手段について話す際にも使われます。

countable (usually plural)

苦境、困窮

A situation of extreme difficulty, trouble, or poverty.

ビジネス

The small business is in dire straits.

その中小企業はひどい苦境に立たされています。

dire straits は非常に深刻な状況を示す定番フレーズです。

ニュース

He found himself in financial straits after losing his job.

彼は職を失い、財政的な苦境に陥りました。

金銭的な困難を表す際によく用いられます。

フォーマル

The economy is in desperate straits right now.

現在、経済は絶望的な状況にあります。

社会全体や国の深刻な危機を表現できます。

語源

strait はラテン語の strictus(引き締められた)から派生しました。両側から引き締められて狭くなった場所という成り立ちから、「狭い海峡」や「身動きの取れない苦境」という意味に発展しました。同じ strictus の語根を持つ関連語には、strict(厳しい)や strain(負担)があります。

派生語・ファミリー

動詞straiten
形容詞straitened

straitの使い方

よく使う組み合わせ

in dire straits (ひどい苦境にある)financial straits (財政的困難)cross the strait (海峡を渡る)economic straits (経済的苦境)a narrow strait (狭い海峡)

使い分け

strait は陸地に挟まれた自然の狭い水路、channel は strait より広めの自然の水路、canal は人工的に造られた運河を指します。

The ship navigated the narrow strait safely.

陸地に挟まれた狭い自然の水路というニュアンスです。

We crossed the English Channel by ferry.

strait より幅が広く、2つの陸地を隔てる水路を指します。

The Panama Canal connects two oceans.

交通や灌漑のために人工的に掘られた水路を表します。

よくある間違い

× Go strait ahead. ○ Go straight ahead. → まっすぐという意味の straight と、海峡・苦境を意味する strait は同音異義語なので綴りに注意が必要です。

× They are on dire straits. ○ They are in dire straits. → 苦境という状態は空間的な広がりを持つため、前置詞には on ではなく in を使います。

コラム

豆知識

strait はラテン語の strictus(引き締められた)が語源です。ネクタイをきつく締めるように、陸地が迫って水路が「引き締められた」場所だから海峡と呼ばれます。strict(厳しい)と根っこが同じだと知ると、窮屈なイメージが掴みやすくなります。

リアルな使われ方

経済ニュースでは、financial straits(財政難)や economic straits(経済的苦境)という表現が頻出します。企業が倒産寸前の時や、国が深刻な不況に陥った際に、単なる problem よりも切迫したニュアンスを伝えるために使われます。

映画・音楽での使われ方

1970 年代後半に結成されたイギリスの伝説的ロックバンド「Dire Straits(ダイアー・ストレイツ)」は、この単語を冠しています。結成当時、彼らが「ひどい金欠(dire straits)」状態だったことがバンド名の由来だと言われています。

イディオム・定型句

イディオムdire straits

ひどい苦境、切羽詰まった状況

The company is in dire straits.

定型句in desperate straits

絶望的な状況で

They found themselves in desperate straits.

straitを使った会話例

ニュース番組の打ち合わせで

A

The main story today is about the shipping crisis in the strait.

B

Right. Many cargo ships are avoiding that narrow water passage.

A

Because of that, several logistics companies are in dire straits.

B

It is a huge problem. Will they use the artificial canal instead?

A

Yes, but the canal has limited capacity.

B

I see. Let's make sure to explain the financial straits clearly.

文化的背景

海洋国家であるイギリスや、世界中に航路を持つアメリカにとって、海峡(strait)の封鎖は経済・安全保障上の重大な関心事です。「dire straits(ひどい苦境)」という表現も、航海中の座礁や身動きが取れなくなる恐怖から日常語として定着しました。

よくある質問

Q. strait とは?

海峡、または経済的・精神的な苦境のことです。『The ship crossed the strait.(船が海峡を渡った)』や『They are in dire straits.(彼らはひどい苦境にある)』のように使います。

Q. strait と straight の違いは?

発音は全く同じですが、意味と綴りが異なります。straight は「まっすぐな」、strait は「海峡・苦境」なので、『a long straight road(長くまっすぐな道)』のように使い分けます。

Q. 「苦境」という意味で使う時の注意点は?

困難な状況を表す時は、通常 straits と複数形で使い、dire(ひどい)などの形容詞を伴います。『The company is in financial straits.(その企業は財政難に陥っている)』のように表現します。

Q. straitjacket とは関係がありますか?

はい、strait には元々「狭い、窮屈な」という意味があり、そこから派生した言葉です。『He was put in a straitjacket.(彼は拘束衣を着せられた)』のように、動きを制限する衣服を指します。

Q. 地図で Strait of 〜 とあるのは何ですか?

特定の海峡の名前を表す地理用語です。『the Strait of Magellan(マゼラン海峡)』のように、大文字で始まり、of の後に地名が続くのが一般的です。

CHECK QUIZ

Q: 「The business is in dire straits.」の straits の意味は?

Q: 人工的に造られた水路である「パナマ運河」を英語で言うと?

Q: 「Go straight ahead.」の straight と strait の関係は?