sphere

  • ()球、球体
  • ()領域、分野、範囲
UK/sfɪr/

発音のコツ

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sphere の発音は /sfɪr/ です。日本人がつまづきやすいのは最初の「sf」の連続音です。「ス」と発音した直後に、上の前歯で下唇を軽く噛んで摩擦音の「f」を出します。続く母音は「イ」と「エ」の中間のような音で短く発音し、最後に舌を丸めて「r」の音を添えます。「スフィア」とベタッとしたカタカナ音にならないよう注意してください。

活用形

複数形
spheres

コアイメージ

完全な丸い立体、または活動や影響が及ぶ特定の範囲がコアイメージです。物理的な球体のほか、知識や興味、社会的な領域を表したい時に使います。

sphereの意味・例文

名詞

可算

球、球体

A solid shape that is perfectly round like a ball.

アカデミック

The Earth is not a perfect sphere.

地球は完全な球体ではありません。

幾何学や天文学の文脈で頻出します。

日常会話

The children were playing with a glowing sphere.

子供たちは光る球体で遊んでいました。

ボール状の物体を客観的に指す時に使えます。

ニュース

A mysterious metallic sphere washed up on the beach.

謎の金属製の球体がビーチに打ち上げられました。

未知の丸い物体をニュースなどで表現する際に適しています。

可算

領域、分野、範囲

An area of activity, interest, or expertise.

ビジネス

This matter is outside my sphere of influence.

この件は私の影響が及ぶ範囲外です。

sphere of influence(勢力圏、影響範囲)は頻出フレーズです。

ニュース

Women's roles in the public sphere have expanded.

公的な領域における女性の役割は拡大しました。

public sphere(公共圏)などの社会的な文脈で使われます。

アカデミック

He is a respected researcher in the academic sphere.

彼は学術の分野で尊敬される研究者です。

専門的な活動領域を指す時に適しています。

語源

sphere はギリシャ語の sphaira(球、ボール)からラテン語を経て英語に入りました。当初は天文学における「天球」や幾何学的な「球体」を指していましたが、そこから「特定の星が支配する領域」という考えが生まれ、現代の「活動領域」という比喩的な意味へ発展しました。同じ語根を持つ関連語には、atmosphere(大気圏、雰囲気)があります。

派生語・ファミリー

形容詞spherical
副詞spherically

sphereの使い方

よく使う組み合わせ

a perfect sphere (完全な球体)public sphere (公共圏)sphere of influence (勢力圏)outside one's sphere (〜の領域外で)political sphere (政治の分野)

使い分け

sphere は幾何学的に完全な球体や抽象的な領域を、ball は遊びやスポーツで使う身近な丸い物体を、globe は地球そのものや球体模型を指します。

The formula calculates the volume of a sphere.

数学や科学における厳密な球体や抽象的な領域を表します。

He threw the ball to his dog.

スポーツや遊びで使われる一般的な丸い物体を表します。

We export our products across the globe.

地球全体や地球儀など、世界規模の広がりを表します。

よくある間違い

× He threw a sphere to me. ○ He threw a ball to me. → 日常的な遊びで投げるボールには ball を使います。sphere は幾何学的で堅い表現です。

× I want to work in the business sphere of influence. ○ I want to work in the business sphere. → 単に「ビジネス分野」と言いたい場合は sphere のみを使います。sphere of influence は「勢力圏」という意味になります。

コラム

豆知識

古代ギリシャの哲学者たちは、宇宙は地球を中心とした幾何学的に完璧な「天球(celestial spheres)」で構成されていると考えていました。星々がこの天球とともに回転する際に発する調和の取れた音を「天球の音楽(music of the spheres)」と呼び、文学や芸術のモチーフとして現代にも受け継がれています。

リアルな使われ方

ビジネスシーンでは、自分の権限や責任が及ぶ範囲を sphere of influence(影響圏)と表現します。会議などで「それは私の管轄外です」と丁寧に伝えたい時に「That is outside my sphere of influence.」というフレーズがよく使われます。角を立てずに断る便利な表現です。

映画・音楽での使われ方

マイケル・クライトンのSF小説であり、1998年に映画化された『スフィア(Sphere)』は、海底で発見された謎の巨大な球体を巡る心理スリラーです。タイトル自体が、完璧な形状を持つ未知の物体に対する不気味さや神秘性を効果的に表現しています。

イディオム・定型句

定型句sphere of influence

勢力範囲、影響圏

The country expanded its sphere of influence in the region.

定型句public sphere

公共圏、公的な領域

The debate should take place in the public sphere.

イディオムmusic of the spheres

天球の音楽、宇宙の調和

The poet wrote about the beautiful music of the spheres.

sphereを使った会話例

大学のゼミ室で同僚と

A

Are you focusing on the political sphere for your research?

B

Yes, I am analyzing how information spreads in the public sphere.

A

That sounds interesting. Does it cover a global scale?

B

Actually, I am limiting it to the cultural sphere of Europe.

A

I see. It is important to define your sphere of influence clearly.

B

Exactly. Otherwise, the topic becomes too broad like a giant globe.

文化的背景

英語圏では、社会を public sphere(公共圏)と private sphere(私的圏)に分けて議論することがよくあります。政治やビジネスの場と、家庭や個人の生活を区別する考え方です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. sphere とは?

完全な球体、または活動や影響が及ぶ領域のことです。『the political sphere(政治の分野)』のように、社会的な範囲を指す際にもよく登場します。

Q. 領域という意味で使う時の前置詞は?

一般的に in を使って「in the 〜 sphere(〜の分野で)」と表現します。『She works in the academic sphere.(彼女は学術分野で働いている)』のように使います。

Q. sphere と circle の違いは?

circle は平面上の円を指すのに対し、sphere は立体的な球を指します。『a circle on the paper(紙の上の円)』と『a sphere in space(空間にある球体)』のように使い分けます。

Q. sphere of influence とはどういう意味ですか?

「勢力圏」や「影響が及ぶ範囲」という意味の定型表現です。『That is outside my sphere of influence.(それは私の影響の及ばない範囲です)』のようにビジネスや政治で使われます。

Q. sphere の形容詞形は何ですか?

形容詞形は spherical(球状の)です。『The object is spherical in shape.(その物体は球状をしている)』のように、立体の形状を説明する際に使います。

CHECK QUIZ

Q: 「彼は犬にボールを投げた」の自然な英語は?

Q: 「公的な領域(公共圏)で」を意味する自然な表現は?

Q: 「This is outside my sphere.」の意味として最も適切なものは?