sigh
- (動)ため息をつく
- (動)ため息交じりに言う
- (名)ため息
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
sigh は /saɪ/ と発音します。最初の子音 /s/ は、歯を閉じて舌先を前歯の裏に近づけ、隙間から鋭く息を摩擦させて「ス」と出します。続く母音 /aɪ/ は「ア」と口を大きく開けた後、滑らかに「イ」へと移行する二重母音です。語尾の「gh」は発音しない黙字(サイレントレター)なので、「サイグ」と読まないように注意してください。
活用形
- 三単現
- sighs
- 進行形(-ing)
- sighing
- 過去形
- sighed
- 過去分詞
- sighed
- 複数形
- sighs
コアイメージ
疲れ、安堵、悲しみなどの感情を乗せて、息を長く吐き出すことがコアイメージです。言葉にならない深い感情を息づかいで表現したい時に使います。
sighの意味・例文
動詞
ため息をつく
To breathe out slowly and noisily, expressing tiredness, sadness, or relief.
She sighed deeply when she saw the messy room.
彼女は散らかった部屋を見て深いため息をつきました。
落胆や疲れから息を吐き出す最も一般的な使い方です。
He sighed and accepted the additional tasks.
彼はため息をつき、追加の業務を引き受けました。
不本意ながらも状況を受け入れるニュアンスが含まれます。
The professor sighed over the poor test results.
教授はひどいテスト結果にため息をつきました。
sigh over で「〜についてため息をつく」と表現します。
ため息交じりに言う
To say something while breathing out heavily.
"I am so exhausted today," she sighed.
「今日は本当に疲れた」と彼女はため息交じりに言いました。
直接話法と組み合わせて、話し手の疲労感を表現します。
"Not again," he sighed, staring at the screen.
「またか」と彼は画面を見つめながらため息交じりに言いました。
呆れや諦めの気持ちを含んで言葉を発する時に使います。
The manager sighed that the budget was too tight.
マネージャーは予算が厳しすぎるとため息交じりに語りました。
that節を伴って、憂鬱な事実を述べる際にも使えます。
名詞
ため息
A long, deep, audible exhalation expressing sadness, relief, or tiredness.
He let out a heavy sigh of frustration.
彼はフラストレーションから重いため息をもらしました。
let out a sigh で「ため息をもらす」という定型表現です。
The crowd let out a collective sigh of disappointment.
群衆は一斉に失望のため息をもらしました。
集団の感情が一つになった様子を描写できます。
She gave a sigh of resignation and signed the paper.
彼女は諦めのため息をつき、書類にサインしました。
a sigh of の後に感情を表す名詞を続ける形が頻出します。
語源
sigh の語源は、古英語の sīcan(ため息をつく、深く息をする)に由来します。これは人が息を吐き出す時の「スィー」という音を模倣した擬音語から生まれたとされています。言葉で表せない感情が、長く息を吐く動作として現れることから現在の意味に発展しました。同じく音を模倣して生まれた感情表現の関連語には、sob(すすり泣く)があります。
派生語・ファミリー
sighの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
sigh は感情を込めて息を長く吐き出し、gasp は驚きなどで息を短く吸い込み、groan は苦痛や不満で低くうめく音を出します。
よくある間違い
× I sighed a relief when the test was over. ○ I breathed a sigh of relief when the test was over. → 「安堵のため息をつく」は動詞ではなく名詞を用いて、breathe a sigh of relief とするのが定型表現です。
× She sighed about the heavy rain. ○ She sighed over the heavy rain. → 「〜のことでため息をつく」と原因を示す場合は、about よりも over を使うのが一般的で自然です。
コラム
豆知識
英語には発音しない文字(黙字)を含む単語が多くあり、sigh の「gh」もその一つです。古英語の時代には「gh」にあたる部分を喉の奥で摩擦させる音として実際に発音していました。時代とともに発音しやすさが優先されて音は消えましたが、綴りだけが歴史の痕跡として残っています。
リアルな使われ方
ネイティブはチャットや SNS で、実際にため息をつく代わりに「*sigh*」とアスタリスクで囲んで書き込むことがあります。これは自分の落胆や呆れた感情、疲れを文字だけで相手に伝えるための視覚的なテクニックです。言葉を添えずにこれだけで返信することもあります。
映画・音楽での使われ方
多くの音楽作品で、ため息は切なさや恋心の象徴として描かれます。例えば、ロックバンドのエアロスミス(Aerosmith)の楽曲など様々なラブソングの中で、叶わない恋や相手を想う気持ちを表現するために sigh という言葉が効果的に使われています。
イディオム・定型句
安堵のため息をつく
“We finally breathed a sigh of relief.”
ため息をつく
“She heaved a heavy sigh of disappointment.”
〜を恋い慕う、切望する
“He continues to sigh for the good old days.”
sighを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
I finally finished the weekly sales report.
You just let out a deep sigh, didn't you?
Yes. It has been a long week. I can only sigh right now.
I know. I also groan when I see my heavy workload.
At least the weekend is here. Let's not sigh over work anymore.
Agreed. I just breathed a sigh of relief. Let's go home.
文化的背景
英語圏でも、ため息は「疲れ」「落胆」「退屈」といったネガティブな感情のサインとして受け取られることが多いため、フォーマルな場で頻繁にため息をつくのは失礼にあたります。ただし、安堵(relief)を表すポジティブなため息も日常的に使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. sigh とは?
疲れや安堵、悲しみなどの感情を込めて、長く息を吐き出す動作やその音を指します。『He let out a deep sigh.(彼は深いため息をついた)』のように、日常会話や小説などで頻出します。
Q. sigh と gasp の違いは?
息の向きと感情が異なります。sigh は疲れや安堵で息を「吐き出す」のに対し、gasp は驚きや恐怖で息を「短く吸い込む」動作です。『She gave a gasp of surprise.(彼女は驚いて息をのんだ)』のように使います。
Q. 「安堵のため息をつく」はどう言いますか?
名詞として使い、breathe a sigh of relief と表現するのが定番です。『We breathed a sigh of relief.(私たちは安堵のため息をついた)』のように、困難が去った後の安心感を表します。
Q. 動詞 sigh の後に続く前置詞は?
原因を示す場合は over や at をよく使います。『He sighed over the bad news.(彼は悪い知らせにため息をついた)』のように、変えられない状況に対する落胆や悲しみを表現します。
Q. sigh は言葉を伴って使えますか?
はい、他動詞として「ため息交じりに言う」という意味で使えます。『"I am so tired," she sighed.(「とても疲れた」と彼女はため息交じりに言った)』のように、直接話法とともに小説などでよく見られます。
CHECK QUIZ
Q: 突然の恐ろしい光景を見て「息をのむ」動作に最適な動詞は?
Q: 「安堵のため息をつく」の自然な英語表現は?
Q: 小説の文「"I have no money," he sighed.」の sighed の意味は?