ownership
- (名)所有、所有権
- (名)当事者意識、責任
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
ownership の最初の「o」は二重母音の /oʊ/(オゥ)です。「オ」と伸ばすのではなく、口をすぼめて「ウ」の音をしっかり入れます。続く /n/ は舌先を上の歯茎につけて鼻から音を抜き、最後の /ʃɪp/ は唇を丸めて「シュ」と息を出し、短く「プ」で閉じます。
活用形
- 複数形
- ownerships
- 通常は不可算ですが、複数の所有権を区別する際に使われます
コアイメージ
何かを自分のものとして持ち、管理する権利や責任がある状態がコアイメージです。物理的な財産の所有権を示す時や、ビジネスで仕事に対する当事者意識や責任感を表現する時に使います。
ownershipの意味・例文
名詞
所有、所有権
The state or fact of owning something.
We need to transfer the ownership of the property.
その不動産の所有権を移転する必要があります。
transfer ownership で「所有権を移転する」という定型表現です。
Do you have proof of ownership for this vehicle?
この車の所有権を証明するものはありますか。
proof of ownership は車の売買などでよく使われます。
The government claims ownership of the disputed land.
政府はその係争地の所有権を主張しています。
土地や領土の権利を主張する文脈で使われます。
当事者意識、責任
The act of taking responsibility for a problem or project.
Employees should take ownership of their tasks.
従業員は自分の仕事に当事者意識を持つべきです。
take ownership of で「〜に当事者意識を持つ」という意味になります。
The manager praised her strong sense of ownership.
マネージャーは彼女の強い主体性を褒めました。
sense of ownership(当事者意識)もビジネスで頻出します。
Students need to feel ownership over their learning.
学生は自分の学習に対して主体性を感じる必要があります。
教育の分野でも、自発的な学習態度を示す際に使われます。
語源
ownership は、動詞 own(自分のものにする)に人を表す接尾辞 -er がつき、さらに状態や資格を示す接尾辞 -ship が組み合わさってできました。この成り立ちから「所有している状態や権利」へと意味が発展しました。同じ -ship(状態・関係)の語根を持つ関連語には、friendship(友情)があります。
派生語・ファミリー
ownershipの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
ownership は法的な権利としての所有を表し、possession は法的な権利に関わらず物理的に持っている状態を、proprietorship は主に個人事業などの事業の所有権を指します。
よくある間違い
× He has the ownership of the book. ○ He owns the book. → 一般的な日用品を持っていることに対して ownership を使うのは大げさです。動詞 own や have を使いましょう。
× You need to make ownership of your work. ○ You need to take ownership of your work. → 「当事者意識を持つ」は take を使って take ownership と表現します。make は使いません。
コラム
豆知識
ownership はもともと土地や財産といった物理的な権利を表す法律用語として使われていました。しかし、1990年代頃からアメリカのビジネスシーンで「仕事に対する責任感」を表すバズワードとして広まり、現在では評価基準の一つになるほど重要な概念になっています。
リアルな使われ方
ビジネスの現場では、「誰がこのタスクのボールを持っているか」を確認する時に ownership が使われます。会議で「Who has ownership of this?(これの担当・責任者は誰?)」と聞かれることは日常茶飯事であり、役割を明確にするための実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
ビジネス書『Extreme Ownership(エクストリーム・オーナーシップ)』は、元米海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)の指揮官が書いたリーダーシップの名著です。いかなる状況でも言い訳をせず、100%の当事者意識を持つことの重要性を説き、大ベストセラーになりました。
イディオム・定型句
総所有コスト
“You must consider the total cost of ownership.”
当事者意識を持つ、責任を引き受ける
“She decided to take ownership of the project.”
所有する喜び、持ち主としての誇り
“The classic car brings him pride of ownership.”
ownershipを使った会話例
水曜の午後、オフィスで同僚と
Who is going to take ownership of the new marketing campaign?
I think Sarah will. She has a strong sense of ownership.
That makes sense. We need someone to lead it properly.
Exactly. By the way, did we finalize the transfer of ownership for the new software?
Yes, the legal team confirmed it yesterday.
Great. Now we have full possession of the source code.
文化的背景
欧米のビジネス文化では、個人の裁量と責任が強く求められるため、仕事に対して take ownership(当事者意識を持つ)という姿勢が非常に高く評価されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. ownership とは?
何かを法的に所有している状態や権利のことです。『The ownership of the building transferred to him.(ビルの所有権が彼に移った)』のように使います。また、ビジネスでは「当事者意識」という意味でも使われます。
Q. ビジネスで「take ownership」とはどういう意味ですか?
仕事やプロジェクトに対して、自分事として責任を持つ「当事者意識」を意味します。『We need someone to take ownership of this issue.(この問題に責任を持って取り組む人が必要です)』のように、主体性を求める場面で頻出します。
Q. ownership と possession の違いは?
ownership は法的な「権利」に焦点を当てますが、possession は物理的に「持っている状態」に焦点を当てます。『The thief had possession of the stolen goods.』のように、泥棒が盗品を持っている場合は possession になります。
Q. 不動産や車の「名義変更」は英語で何と言いますか?
名義変更は「所有権の移転」と考えて transfer of ownership と表現します。『I need to register the transfer of ownership.(名義変更の登録をする必要があります)』のように手続きの場面で使います。
Q. ownership を動詞で言い換えると?
権利を持っていることをシンプルに伝えるなら own を使います。『He has ownership of the company.』は『He owns the company.(彼が会社を所有している)』と言い換える方が、日常会話では自然に響きます。
CHECK QUIZ
Q: 「泥棒が盗品を所持している」状況を表すのに最適な名詞は?
Q: 「プロジェクトの当事者意識を持つ」の自然な英語表現は?
Q: 「transfer of ownership」が意味する手続きはどれ?