ordeal
- (名)厳しい試練、苦難
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
ordeal は後半の「deal」にアクセントを置きます。最初の「or」は唇を丸めて「オー」と伸ばしながら、舌を丸めて「r」の音を軽く添えます。続く「deal」は、日本語の「ディール」より口を横に引いて「イー」と長めに発音し、最後の「l」は舌先を上の前歯の裏につけて「ル」と響かせます。「オーディール」と平坦にならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- ordeals
コアイメージ
長引く苦痛や過酷な試練がコアイメージです。精神的・肉体的に非常につらい経験や、困難な状況を表現したい時に使います。
ordealの意味・例文
名詞
厳しい試練、苦難
A very painful, difficult, or trying experience.
Surviving the heavy snowstorm was a terrifying ordeal.
その猛吹雪を生き延びたことは恐ろしい試練でした。
災害や事故などの過酷な体験を表す際によく使われます。
The hostages finally returned home after a three-month ordeal.
人質たちは3ヶ月の苦難の末、ついに帰国しました。
長期間にわたる精神的・肉体的な苦痛を表現します。
Going through the audit felt like a never-ending ordeal.
監査を受けることは、終わりのない苦行のように感じられました。
困難な手続きや精神的に疲れる業務を誇張して表すこともあります。
Getting my driver's license renewed was such an ordeal.
運転免許の更新は本当に面倒な苦行だったよ。
日常の面倒な出来事を大げさに表現するカジュアルな使い方です。
語源
古英語の ordāl(物理的な試練)が語源です。中世ヨーロッパで、熱した鉄を持つなどして有罪・無罪を神に判定させる過酷な裁判(trial by ordeal)を指していました。この命がけの判定という歴史的背景から、現在の「非常につらい経験」という意味に発展しました。関連語には、同じ「判断する」という語根に由来する deal(扱う、分配する)があります。
派生語・ファミリー
ordealの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
ordeal は精神的・肉体的に非常につらい過酷な体験を、trial は忍耐や能力が試される困難な状況を、tribulation は長期にわたる深い苦悩や試練を表します。
よくある間違い
× She went through terrible ordeal. ○ She went through a terrible ordeal. → ordeal は可算名詞なので、単数形の場合は冠詞 a/an や所有格が必要です。
× He recovered of his ordeal. ○ He recovered from his ordeal. → 「苦難から回復する」と言う場合は、起点や分離を表す前置詞 from を使います。
コラム
豆知識
ordeal の語源は中世の「神明裁判(trial by ordeal)」に遡ります。当時は、熱湯に手を入れたり火の上を歩かせたりして、火傷が治れば無罪、治らなければ有罪という過酷な判定が行われていました。この命がけの物理的な試練が、現在の「苦難」という意味のルーツになっています。
リアルな使われ方
ネイティブは日常会話で、深刻な出来事だけでなく「面倒なこと」を誇張して表現する時にもこの単語を使います。例えば、役所での長時間の順番待ちや、満員電車での通勤時間を指して「What an ordeal!(なんて苦行なんだ!)」とこぼすのが定番の実用的な使い方です。
映画・音楽での使われ方
アガサ・クリスティの推理小説『無実はさいなむ(Ordeal by Innocence)』のタイトルに使われています。無実を証明すること自体が過酷な「試練」となる複雑な人間模様を描いており、精神的な苦痛を伴う ordeal のニュアンスがよく表れた名作です。
イディオム・定型句
神明裁判、過酷な試練による判定
“The process felt like a modern-day trial by ordeal.”
厳しい試練、火の試練
“The first month at the new job was an ordeal by fire.”
ordealを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
How was your business trip to London?
It was exhausting. My flight was delayed for twelve hours.
Oh no, that sounds like a terrible ordeal.
It really was. I barely survived the ordeal of waiting in the crowded airport.
Well, at least you are back. Did you get some comfort over the weekend?
Yes, I finally got some relief by sleeping all day Sunday.
文化的背景
現代の英語圏では、命に関わるような深刻な事態だけでなく、面倒な手続きやひどい渋滞など、日常の不快でストレスのたまる経験を大げさに表現する際にも ordeal がよく使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. ordeal とは?
精神的・肉体的に非常につらい経験や、過酷な試練のことです。『Going through the divorce was a terrible ordeal.(離婚を経験するのは恐ろしい試練だった)』のように使われます。
Q. ordeal と trial の違いは?
trial は忍耐力や能力が「試される」困難な状況を指します。一方の ordeal は、より過酷で精神的・肉体的な苦痛を伴う「非常につらい体験」を強調し、『survive the ordeal(苦難を生き延びる)』のように使います。
Q. ordeal はどんな場面で使いますか?
災害、事故、病気、あるいは厳しい尋問など、非常に苦痛を伴う経験をした時に使います。『The hostages survived the ordeal.(人質たちは苦難を乗り越えた)』のようにニュースでも頻出します。
Q. ordeal を日常会話で言い換えると?
より一般的な表現にするなら nightmare(悪夢のような体験)や terrible experience に言い換えられます。『It was a nightmare.(悪夢だったよ)』とすると、カジュアルな響きになります。
Q. ordeal に関連する歴史的な言葉はありますか?
『trial by ordeal(神明裁判)』という表現があります。中世ヨーロッパで行われた、熱した鉄を持つなどの過酷な物理的試練で有罪・無罪を決める裁判のことで、これが現在の ordeal の語源となっています。
CHECK QUIZ
Q: 困難な状況でも「忍耐力や能力が試される」ニュアンスに最適な語は?
Q: 「つらい経験から立ち直る」の自然な表現は?
Q: 「The interview was an ordeal.」が表す話し手の感情は?