oblivious

  • ()無自覚な、無頓着な
UK/əˈblɪviəs/

発音のコツ

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obliviousのアクセントは第2音節の「blí」にあります。最初の「o」は弱く曖昧な「ə(ア)」と発音し、「オ」とはっきり言わないのがコツです。「blí」は下唇を軽く噛んで「v」の音を出しながら、日本語の「ビ」より少し濁らせて発音します。最後の「vious」は「ヴィアス」と滑らかに繋げましょう。

コアイメージ

周りで起きていることや明らかな事実に全く気づいていない状態がコアイメージです。何かに夢中になっていたり、注意力が散漫で周囲の状況が目に入っていない時に使います。

obliviousの意味・例文

形容詞

無自覚な、無頓着な

Not aware of or not noticing what is happening around you.

日常会話

She was oblivious to the noise outside.

彼女は外の騒音に全く気づいていませんでした。

oblivious to で「〜に無頓着な」という定番の組み合わせです。

ビジネス

The manager seemed oblivious to the employees' complaints.

マネージャーは従業員の不満に無自覚なようでした。

周囲の感情や問題に気づいていない状況に用います。

ニュース

The government remained oblivious of the growing public anger.

政府は高まる国民の怒りに無頓着なままでした。

oblivious of も同様に使われ、フォーマルな響きがあります。

SNS・カジュアル

He is completely oblivious to her feelings for him.

彼は自分に対する彼女の気持ちに完全に無自覚です。

恋愛などで相手の好意に気づかない鈍感さも表せます。

語源

obliviousは、ラテン語のoblivisci(忘れる)に由来します。ob-(〜に対して)とlevis(滑らかな)の関連語根から成り、心が滑らかになって記憶が滑り落ちるという成り立ちから、「忘れている」「気づいていない」という意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、名詞のoblivion(忘却、忘れ去られた状態)があります。

派生語・ファミリー

名詞obliviousness
名詞oblivion
副詞obliviously

obliviousの使い方

よく使う組み合わせ

completely oblivious (完全に無自覚な)seemingly oblivious (一見無頓着な)remain oblivious (無自覚なままでいる)oblivious to the fact (その事実に気づかない)oblivious to the surroundings (周囲に無頓着な)

使い分け

obliviousは目の前の状況や事実に注意が向かず気づいていない状態を表し、unawareは単にその情報を知らなくて気づいていない状態を、ignorantは知識や教養が欠如している状態を表します。

He was oblivious to the danger.

注意が向いておらず、目の前の危険に無自覚なニュアンスです。

I was unaware of the rule changes.

単に情報として知らされておらず、認識していない状態です。

He is ignorant about history.

学ぶ機会がなかったり、あえて学ぼうとせず知識がない状態です。

よくある間違い

× He is oblivious about the problem. ○ He is oblivious to the problem. → oblivious に続く前置詞は about ではなく、to または of を使うのが正しい文法です。

× The oblivious document was left on the desk. ○ The forgotten document was left on the desk. → oblivious は人が忘れている状態を表すため、物が忘れられている状態には使えません。

コラム

豆知識

ギリシャ神話には、飲むと過去の記憶を全て忘れてしまう「忘却の川(レーテー)」が登場します。英語の oblivion(忘却)や oblivious(無自覚な)も、このように「記憶や意識から完全に滑り落ちてしまう」というイメージと深く結びついています。

リアルな使われ方

ネイティブの日常会話では、完全に気づいていない状態を強調するために completely oblivious という組み合わせが頻出します。また、恋愛の文脈において、相手からの明らかなアプローチや好意に全く気づかない鈍感な人を描写する際にもよく使われる便利な表現です。

映画・音楽での使われ方

ハリー・ポッターシリーズには、相手の記憶を消去する呪文「オブリビエイト(Obliviate)」が登場します。これも oblivious と同じくラテン語の「忘れる」という語源から作られた言葉で、魔法界の秘密を守るために人間の記憶を消す重要な役割を果たしています。

イディオム・定型句

定型句blissfully oblivious

幸せなほど無自覚な

They were blissfully oblivious to the impending disaster.

イディオムoblivious to the world

周りの世界に全く気づかない

She read her book, completely oblivious to the world.

定型句seemingly oblivious

一見無頓着な

He walked past the argument, seemingly oblivious.

obliviousを使った会話例

オフィスの休憩室で同僚と

A

Did you see the boss arguing with the client earlier?

B

No, I was wearing headphones and completely oblivious to the world.

A

It was pretty intense. Everyone else in the room was shocked.

B

Really? And I was sitting right there, blissfully oblivious.

A

Well, it's better to be unaware of such stressful situations anyway.

B

Agreed. I will just remain oblivious and focus on my work.

文化的背景

英語圏では、周りの空気を読まずに行動する人や、目の前にある明らかな社会問題に無頓着な人に対して oblivious がよく使われます。日常会話からニュース報道まで幅広く登場し、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. oblivious とは?

周囲の状況や明らかな事実に気づいていない、または無頓着な状態を表す形容詞です。『He is oblivious to the danger.(彼は危険に無自覚だ)』のように、注意が向いていない様子を表現します。

Q. oblivious と unaware の違いは?

oblivious は目の前で起きているのに注意が向かず気づかない状態です。一方の unaware は『I was unaware of the plan.(計画を知らなかった)』のように、単に情報として知らされていないことを指します。

Q. oblivious の後にはどんな前置詞が続きますか?

主に to または of が続きます。現代の英語では to が好まれる傾向にあり、『oblivious to the noise(騒音に無頓着だ)』のように使います。about を使うのは誤りなので注意してください。

Q. oblivious はネガティブな意味ですか?

文脈によって異なります。危険や問題に気づかない鈍感さを批判する使い方が多いですが、『blissfully oblivious(何も知らずに幸せな)』のように、知らぬが仏というポジティブなニュアンスで使われることもあります。

Q. oblivious の名詞形は何ですか?

名詞形は oblivion(忘却、忘れ去られた状態)です。『fade into oblivion(次第に忘れ去られる)』という表現が有名で、かつて人気だったものが世間から忘れ去られていく様子を表す際によく使われます。

CHECK QUIZ

Q: 「その規則の存在を単に知らなかった」と言いたい時に適した単語は?

Q: 「彼は周囲の状況に無頓着だ」の自然な表現は?

Q: 「何も知らずにのんきな、幸せなほど無自覚な」を意味する表現は?