notoriety

  • ()悪名、悪評
UK/ˌnoʊtəˈraɪəti/

発音のコツ

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notoriety は /noʊtəˈraɪəti/ と発音し、第3音節の「raɪ(ライ)」に最も強いアクセントを置きます。「ノ」は「ノゥ」と二重母音にし、「タ」は力を抜いた曖昧な音にします。後半の「エティ」は「ァティ」のように軽く添える程度で発音すると、ネイティブらしい自然な響きになります。

活用形

複数形
notorieties
悪名高い人々や事柄を指して可算名詞として扱う場合

コアイメージ

広く知られているものの、その理由がネガティブな性質や悪行であること(悪名・悪評)がコアイメージです。世間を騒がせた事件や、悪い意味で有名になった人や物事について話す時に使います。

notorietyの意味・例文

名詞

不可算

悪名、悪評

The state of being famous or well known for some bad quality or deed.

ニュース

The politician gained notoriety for his involvement in the scandal.

その政治家はスキャンダルに関与したことで悪名を得ました。

gain notoriety for 〜 で「〜の理由で悪名を得る」という定番の表現です。

アカデミック

The hacker achieved international notoriety after the cyber attack.

そのハッカーはサイバー攻撃の後に国際的な悪名を馳せました。

achieve は本来ポジティブな語ですが、皮肉を込めて使われます。

日常会話

That restaurant has a certain notoriety for its terrible service.

あのレストランは接客がひどいことでちょっとした悪評があります。

a certain をつけることで「ある種の、ちょっとした」というニュアンスを出せます。

フォーマル

The serial killer's notoriety grew rapidly in the 1970s.

その連続殺人犯の悪名は1970年代に急速に広まりました。

犯罪者や不祥事を起こした人物の知名度を語る際に適しています。

語源

notoriety の語源は、ラテン語で「知られている」を意味する nōtus に由来します。もともとは単に「広く知られていること」を指していましたが、時代が下るにつれ、ゴシップなどの「悪い理由で有名であること」というネガティブな意味合いに発展しました。同じ nōtus の語根を持つ関連語には、notice(気付く)や note(注目する)があります。

派生語・ファミリー

形容詞notorious
副詞notoriously

notorietyの使い方

よく使う組み合わせ

gain notoriety (悪名を得る)achieve notoriety (悪名を馳せる)public notoriety (世間の悪評)international notoriety (国際的な悪名)a certain notoriety (ある種の悪評)

使い分け

notoriety は悪い理由で広く知られている状態を、infamy はさらに度を越した邪悪で不名誉な極めて強い悪評を、fame は才能や功績による肯定的な名声を表します。

He gained notoriety as a ruthless businessman.

スキャンダルや冷酷さなど、悪い理由で知られているニュアンスです。

infamy

Dec. 7 is a date which will live in infamy.

歴史に残るような極めて不名誉で邪悪な悪行を表します。

She achieved global fame as a talented singer.

才能や努力によって得た良い意味での名声を指します。

よくある間違い

× He gained notoriety for his great charity work. ○ He gained fame for his great charity work. → notoriety は「悪い理由」で有名になる場合に使います。良い功績には fame が適切です。

× She has a notoriety as a kind teacher. ○ She has a reputation as a kind teacher. → 良い評判に notoriety は使えません。一般的な「評判」を表す reputation を使うのが自然です。

コラム

豆知識

notoriety の元となったラテン語 nōtus は、実は「知られている」というニュートラルな意味しか持っていませんでした。しかし、人間は良いニュースよりもゴシップやスキャンダルなどの悪い噂の方を好んで広める傾向があるため、徐々に「悪い意味で有名」というネガティブなニュアンスが定着したと言われています。

リアルな使われ方

ニュース記事では、achieve notoriety(悪名を得る)という表現がよく使われます。achieve(達成する)は通常ポジティブな文脈で使われますが、notoriety と組み合わせることで「本人は意図せず不本意な形で有名になってしまった」という皮肉めいたニュアンスを出すことができます。

映画・音楽での使われ方

伝説的なヒップホップアーティストである The Notorious B.I.G.(ノトーリアス・B.I.G.)の名前は、この単語の形容詞形に由来します。ストリートでの「悪名高さ」を逆手に取り、自らの強さや影響力を誇示するスタイルは、音楽シーンに多大な影響を与えました。

イディオム・定型句

定型句shoot to notoriety

一躍悪名を馳せる

He shot to notoriety after the scandal.

定型句of some notoriety

ちょっとした悪評のある

She is a writer of some notoriety.

定型句a claim to notoriety

悪名の種、悪名のもと

The robbery became his only claim to notoriety.

notorietyを使った会話例

カフェで友人とニュースについて話す

A

Did you see the news about the mayor's scandal?

B

Yes, he has gained international notoriety overnight.

A

It is sad because he used to have global fame for his charity work.

B

Now, his notoriety will follow him forever.

A

Do you think he will resign soon?

B

Probably. He has become a man of some notoriety in the political world.

A

His poor decisions really ruined his reputation.

B

Indeed. It takes years to build trust, but seconds to lose it.

文化的背景

英語圏のメディアでは、凶悪犯罪者や独裁者に対して famous(有名な)という単語を使うのを避け、代わりに notoriety やその形容詞形を用いるのが一般的です。悪い行いを美化せず、社会的な非難の意図を含めるための重要な配慮として定着しています。

よくある質問

Q. notoriety とは?

悪い行いや性質によって広く世間に知られている状態、つまり「悪名」や「悪評」のことです。『He gained notoriety for the crime.(彼はその犯罪で悪名を得た)』のように使います。

Q. notoriety と fame の違いは?

どちらも「有名であること」を示しますが、理由が異なります。fame は素晴らしい功績による「名声」であり、notoriety はスキャンダルや犯罪などによる「悪名」です。『seek fame(名声を求める)』とは言いますが、自ら悪名を求める人は稀です。

Q. notoriety はどのような動詞と一緒に使われますか?

「悪名を得る」という意味で gain や achieve とよく組み合わせて使われます。『The gang achieved notoriety in the city.(そのギャングは街で悪名を馳せた)』はニュース等で頻出の表現です。

Q. notoriety を別の言葉で言い換えると?

bad reputation(悪い評判)が最もシンプルで日常的な言い換えです。『The company has a bad reputation.(その会社は評判が悪い)』とすると、よりカジュアルな会話に適した表現になります。

Q. notoriety の形容詞形は?

notorious(悪名高い)です。『a notorious criminal(悪名高い犯罪者)』のように、後ろに名詞を置いて使います。副詞形の notoriously(悪名高くも)も、ネガティブな事実を強調する際によく使われます。

CHECK QUIZ

Q: 「彼女は素晴らしい演技力で世界的な( )を得た」の空欄に入るのは?

Q: 「彼は詐欺事件で悪名を得た」の自然な英語表現は?

Q: 「The restaurant achieved notoriety.」から読み取れるニュアンスは?