inconvenience
- (名)不便、迷惑
- (動)不便をかける、迷惑をかける
発音のコツ
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inconvenience は「vi(ヴィー)」の部分に最も強いアクセントを置きます。「v」の音は上の前歯で下唇を軽く押さえ、隙間から息を出しながら震わせて発音します。最後の「ce」は「ス」と息だけで発音し、「スゥ」のように母音を入れないよう注意してください。長めの単語なので、音節ごとに区切って練習するとスムーズです。
活用形
- 三単現
- inconveniences
- 進行形(-ing)
- inconveniencing
- 過去形
- inconvenienced
- 過去分詞
- inconvenienced
- 複数形
- inconveniences
- 具体的な不便な出来事を複数指す場合
コアイメージ
物事がスムーズに進まず、手間や迷惑がかかる状態がコアイメージです。予定通りにいかないことへの謝罪や、相手に負担をかける状況を説明する時に使います。
inconvenienceの意味・例文
名詞
不便、迷惑
Trouble or difficulty caused to one's personal requirements or comfort.
The delay caused a lot of inconvenience to our clients.
その遅延は顧客に多大な迷惑をかけました。
ビジネスシーンで他者に与えた影響を説明する定番の表現です。
Please accept our apologies for any inconvenience caused by this error.
このエラーにより生じたご不便に対してお詫び申し上げます。
顧客向けの公式な謝罪文で頻繁に使われます。
Having no internet access is a major inconvenience.
インターネットに接続できないのは大きな不便です。
生活の中で感じる物理的な不都合を表す際にも適しています。
動詞
不便をかける、迷惑をかける
To cause trouble or difficulty to someone.
I hope I am not inconveniencing you with my request.
私のお願いであなたにご迷惑をおかけしていないとよいのですが。
相手に手間を取らせることを気遣う丁寧な表現です。
We were severely inconvenienced by the sudden flight cancellation.
突然のフライトキャンセルにより、私たちはひどく不便な思いをしました。
受け身の形で「不便を被った」という状況を客観的に伝えます。
Sorry to inconvenience you, but could you help me?
迷惑をかけてごめんなさい、ちょっと手伝ってくれませんか?
友人や同僚に軽いお願いをする時のクッション言葉になります。
語源
inconvenience は接頭辞 in-(否定)と convenience(都合の良さ)から成り立っています。convenience は con-(共に)と venire(来る)に由来し、物事がピッタリ合って都合が良い状態を指します。そこに否定の in- が付くことで、都合が悪く手間がかかるという意味に発展しました。同じ venire を語根に持つ関連語には、convention(集会)があります。
派生語・ファミリー
inconvenienceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
inconvenience は手間や時間がかかる不便さを、trouble は解決すべき困難や問題を、annoyance は感情的に苛立たせる迷惑さを表します。
よくある間違い
× I am inconvenience by the delay. ○ I am inconvenienced by the delay. → 不便を被る場合は、動詞の受け身形 inconvenienced を使います。
× I apologize for the inconvenient. ○ I apologize for the inconvenience. → 前置詞 for の後には名詞 inconvenience が必要です。形容詞 inconvenient は使えません。
コラム
豆知識
inconvenience はもともと「ふさわしくないこと」という意味で使われていました。現代のように「不便」や「迷惑」という意味で定着したのは 17 世紀頃からです。時代とともに、道徳的な不適切さから物理的な不都合を指す言葉へと変化していった歴史があります。
リアルな使われ方
顧客へのメールや看板で Sorry for the inconvenience. は定番ですが、ネイティブはさらに丁寧にするため We apologize for any inconvenience this may cause. という表現をよく使います。ビジネスメールの結びとしても実用的です。
映画・音楽での使われ方
2006 年のドキュメンタリー映画『不都合な真実(An Inconvenient Truth)』は、地球温暖化問題を扱い世界的な話題となりました。名詞形 inconvenience ではなく形容詞形 inconvenient が使われており、直視したくない厄介な事実を見事に表現しています。
イディオム・定型句
ご不便をおかけして申し訳ありません
“We are sorry for the inconvenience.”
迷惑をかける、不便を強いる
“I do not want to cause an inconvenience.”
(人)に〜する不便をかける
“He put me to the inconvenience of waiting.”
inconvenienceを使った会話例
オフィスのシステム障害について、同僚と
The internal server is down again.
Really? That is a major inconvenience for everyone.
I know. It will definitely cause trouble for the sales team.
Should we send an email to apologize for the inconvenience?
Yes, let's inform them immediately. I hope we are not inconveniencing our clients.
The IT department said it will be fixed in an hour.
Good. It is just a minor inconvenience, then.
I will draft the apology email right now.
文化的背景
英語圏のビジネスや公共機関では、サービスの中断や遅延に対する定型的な謝罪として inconvenience が非常に頻繁に使われます。個人的な深い謝罪というよりは、顧客への丁寧な配慮を示すフォーマルな表現として機能します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. inconvenience とは?
手間がかかったり、予定通りに進まなかったりする不便や迷惑のことです。『We apologize for the inconvenience.(ご不便をおかけして申し訳ありません)』のように、ビジネスでの謝罪に頻出します。
Q. inconvenience は数えられますか?
抽象的な不便さを指す時は不可算名詞ですが、具体的な不便な出来事を指す時は可算名詞になります。『We faced many inconveniences.(多くの不便な出来事に直面した)』のように使います。
Q. inconvenience と inconvenient の違いは?
inconvenience は名詞または動詞で、inconvenient は形容詞です。『It is inconvenient for me.(私には都合が悪いです)』のように、形容詞は状況や時間を説明する際に使います。
Q. どんな場面でよく使われますか?
電車の遅延やメンテナンスなど、顧客に迷惑をかける場面の公式なアナウンスで使われます。『Sorry for any inconvenience caused.(ご迷惑をおかけして申し訳ありません)』が定番です。
Q. inconvenience をカジュアルに言い換えると?
日常会話では hassle や trouble がよく使われます。『It is such a hassle.(本当に面倒くさい)』のように言うと、より身近で感情的な不便さを表現できます。
CHECK QUIZ
Q: 「遅延によりご不便をおかけしました」の自然な英語は?
Q: パソコンの操作が分からず「問題に直面している」と言う時は?