incentive to

  • ()〜する動機、誘因
UK/ɪnˈsɛnˌtɪv tuː/

発音のコツ

▶ 表示する

incentive のアクセントは真ん中の「cen」にあります。「セ」に力を入れてはっきりと発音し、最初の「in」は短く軽く添える程度にします。続く「tive」の「v」は上の前歯で下唇を軽く押さえて息を出し、有声音を作ります。「to」は弱く短く「トゥ」と発音し、後ろに続く動詞へ滑らかに繋げるのが自然に聞こえるコツです。

活用形

複数形
incentives to

コアイメージ

「行動を起こすための外的な刺激や動機づけ」がコアイメージです。主に報酬やボーナスなど、人に何かをさせるための理由を説明する時に使います。

incentive toの意味・例文

名詞

countable / uncountable

〜する動機、誘因

A reason or motivation that encourages someone to do something.

ビジネス

The company offered a financial incentive to increase sales.

会社は売上を伸ばすための金銭的な動機づけを提供しました。

financial incentive(金銭的インセンティブ)はビジネスで頻出します。

日常会話

She had little incentive to study hard.

彼女には一生懸命勉強する動機がほとんどありませんでした。

have little incentive to do で「〜する動機があまりない」と表現できます。

アカデミック

The government provided a tax incentive to promote green energy.

政府は再生可能エネルギーを促進するための税制優遇措置を設けました。

tax incentive(税制優遇措置)という形で政策について語る際によく使われます。

ニュース

There is a strong incentive to reduce carbon emissions.

二酸化炭素排出量を削減する強い動機が存在します。

strong incentive(強い動機)は社会的な課題を論じる際にも適しています。

語源

incentive は、ラテン語の「in-(中に)」と「canere(歌う)」に由来する「incentivus(歌をうたわせる、刺激する)」から成り立っています。人々の心を動かして行動へと駆り立てるという成り立ちから、現在の「動機」や「誘因」という意味に発展しました。同じ canere(歌う)の語根を持つ関連語には、chant(詠唱する)があります。

派生語・ファミリー

incentive toの使い方

よく使う組み合わせ

an incentive to work (働く動機)a strong incentive to (〜する強い動機)financial incentive to (〜する金銭的動機)give an incentive to (〜する動機を与える)create an incentive to (〜する動機を生み出す)

使い分け

incentive to は報酬などの外的な刺激による動機を、motivation to は内面から湧き上がる意欲を、reason to は行動の論理的な根拠や理由を表します。

They have a financial incentive to finish early.

外的な報酬や刺激によって行動を促すニュアンスです。

motivation to

I lost my motivation to exercise.

個人の内面的な意欲ややる気を表すニュアンスです。

reason to

Give me one reason to believe you.

なぜそうするのかという論理的な根拠を示すニュアンスです。

よくある間違い

× We have no incentive for work hard. ○ We have no incentive to work hard. → incentive の後に動詞を続ける場合は、前置詞の for ではなく to 不定詞を使います。

× The bonus gave me an incentive to finishing the project. ○ The bonus gave me an incentive to finish the project. → to は不定詞の一部なので、後ろには動名詞ではなく動詞の原形が続きます。

コラム

豆知識

incentive の語源に「歌う(canere)」が含まれているのは少し意外かもしれません。古代ローマの軍隊で、兵士たちの士気を高めるために楽器を鳴らしたり軍歌を歌わせたりしたことが由来とされています。そこから「人を鼓舞するもの」へと意味が変わり、現代の「動機」や「報奨」という意味に繋がりました。

リアルな使われ方

ネイティブは日常会話やビジネスで、「〜する十分な理由(動機)がある」と言いたい時に have every incentive to という定型表現をよく使います。ここでの every は「あらゆる」ではなく「十分な」を強調しており、相手の行動が理にかなっていることを伝えるのに便利なフレーズです。

映画・音楽での使われ方

経済学を解説した大ベストセラー書籍『Freakonomics』では、人間の行動を動かす根本的な要素として incentive が繰り返し登場します。「人はインセンティブに反応する」という経済学の基本原理を学ぶ上で、この単語の概念を深く理解することは非常に重要です。

イディオム・定型句

定型句lack the incentive to

〜する動機が欠けている

They lack the incentive to improve the system.

定型句have every incentive to

〜する十分な動機がある

You have every incentive to succeed in this market.

incentive toを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Did management announce the new sales plan?

B

Yes, they introduced a financial incentive to boost our performance.

A

That sounds great. What exactly is the reward?

B

We will get a bonus if we hit the target. It is a strong incentive to work harder.

A

I agree. Some people lacked the motivation to push themselves lately.

B

Exactly. Now we have every reason to focus on sales.

文化的背景

アメリカのビジネス文化では、成果主義に基づいて従業員に金銭的または物質的なインセンティブを与えることが一般的です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。近年は税制優遇措置(tax incentive)のように、政府の政策や社会課題の解決策を語る際にも頻繁に登場します。

よくある質問

Q. incentive to とは?

人に行動を起こさせるための外的な動機や誘因のことです。『The bonus is an incentive to work harder.(ボーナスはより熱心に働く動機になる)』のように使われます。

Q. incentive to と motivation to の違いは何ですか?

incentive は報酬や罰などの外から与えられる刺激を指すのに対し、motivation は内面から湧き上がるやる気を指します。『Money is not my only motivation to work.』のように使い分けます。

Q. incentive to の後ろには何が来ますか?

通常は動詞の原形が来て、to 不定詞を作ります。『We need an incentive to buy this product.(この製品を買う動機が必要だ)』のように、具体的な行動を説明します。

Q. incentive to を別の言葉で言い換えると?

状況によっては inducement to(〜への誘引)や encouragement to(〜への奨励)に言い換えられます。『An inducement to sign the contract』とすると少しフォーマルな響きになります。

Q. ビジネスシーンでよく使う incentive to の表現は?

金銭的な動機づけを表す financial incentive to が頻出します。『They offered a financial incentive to join the company.』のように、採用や営業の文脈でよく使われます。

CHECK QUIZ

Q: 「彼には自ら進んで学ぶ内面的な意欲がある」の空欄に入るのは?

Q: 「早期に完了させる強い動機」の自然な英語表現は?