holocaust
- (名)(the 〜で)ホロコースト
- (名)大破壊、大虐殺
発音のコツ
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holocaust の発音は「ハラコースト」に近いです。最初の「ho」にアクセントを置き、口を縦に大きく開けて「ハ」と「ホ」の中間の音を出します。続く「lo」は力を抜いた曖昧な「ラ」にし、後半の「caust」は「コースト」と長めに発音します。平坦な「ホロコースト」にならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- holocausts
- 一般的な大破壊や大虐殺を指す場合
コアイメージ
全体を焼き尽くすような大破壊や大虐殺がコアイメージです。歴史上の特定の惨劇や、核兵器などによる壊滅的な被害を表現する時に使います。
holocaustの意味・例文
名詞
(the 〜で)ホロコースト
The mass murder of Jews under the German Nazi regime.
We are studying the history of the Holocaust.
私たちはホロコーストの歴史を学んでいます。
歴史上の出来事を指すため、大文字で The Holocaust と表記します。
The museum honors the victims of the Holocaust.
その博物館はホロコーストの犠牲者を追悼しています。
犠牲者(victims)や生存者(survivors)とともによく使われます。
He is a well-known Holocaust survivor.
彼はよく知られたホロコーストの生存者です。
名詞を修飾して「ホロコーストの〜」という意味でも使えます。
大破壊、大虐殺
A situation in which many things are destroyed and many people killed.
Many people fear a global nuclear holocaust.
多くの人々が地球規模の核による大破壊を恐れています。
核戦争などによる壊滅的な被害を小文字の holocaust で表します。
The policies could lead to an environmental holocaust.
その政策は環境の大破壊を引き起こす可能性があります。
環境や生態系に対する絶望的な破壊を比喩的に表現します。
We must work together to prevent another holocaust.
私たちは新たな大惨事を防ぐために協力しなければなりません。
二度と繰り返してはならない悲劇を警告する際に使われます。
語源
holocaust は古代ギリシャ語の hólos(全体)と kaustós(焼け焦がす)から成り立っています。もともとは神に捧げる「全焼のいけにえ」を意味していましたが、そこから全体が焼け焦げるような「大火災」や「大破壊」へと意味が発展しました。同じ hólos(全体)の語根を持つ関連語には、hologram(ホログラム、立体画像)があります。
派生語・ファミリー
holocaustの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
holocaust は火災や核などによる壊滅的な大破壊を、genocide は特定の民族や集団を意図的・組織的に絶滅させる行為を、massacre は抵抗できない多数の人々を残虐に殺戮することを指します。
よくある間違い
× He learned about a holocaust in school. ○ He learned about the Holocaust in school. → ナチスによる大虐殺を指す場合は、必ず the を付け大文字で始めます。
× The earthquake caused a holocaust. ○ The earthquake caused a disaster. → holocaust は悪意ある破壊や核・火災に使い、自然災害には disaster が自然です。
コラム
豆知識
holocaust は元々、古代ギリシャの宗教儀式で「神に丸焼きにして捧げる動物のいけにえ」を意味していました。そこから「火災による大破壊」を指すようになり、第二次世界大戦後、ナチスによる惨劇を示す歴史的な固有名詞として定着しました。
リアルな使われ方
歴史用語以外では、核兵器による人類滅亡の危機を nuclear holocaust(核戦争による大破壊)と表現するのが最も一般的です。また、深刻な環境破壊を environmental holocaust と呼ぶなど、絶望的な大惨事を強調する際に使われます。
映画・音楽での使われ方
1993年の映画『シンドラーのリスト(Schindler's List)』は、ホロコーストの悲劇の中で多くのユダヤ人を救った実業家の姿を描き、世界的な評価を受けました。このような作品は、歴史の記憶を後世に伝える重要な役割を果たしています。
イディオム・定型句
核による大破壊、核戦争
“We must prevent a global nuclear holocaust.”
ホロコーストの生存者
“He is a well-known Holocaust survivor.”
ホロコースト否定論
“Holocaust denial is illegal in some countries.”
holocaustを使った会話例
大学院の歴史のゼミで
Today, we will discuss the impact of the Holocaust.
It is crucial to understand how such a horrific genocide occurred.
Exactly. We must listen to the voices of Holocaust survivors.
Their testimonies help us prevent future tragedies.
However, some people still worry about a modern nuclear holocaust.
We need strong leadership to maintain global peace.
文化的背景
ナチスによるユダヤ人大虐殺を指す場合は、必ず The Holocaust と大文字にし、定冠詞を付けます。非常に悲惨で重い意味を持つ言葉であるため、日常の軽いトラブルなどを大げさに表現するために使うのは極めて不適切です。英米間で使い方に大きな差はありません。
よくある質問
Q. holocaust とは?
全体を焼き尽くすような大破壊や大虐殺のことです。『He survived the Holocaust.(彼はホロコーストを生き延びた)』のように、ナチスの惨劇を指す歴史用語として頻出します。
Q. the Holocaust と大文字になる理由は?
歴史上の特定の出来事(ナチスによるユダヤ人大虐殺)を指す固有名詞として扱うためです。『We study the Holocaust.(私たちはホロコーストを学ぶ)』のように定冠詞 the を伴います。
Q. holocaust と genocide の違いは?
genocide は特定の集団を「組織的に絶滅させる」行為そのものを指します。一方の holocaust は、火災や核などによる「壊滅的な大破壊」という状態に焦点を当てます。『prevent a genocide(ジェノサイドを防ぐ)』のように使います。
Q. 日常会話で holocaust は使いますか?
非常に重い言葉なので、日常の些細な失敗やトラブルには使いません。核兵器の脅威を語る際などに『a nuclear holocaust』といった形で登場することはあります。
Q. 発音の注意点は?
カタカナの「ホロコースト」とは異なり、最初の「ホ」は口を大きく開けた「ハ」に近い音になります。『I read a book about the Holocaust.』と発音する際、アクセントは最初の音節に置きます。
CHECK QUIZ
Q: 特定の民族や人種を「意図的・組織的に絶滅させる」行為は?
Q: 「nuclear holocaust」の意味として最も適切なものは?
Q: ナチスによる歴史的惨劇を指す正しい表記は?