heir
- (名)相続人、後継者
発音のコツ
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heir の発音記号は /eər/ です。最大の注意点は、語頭の h を発音しない(サイレントレター)ことです。日本語の「エアー」に近く、air(空気)や hair(髪)の h 抜きと全く同じ発音になります。h を発音しないため、単数形に不定冠詞をつける場合は a ではなく an heir となる点もテストで頻出する重要なポイントです。
活用形
- 複数形
- heirs
コアイメージ
財産、地位、権利などを受け継ぐ正当な権利を持つ人物であることがコアイメージです。主に家族の財産や王位、家業などを法的に相続・継承する場面で使います。
heirの意味・例文
名詞
相続人、後継者
A person legally entitled to the property or rank of another.
He is the sole heir to his grandfather's estate.
彼は祖父の地所の唯一の相続人です。
財産を単独で受け継ぐことを表します。
The prince is the heir to the throne.
その王子は王位継承者です。
heir to the throne は王室報道での定番フレーズです。
She was named the heir to the family business.
彼女は家業の後継者に指名されました。
家族経営のビジネスを引き継ぐ際によく使われます。
The museum is the legal heir to the artist's works.
その美術館は、その芸術家の作品の法定相続人です。
団体が権利を引き継ぐ場合にも使えます。
語源
heir はラテン語の heres(相続人)を語源とし、古フランス語を経て英語に入りました。財産や権利を法的に引き継ぐという成り立ちから、現在の「相続人・後継者」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、heredity(遺伝)や heritage(遺産)があります。
派生語・ファミリー
heirの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
heir は血縁や法に基づいて財産や地位を受け継ぐ人、successor は前任者に代わって役職や仕事を引き継ぐ人、beneficiary は遺言や保険などにより利益を受け取る人を指します。
よくある間違い
× He is a heir to the large estate. ○ He is an heir to the large estate. → heir の h は発音せず母音で始まるため、不定冠詞は a ではなく an を使います。
× The prince is the heir of the throne. ○ The prince is the heir to the throne. → 「〜の相続人」と言う時は、of ではなく方向や到達点を示す前置詞 to を使います。
コラム
豆知識
heir の h を発音しない理由は、フランス語を経由して英語に入ってきたためです。フランス語には語頭の h を発音しない規則があり、hour(時間)や honor(名誉)、honest(正直な)なども同じ歴史的背景を持っています。
リアルな使われ方
ニュースやビジネス記事では heir apparent という言葉がよく使われます。本来は「法定推定相続人」という法律用語ですが、現代では「次期社長の最有力候補」など、確実にポジションを引き継ぐと見なされている人物を指す比喩として頻出します。
映画・音楽での使われ方
世界中で大ヒットした海外ドラマ『Succession(邦題:メディア王〜華麗なる一族〜)』のような富裕層の愛憎劇では、誰が莫大な財産の heir になるかが常にテーマとなります。英語圏では遺産相続を巡る争いがエンターテインメントの定番ジャンルです。
イディオム・定型句
法定推定相続人、次期有力候補
“He is the heir apparent to the presidency.”
〜を相続する、受け継ぐ
“She fell heir to a vast fortune.”
後継者と予備(次男など)
“Royal families always needed the heir and the spare.”
heirを使った会話例
カフェで同僚と会社の噂話
Did you hear that our CEO is retiring next year?
Yes. Is his son the heir to the company?
Actually, no. The board is looking for a successor from outside.
Really? I thought the son was the heir apparent.
He was, but he decided not to fall heir to the family business.
That is a big decision. He must have other plans.
Yes, he wants to start his own tech startup.
Good for him. I wonder who will take over now.
文化的背景
イギリス王室のニュースなどで heir to the throne(王位継承者)という表現をよく耳にします。王室や貴族の伝統が色濃い英米文化において、誰が正当な財産や地位の相続人になるかは、歴史的にも社会的にも非常に重要なテーマとして扱われます。
よくある質問
Q. heir とは?
財産、地位、権利などを法的に受け継ぐ人のことです。『He is the heir to the throne.(彼は王位継承者です)』のように、血縁関係に基づく継承で頻出します。
Q. heir の発音の注意点は?
語頭の h は発音せず、air(空気)や hair(髪)の h 抜きと全く同じ /eər/ と発音します。『an heir(相続人)』のように冠詞が an になる点に注意してください。
Q. heir と successor の違いは?
heir は財産や王室など血縁・法的権利に基づく相続人です。一方の successor はビジネスなどで『a successor to the CEO(CEO の後任)』のように役職を引き継ぐ人を指します。
Q. ビジネスシーンで heir は使いますか?
家族経営の会社を引き継ぐ場合には『the heir to the family business』のように使います。血縁関係のない単なる業務の引き継ぎには successor を用います。
Q. heir apparent とはどういう意味ですか?
本来は「確実に相続権を持つ人」を指す法律用語ですが、日常やニュースでは『the heir apparent to the leadership(次期リーダーの最有力候補)』として比喩的に使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は王位継承者です」の空欄に入る前置詞は? He is the heir ( ) the throne.
Q: 「退任するマネージャーの後任」を表すのに最適なのは?
Q: heir の直前に置く不定冠詞として正しいのは?