furor
- (名)大騒ぎ、騒動、激怒
- (名)熱狂、ブーム
発音のコツ
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furor は最初の音節にアクセントを置きます。下唇を軽く噛んで「f」の音を出し、口をすぼめて「jʊ(ユ)」と滑らかに繋げます。後半の「rɔr」は、舌を丸めて口の奥に引き込む「r」の音を意識し、「ロォァ」と深く響かせてください。「フュアロア」と平坦なカタカナ読みにならないよう、アクセントと「r」の音色に注意しましょう。
活用形
- 複数形
- furors
コアイメージ
多くの人が同時に強い怒りや興奮を爆発させる激しい状態がコアイメージです。大きなニュースや社会的な出来事に対して、世間が騒ぎ立てる時に使います。
furorの意味・例文
名詞
大騒ぎ、騒動、激怒
An outbreak of public anger or excitement.
The politician's careless remarks caused a furor.
その政治家の不用意な発言は大騒ぎを引き起こしました。
cause a furor はニュースで頻出の表現です。
The new update created a huge furor online.
新しいアップデートはネット上で大騒動を巻き起こしました。
ネット上の炎上や騒ぎにも使われます。
There was a public furor over the sudden price increase.
突然の値上げに対して世間の激しい反発がありました。
消費者の怒りや抗議を表す時に適しています。
The decision provoked a furor among the local residents.
その決定は地域住民の間に大騒ぎを引き起こしました。
provoke a furor で騒動を誘発するという意味になります。
熱狂、ブーム
A wave of enthusiastic admiration or craze.
The new smartphone launched to an absolute furor.
新しいスマートフォンは完全な熱狂の中で発売されました。
ポジティブな興奮や期待感を表します。
The discovery of the ancient tomb caused a furor in the scientific community.
その古代の墓の発見は科学界に熱狂をもたらしました。
学術的な大発見に対する興奮にも使えます。
Her latest song created a furor among teenagers.
彼女の最新曲は10代の若者の間でブームを巻き起こしました。
エンターテインメント分野での大流行を示します。
語源
furor はラテン語の furor(狂気、激怒)に由来し、furere(荒れ狂う)という動詞が語源です。理性を失うほどの激しい怒りや興奮を表す成り立ちから、現代の「大騒ぎ」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、fury(激怒)や furious(激怒した)があり、どれも激しい感情の爆発を共有しています。
派生語・ファミリー
furorの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
furor は世間や集団が起こす騒動や熱狂を、rage は個人や集団の抑えきれない激しい怒りを、frenzy は理性を失った狂乱状態を表します。
よくある間違い
× He was in a furor about his broken smartphone. ○ He was in a rage about his broken smartphone. → furor は世間や集団の大きな騒ぎに使います。個人の私的な怒りには rage や anger が自然です。
× The furor of the storm destroyed the town. ○ The fury of the storm destroyed the town. → 自然の猛威や破壊力には fury を使います。furor は主に人々の反応や感情に対して使われます。
コラム
豆知識
furor はラテン語の「furere(荒れ狂う)」を語源としていますが、イギリス英語の furore は、18世紀にイタリア語から直接英語に取り入れられた形です。当時はオペラや演劇の観客が見せる「熱狂的な称賛」を指す言葉として使われており、芸術分野のポジティブな興奮が本来のニュアンスでした。
リアルな使われ方
現代のインターネット社会において、furor は「SNSでの炎上」を表現するのに最適な単語です。ニュース記事やSNSの投稿で cause a furor online と言えば、ある発言や出来事に対してネットユーザーが一斉に怒りの声を上げている状況をリアルに描写できます。
映画・音楽での使われ方
映画や小説の大ヒットによる社会現象も furor で表現できます。例えば『ハリー・ポッター』シリーズの新刊が発売されるたびに、書店に長蛇の列ができるほどの created a furor(熱狂を巻き起こした)状態になりました。怒りだけでなく、こうした熱烈なブームにも使われます。
イディオム・定型句
騒ぎ立てる、ひと悶着起こす
“They will kick up a furor over the new rules.”
完全な大騒ぎ、大熱狂
“The concert ended in an absolute furor.”
何でもないことへの大騒ぎ
“It was just a furor over nothing.”
furorを使った会話例
金曜の朝、オフィスで同僚と
Did you see the news? The CEO's email caused a furor online.
Yes, people are in an absolute frenzy over his comments.
It is a public furor that the company cannot just ignore.
I heard the PR team is trying to calm the rage of the customers.
They need to act quickly before it sparks an even bigger furor.
Exactly. A sincere apology is the only way to restore peace.
文化的背景
アメリカ英語では furor と綴りますが、イギリス英語では最後に e をつけて furore と綴るのが一般的です。発音もイギリス英語では少し異なりますが、どちらも大衆の強い反応や騒動を表すニュース用語として、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. furor とは?
多くの人が同時に強い怒りや興奮を爆発させる激しい状態のことです。『The scandal caused a furor.(その不祥事は大騒ぎを引き起こした)』のように、社会的な騒動を表します。
Q. furor と fury の違いは?
fury は個人や自然の激しい怒りや猛威を表します。一方の furor は、集団や世間が起こす社会的な騒動や熱狂を指し、『a public furor(世間の大騒ぎ)』のように使います。
Q. furor はポジティブな意味でも使えますか?
はい、怒りだけでなくポジティブな熱狂やブームを表す際にも使えます。『The movie created a furor.(その映画は熱狂を巻き起こした)』のように、大流行の文脈で登場します。
Q. furor はどのような場面でよく使われますか?
政治家の失言や企業の不祥事など、ニュース報道で頻繁に使われます。『sparked a furor online(ネット上で炎上した)』のように、現代ではSNSの炎上を指すのにもぴったりです。
Q. furor と furore の違いは何ですか?
意味は全く同じですが、地域によって綴りが異なります。アメリカ英語では furor、イギリス英語では最後に e をつけて furore と綴り、『caused a furore』のように使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は壊れた時計を見て激怒した」の自然な表現は?
Q: 新しい税法が「大騒ぎを引き起こした」の自然な動詞は?
Q: 次の中で、furor が「ポジティブな熱狂」の意味で使われているのは?