faculty
- (名)教授陣、教職員、学部
- (名)(心身の)能力、機能
- (名)才能、手腕
発音のコツ
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faculty の最初の母音「æ」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出し、「ファ」と強く発音します。続く「cul(kəl)」と「ty(ti)」は力を抜いて軽く発音します。「ファカルティ」と平坦でカタカナ的なリズムにならないよう、最初の音節をしっかり強調して発音しましょう。
活用形
- 複数形
- faculties
コアイメージ
物事を成し遂げるための本来的な力や、その力を持つ集団であることがコアイメージです。大学の教授陣や学部、あるいは人が生まれつき持っている心身の能力を表す時に使います。
facultyの意味・例文
名詞
教授陣、教職員、学部
The teaching staff of a university or college, or a department.
The university faculty voted to change the graduation requirements.
大学の教授陣は卒業要件の変更に賛成票を投じました。
アメリカ英語では「大学の全教員」という意味でよく使われます。
Several faculty members raised concerns about the new policy.
数名の教員が新しい方針について懸念を示しました。
個々の教員を指すときは faculty members と言います。
She is a student in the Faculty of Arts.
彼女は文学部の学生です。
イギリス英語や一部の大学では「学部」という意味で使われます。
(心身の)能力、機能
An inherent mental or physical power.
He retained all his mental faculties until he died.
彼は亡くなるまであらゆる精神的機能を維持していました。
記憶力や思考力など、生まれつき備わった能力を指します。
The patient has unfortunately lost the faculty of speech.
その患者は残念ながら言語能力を失ってしまいました。
the faculty of speech (話す能力) のように使います。
Human beings have the faculty of reason.
人類には理性が備わっています。
哲学や心理学の文脈で人間の機能を論じる際に頻出します。
才能、手腕
An aptitude or talent for doing something.
She has a great faculty for learning languages.
彼女には言語を習得する素晴らしい才能があります。
a faculty for 〜 で「〜の才能がある」という意味になります。
He demonstrated a faculty for organizing complex projects.
彼は複雑なプロジェクトをまとめる手腕を発揮しました。
ビジネスシーンでの特別なスキルや適性を表す際に使えます。
The manager's faculty for noticing details is impressive.
そのマネージャーの細部に気づく才能は素晴らしいです。
努力して身につけたというより、自然にできる能力を指します。
語源
faculty はラテン語の facultas(能力、才能)に由来し、語根は facere(作る、する)です。「物事を成し遂げる能力」という元の意味から、人が持つ心身の機能や才能を指すようになりました。さらに、特定の学問を教える「能力を持つ人々の集団」へと意味が広がり、現在の「学部」や「教授陣」に発展しました。同じ facere を語根に持つ関連語には、factory(工場)があります。
派生語・ファミリー
facultyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
faculty は大学の教授陣や心身の機能を、staff は組織で働く一般職員全体を、ability は後天的に習得したものを含む一般的な能力を指します。
よくある間違い
× I talked to a faculty yesterday. ○ I talked to a faculty member yesterday. → faculty は教員全体を指す集合名詞です。個人の教員を指す場合は faculty member とします。
× He has a high faculty in math. ○ He has a high ability in math. → faculty は生まれつきの機能や特定の才能に使い、一般的な学力や能力には ability が自然です。
コラム
豆知識
中世ヨーロッパの大学において、特定の学問(神学や法学など)を教える「能力を持った人々の集団」を faculty と呼ぶようになり、そこから「学部」や「教授陣」という意味が定着しました。語源であるラテン語の facultas(能力)の歴史を反映した興味深い変化です。
リアルな使われ方
アメリカの大学からのメールや案内では、「Faculty and Staff(教職員)」というフレーズが頻繁に登場します。授業を担当する教員(faculty)と、事務や運営をサポートする職員(staff)を明確に区別する表現として、キャンパス内で日常的に使われます。
映画・音楽での使われ方
映画『ハリー・ポッター』シリーズに登場するホグワーツ魔法魔術学校でも、ダンブルドア校長のもとで教鞭をとる先生たちの集団は faculty と呼ばれることがあります。魔法という特別な能力を教える権威ある教授陣を指すのにふさわしい言葉です。
イディオム・定型句
心身の機能が完全に正常で
“He is 90 years old but in full possession of his faculties.”
〜に対する特別な才能
“She has a remarkable faculty for making friends.”
facultyを使った会話例
大学のオフィスで、同僚の教員同士が会話
Did you attend the faculty meeting yesterday?
Yes, I did. Several faculty members raised concerns about the budget cuts.
It is a difficult situation. By the way, how is your new research assistant?
He is excellent. He has a remarkable faculty for analyzing complex data.
That is great to hear. We need more staff like him in our department.
Exactly. I hope he decides to join the faculty in the future.
文化的背景
アメリカの大学では、faculty は「教授陣全体」を指し、学部は department や school と呼びます。一方、イギリスやカナダなどでは、faculty が「学部(the Faculty of Arts など)」を意味することが一般的です。地域による意味の違いに注意が必要です。
よくある質問
Q. faculty とは?
大学の教授陣や学部、または人が生まれつき持つ心身の能力のことです。『The university faculty held a meeting.(大学の教授陣が会議を開いた)』のように使います。
Q. faculty と staff の違いは?
faculty は主に大学や学校の「教員・教授陣」を指します。一方の staff は、事務員や清掃員などを含む「職員全体」を指し、『faculty and staff(教職員)』と並べて使われることが多いです。
Q. faculty が「学部」という意味になるのはどんな時ですか?
主にイギリス英語や、伝統的な大学の組織名として使われます。『the Faculty of Law(法学部)』のように、特定の学問分野を教える部門の正式名称として頻出します。
Q. faculty の「能力」は ability とどう違いますか?
faculty は視覚・聴覚や理性など「人間に本来備わっている機能」を強調します。一般的なスキルや努力で身につけた力には ability を使い、『mental faculties(精神機能)』のように使い分けます。
Q. 個人の教員を指すときはどう言えばいいですか?
faculty は集合名詞なので、1 人の教員を指すときは faculty member を使います。『I spoke with a faculty member.(ある教員と話した)』のように表現するのが正確です。
CHECK QUIZ
Q: 大学の「清掃員や事務員を含む働く人全体」を指す単語は?
Q: 「mental faculties」が意味するものはどれ?
Q: 「ある教員と話した」の自然な英語表現は?