extent
- (名)程度、影響の及ぶ規模
- (名)面積、物理的な広がり
発音のコツ
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extent は2音節目にアクセントがあります。「ik-STENT」のように発音し、最初の「ex」は力まず「イク」と短く発声します。「STENT」の「e」は日本語の「エ」より少し口を縦に開け、最後の「t」は舌先を歯茎に当てて息を止めるように軽く発音します。カタカナの「エクステント」のように平坦にならないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- extents
コアイメージ
物事が及ぶ範囲や、状況の深刻さの程度を表すことがコアイメージです。被害の大きさや、ある事柄がどのくらい影響しているかを客観的に説明したい時に使います。
extentの意味・例文
名詞
程度、影響の及ぶ規模
The degree to which something happens or is true.
We do not know the full extent of the damage.
被害の全容は分かっていません。
ニュース報道で被害や影響の大きさを伝える定番の表現です。
To some extent, I agree with your proposal.
ある程度までは、あなたの提案に賛成します。
完全に同意しない場合のクッション言葉として使えます。
They are investigating the extent of the problem.
彼らは問題の深刻さを調査しています。
事象がどこまで及んでいるかを客観的に評価する文脈に適しています。
I was amazed at the extent of his knowledge.
彼の知識の深さに驚きました。
知識や能力がどの程度広がっているかを表すことができます。
面積、物理的な広がり
The physical size or area of something.
You can see the vast extent of the desert from here.
ここから砂漠の広大な広がりが見えます。
物理的に広がる空間の大きさを強調する時に使います。
The true extent of the forest is unknown.
その森の本当の広さは分かっていません。
地理的な面積や測量対象の広がりを示します。
The map shows the full extent of the empire.
その地図は帝国の全領土を示しています。
国や組織の支配領域が及ぶ範囲を表すことができます。
語源
extent は、外へ(ex-)と伸ばす(tendere)というラテン語に由来しています。「外に向かって引き伸ばされた空間」という成り立ちから、現在の「範囲」や「程度」という意味に発展しました。同じ tendere(伸ばす)の語根を持つ関連語には、extend(延長する、広げる)や tend(傾向がある)があります。
派生語・ファミリー
extentの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
extent は物事が及ぶ広がりや深刻さの程度を、degree は温度などの目盛りに基づく段階的な程度を、scope は活動や調査が対象とする領域の範囲を表します。
よくある間違い
× I agree with you at some extent. ○ I agree with you to some extent. → extent で「〜の程度まで」と言う時は前置詞 to を使います。到達点を示さない at は使えません。
× The extent of the room is large. ○ The size of the room is large. → extent は被害や影響の広がりによく使い、単なる部屋の寸法には size が自然です。
コラム
豆知識
extent の語源であるラテン語の tendere(伸ばす)は、多くの英単語の基になっています。例えば、テント(tent)は布を「ピンと張った」ものという意味から来ています。extent も空間や状況が「どこまでピンと張って届いているか」を想像すると覚えやすくなります。
リアルな使われ方
日常会話やビジネスで非常に便利なのが to some extent(ある程度)というフレーズです。相手の意見に全面的に賛成できない時や、断定を避けたい時にクッション言葉として使われます。Yes, to some extent. と短く相槌を打つネイティブも多いです。
映画・音楽での使われ方
映画やドラマの法廷シーンでは、to what extent(どの程度まで)という表現がよく登場します。例えば、To what extent were you involved?(あなたはどの程度関与していたのですか?)のように、証人に具体的な関与の度合いを問いただす際の決まり文句です。
イディオム・定型句
ある程度までは
“I agree with you to some extent.”
〜するほどの程度まで
“He was stressed to such an extent that he fell ill.”
最大限に、フルに
“The law will be enforced to the full extent.”
extentを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you see the news about the storm this morning?
Yes. Do they know the full extent of the damage yet?
Not entirely. They are still assessing the situation.
It seems the impact is beyond the scope of their initial predictions.
I agree with that to some extent, but the response was quick.
True. Hopefully, the recovery efforts will be effective.
文化的背景
欧米のビジネスやニュース報道では、問題や被害の大きさを客観的に伝えることが重視されるため、the extent of the damage(被害の程度)のような表現が頻繁に用いられます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. extent とは?
物事が及ぶ広がりや、状況の深刻さの程度を表す名詞です。『We need to know the full extent of the problem.(問題の全容を知る必要がある)』のように使います。
Q. extent と degree の違いは?
extent は広がりや規模のニュアンスを持ち、degree は段階的な目盛りのニュアンスを持ちます。『I agree to some degree.』と『to some extent』はほぼ同じ意味で使われます。
Q. to some extent はどう使いますか?
完全に同意や断定ができない時に、条件を付ける目的で使います。『To some extent, you are right.(ある程度、あなたは正しい)』のように文頭にも置けます。
Q. extent とよく一緒に使われる単語は?
damage(被害)や problem(問題)とよく結びつきます。『assess the extent of the damage(被害の程度を評価する)』はニュースやビジネスで頻出する定型表現です。
Q. extent の前置詞は何を使いますか?
「〜の程度まで」を表す時は to を使います。『The company succeeded to a large extent.(その会社は大部分において成功した)』のように、to a large extent もよく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「このプロジェクトの(対象)範囲外です」と言うのに最適な名詞は?
Q: 「ある程度まではあなたの意見に賛成です」の自然な表現は?
Q: 「the full extent of the law」の最も適切な意味は?