enmity
- (名)憎しみ、敵意
- (名)敵対状態、対立
発音のコツ
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enmity は最初の母音「e」にアクセントを置きます。日本語の「エ」よりも少し口を横に広げてはっきりと発音します。続く「n」は舌先を前歯の裏につけて鼻から音を抜き、すぐに「m」で唇を閉じます。後半の「ity」は力を抜いて「アティ」のように軽く添えるだけにし、「エンミティー」と平坦に伸ばさないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- enmities
コアイメージ
相手を敵とみなし、根深く持続的な憎しみや対立関係を持つことがコアイメージです。個人間の深い恨みや、国家・集団間の歴史的な敵対状態を表現したい時に使います。
enmityの意味・例文
名詞
憎しみ、敵意
A feeling or condition of hostility; hatred or ill will.
She harbors a deep enmity toward her former boss.
彼女は元上司に対して深い敵意を抱いています。
心の中に恨みや敵意を隠し持っている状態を表します。
I do not want any enmity between us anymore.
私たちの間にもう憎しみは不要です。
対立関係を終わらせたいと伝える時に使えます。
Personal enmities often cloud our judgment in critical situations.
個人的な恨みは、重要な局面で判断を鈍らせることがよくあります。
具体的な恨みの感情を指す場合は複数形にもなります。
敵対状態、対立
A state of deep-seated ill will between groups or nations.
The treaty ended decades of enmity between the two nations.
その条約は両国間の何十年にもわたる敵対関係を終わらせました。
国家間の根深い対立を表現する際によく使われます。
The historian analyzed the ancient enmity that caused the war.
その歴史家は戦争を引き起こした古くからの対立を分析しました。
歴史的な背景を持つ長年の争いを説明するのに適しています。
There is a noticeable enmity between the rival companies.
ライバル企業間には顕著な敵対関係が存在します。
企業同士の激しい競争や不和を指すこともできます。
語源
enmity は、否定を表す接頭辞 in- と、ラテン語で友人を意味する amicus が組み合わさった inimicus(敵)に由来します。友人の対極にある「敵である状態」という成り立ちから、根深い憎しみや敵意を表す言葉に発展しました。同じ amicus を語根に持つ関連語には、amicable(友好的な)があります。
派生語・ファミリー
enmityの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
enmity は根深く持続的な対立状態や恨みを、hatred は内面から湧き上がる激しく感情的な強い憎悪を、hostility は相手に対する攻撃的な態度や目に見える敵対的な行動を表します。
よくある間違い
× He made enmity for his rival. ○ He harbored enmity toward him. → 敵意は作るものではなく心に抱くものなので harbor を使います。
× There is enmity to the nations. ○ There is enmity between them. → 相互の対立を表す場合、to ではなく between を使うのが自然です。
コラム
豆知識
enmity の語源であるラテン語の amicus(友人)は、スペイン語の amigo(アミーゴ)やフランス語の ami(アミ)と同じルーツを持ちます。本来「友人」を表す言葉に否定の in- が付いて「敵」となり、それが enmity(敵意)へと変化した歴史は、言葉の繋がりを感じさせます。
リアルな使われ方
ニュース報道において、enmity は国家間の長年の対立を表現する際によく登場します。例えば、中東の紛争や冷戦時代の解説などで「a history of enmity(敵対の歴史)」というフレーズが頻繁に使われ、一時的な怒りではない問題の根深さを強調する効果を持っています。
映画・音楽での使われ方
ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』では、モンタギュー家とキャピュレット家の争いを「ancient enmity(古くからの敵意)」と表現しています。この言葉が、二人の愛を引き裂く家同士の根深い憎悪と対立を見事に象徴しています。
イディオム・定型句
〜と敵対関係にある
“The two tribes have been at enmity with each other.”
永遠の敵対を誓う
“They swore eternal enmity after the terrible betrayal.”
enmityを使った会話例
歴史の授業後、キャンパスで同僚と
Did you read the chapter about the Cold War?
Yes. The deep-seated enmity between the superpowers was fascinating.
It is amazing how that enmity influenced global politics for decades.
Exactly. They never fought directly, but they showed open hostility.
Do you think such historical enmities can ever truly disappear?
It is hard to say. Sometimes, people are just at enmity with each other forever.
True. We should focus on building goodwill instead of harboring resentment.
I completely agree. Let's discuss this more over coffee.
文化的背景
日常的なちょっとした怒りに対して使うと大げさに聞こえるため、政治問題や歴史的な対立、あるいは修復不可能なほど深刻な人間関係を語るフォーマルな文脈で好んで用いられます。日常的な使い方において英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. enmity とは?
相手を敵とみなし、根深く持続的な憎しみや対立関係を持つことです。『There is deep enmity between them.(彼らの間には深い敵意がある)』のように長年の対立を表します。
Q. enmity と enemy は同じ語源ですか?
はい、両方ともラテン語の inimicus(敵)に由来します。『He is my worst enemy.(彼は私の最大の敵だ)』の enemy が状態や感情として名詞化したものだと考えると覚えやすいです。
Q. enmity と hostility の違いは?
enmity は心の中にある根深い対立状態を指すのに対し、hostility は目に見える攻撃的な態度を指します。『They showed open hostility.(彼らはあからさまな敵意を見せた)』のように行動に出る場合に使います。
Q. enmity は日常会話でよく使われますか?
日常会話よりも、ニュースや歴史などのフォーマルな文脈でよく使われます。日常的な怒りには anger を使い、『the enmity between the nations(国家間の対立)』のように深刻な場面で用います。
Q. enmity と一緒によく使われる動詞は?
敵意を抱くことを意味する harbor や、恨みを買うことを意味する incur がよく使われます。『He harbored enmity toward his rival.(彼はライバルに敵意を抱いた)』は自然な定型表現です。
CHECK QUIZ
Q: 群衆が警察に「石を投げるなどの敵意」を示した時の最適な表現は?
Q: 「彼は元同僚に敵意を抱いている」の自然な表現は?
Q: 「二国間の敵対関係」を表す自然なフレーズは?