deference
- (名)敬意、尊敬
- (名)譲歩、服従
発音のコツ
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deference は最初の音節「def」にアクセントを置きます。「デ」と発音する際、下唇を軽く噛んで息を摩擦させる「f」の音を意識してください。続く「er」は力を抜いた曖昧な母音にし、最後の「ence」は「エンス」と軽く息を吐くように「s」の音で終わります。「デファレンス」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- deferences
- 具体的な敬意の行為を指す場合は複数形になることもあります
コアイメージ
相手の優れた点や権威を認め、自分の意見を控えて相手に従うことがコアイメージです。目上の人や専門家に対して、深い敬意や配慮を示したい時に使います。
deferenceの意味・例文
名詞
敬意、尊敬
Polite submission and respect.
He treats his grandparents with deep deference.
彼は祖父母を深い敬意を持って扱います。
目上の人に対する礼儀正しい態度を表します。
The team showed deference to the manager's experience.
チームはマネージャーの経験に敬意を示しました。
相手の専門性や実績を高く評価する場面で使われます。
The flags were lowered in deference to the late president.
故大統領に敬意を表して半旗が掲げられました。
公的な追悼や敬意の表明によく使われる表現です。
譲歩、服従
Yielding to the judgment or opinion of another.
The court acted in deference to the earlier ruling.
裁判所は以前の判決に従って行動しました。
過去の権威ある決定や規則に従うことを示します。
Out of deference to her wishes, we changed the plan.
彼女の意向を汲んで、私たちは計画を変更しました。
相手への配慮から自分の行動を変えるニュアンスです。
He remained silent out of deference to his boss.
彼は上司への配慮から沈黙を守りました。
意見があっても権威ある者に譲る状況を表現できます。
語源
deference は、動詞 defer(従う、敬意を払う)に名詞を作る接尾辞 -ence がついた単語です。defer はラテン語の de-(下へ)と ferre(運ぶ)から成り、「自分を相手の下に置く」という成り立ちから、相手に譲ることや敬意を表す意味に発展しました。同じ ferre(運ぶ)の語根を持つ関連語には、transfer(移動させる)があります。
派生語・ファミリー
deferenceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
deference は自分の意見を曲げて相手に従うほどの深い敬意を、respect は相手の価値や能力を認める一般的な敬意を、esteem は高く評価して称賛する気持ちを表します。
よくある間違い
× He showed deference for his teacher. ○ He showed deference to his teacher. → deference の後には対象を示す前置詞 to を使うのが一般的です。
× I deference his opinion. ○ I defer to his opinion. → deference は名詞です。動詞として「従う」「敬意を払う」と言いたい場合は defer を使います。
コラム
豆知識
deference の動詞形 defer には「敬意を払う・従う」という意味のほかに、「延期する」という意味もあります。これはラテン語の de-(離れて)と ferre(運ぶ)が結びつき、「別の機会に持ち越す」という意味に派生したためです。同じ語源から全く異なる2つの意味が生まれました。
リアルな使われ方
ネイティブは、相手の意見に反対する際に「With all due deference(失礼ながら・お言葉ですが)」という表現を使います。相手への敬意を前置きすることで、批判や反論を和らげる効果がある、ビジネスや討論で非常に役立つフレーズです。
映画・音楽での使われ方
時代劇や法廷を舞台にした映画・ドラマでは、裁判官や王族に対して「show deference(敬意を示す)」というセリフがよく登場します。Netflixのドラマ『ザ・クラウン(The Crown)』などでは、王室の伝統に対する厳格な敬意や服従の描写としてこの概念が頻繁に描かれています。
イディオム・定型句
〜に敬意を表して、〜に従って
“We canceled the party in deference to her feelings.”
〜への配慮から
“He wore a suit out of deference to his hosts.”
失礼ながら、お言葉ですが
“With all due deference, I must disagree with you.”
deferenceを使った会話例
取締役会の後、オフィスで同僚と
Why didn't you argue with the CEO during the meeting?
I kept quiet out of deference to his long experience.
I see. But your idea was actually much better.
Maybe, but sometimes it is wiser to defer to senior management.
I guess you are right. They demand a lot of deference here.
Exactly. I will propose my idea privately later.
文化的背景
欧米のビジネス文化ではフラットな関係性が好まれる傾向がありますが、それでも経験豊富な専門家や裁判官などに対しては deference を示すことが重要視されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. deference とは?
相手の権威や経験を認め、敬意を払って自分の意見を譲ることを意味する名詞です。『He showed deference to his elders.(彼は年長者に敬意を示した)』のように、目上の人への態度を表す際に使います。
Q. deference と defer の使い分けは?
deference は名詞、defer は動詞です。『I defer to your judgment.(あなたの判断に従います)』のように、相手の意見を尊重して譲る動作を表す場合は動詞の defer を使います。
Q. deference と respect の違いは?
deference には「自分を下げて相手に従う・譲る」というニュアンスが含まれます。単に相手の価値を認める場合は『I respect your opinion.』のように respect を使うのが自然です。
Q. deference と一緒に使う前置詞は?
対象を示す to と一緒に使われることが非常に多いです。『in deference to the rules(規則に従って)』のように、慣用句としてセットで覚えておくことをおすすめします。
Q. deference は日常会話でよく使いますか?
比較的フォーマルな単語なので、日常会話よりもビジネスやニュースなどの場面でよく使われます。日常会話では『show respect』のように言う方が自然な場合が多いです。
CHECK QUIZ
Q: 相手の意見に「自分を曲げて譲る」ニュアンスが強いのは?
Q: 「彼女の意向を汲んで(従って)」の自然な表現は?