debt

  • ()借金、負債
  • ()恩義、借り
UK/dɛt/

発音のコツ

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debt は「デット」と発音し、中にある b は黙字(サイレントレター)です。唇を閉じて「ブ」の音を作らないように注意してください。最初の「デ」にアクセントを置き、最後の「ト」は舌先を上の歯茎の裏に当てて軽く息を吐き出す程度で終わらせます。「デブト」とカタカナ読みにならないよう意識しましょう。

活用形

複数形
debts

コアイメージ

誰かに返済しなければならないお金や恩義を抱えている状態がコアイメージです。借りたお金を返す義務や、人に対する感謝の気持ちを表す時に使います。

debtの意味・例文

名詞

countable / uncountable

借金、負債

An amount of money that you owe to a person, bank, or company.

日常会話

It took him five years to pay off his debt.

彼が借金を完済するのに5年かかりました。

pay off a debt で「借金を完済する」という頻出表現になります。

ビジネス

The company is struggling with a large amount of debt.

その会社は多額の負債に苦しんでいます。

企業が抱える金銭的なマイナスを表す際によく使われます。

ニュース

The national debt has reached a record high this year.

今年の国の借金は過去最高に達しました。

national debt で「国の借金(国債)」を意味します。

SNS・カジュアル

I don't want to go into debt for a new car.

新しい車のために借金はしたくありません。

go into debt で「借金をする状態に陥る」ことを表します。

可算

恩義、借り

A feeling of gratitude for a favor or service.

フォーマル

I owe you a debt of gratitude for your support.

あなたのサポートに対して深い恩義を感じています。

a debt of gratitude は感謝を伝える丁寧な定型句です。

日常会話

I am forever in your debt for saving my dog.

私の犬を助けてくれて、一生の恩に着ます。

in someone's debt で「人に借り(恩義)がある」状態を示します。

ビジネス

We acknowledge our debt to the former CEO.

私たちは前CEOに恩義があることを認めています。

過去の貢献に対して感謝の念を抱いていることを表します。

語源

debt はラテン語の debere(借りている)に由来し、接頭辞 de-(離れて)と habere(持つ)から成り立っています。本来は他人のものを離れた場所で持っている状態を指し、そこから「借金」や「返済義務」という意味に発展しました。同じ habere(持つ)の語根を持つ関連語には、habit(習慣)があります。

派生語・ファミリー

名詞debtor
形容詞indebted

debtの使い方

よく使う組み合わせ

pay off a debt (借金を完済する)fall into debt (借金を背負う)clear a debt (借金を清算する)a heavy debt (多額の借金)a debt of gratitude (深い恩義)

使い分け

debt は個人や企業が抱える返済義務のあるお金全般を、loan は銀行などから特定の目的で借りたお金を、liability は会計用語として企業が抱える法的および金銭的な負債全体を指します。

He is trying to pay off his debt.

返済すべきお金という義務や状態に焦点が当たります。

I applied for a student loan.

具体的な契約に基づいて金融機関から借りたお金を指します。

The company has more assets than liabilities.

会計上の負債という専門的で客観的な響きを持ちます。

よくある間違い

× He is in a debt. ○ He is in debt. → 借金があるという「状態」を表す時は、in debt と無冠詞で使います。

× He returned his debt. ○ He paid off his debt. → 借金を返す時は return ではなく、pay off や repay を使います。

コラム

豆知識

debt の b は、実は後から付け足された文字です。中世のフランス語から英語に入った時は dette という綴りでしたが、ルネサンス期に学者たちがラテン語の語源 debere に近づけようとして、発音しない b をわざわざ挿入したという歴史があります。現代の学習者を悩ませる綴りと発音の不一致はこれが原因です。

リアルな使われ方

ネイティブは深い感謝を伝える時に I am forever in your debt.(一生の恩に着ます)という表現を使います。単なる Thank you よりも重みがあり、大きなピンチを救ってもらった時などに使うドラマチックなフレーズです。日常会話でも、深い絆を確認する場面で活躍します。

映画・音楽での使われ方

人気ドラマ『イカゲーム(Squid Game)』は、多額の debt を抱えた人々が命懸けのゲームに挑む物語です。現代社会における借金問題の重圧をテーマにしており、drowning in debt(借金で首が回らない)状態の恐ろしさをリアルに描いています。世界中で共感を呼んだ作品です。

イディオム・定型句

ことわざOut of debt, out of danger.

借金がなければ危険もない

My grandfather always said out of debt, out of danger.

イディオムin someone's debt

人に恩義がある

I am completely in your debt.

定型句drown in debt

借金で首が回らない

Many young people are drowning in debt.

debtを使った会話例

金曜の午後、オフィスで同僚と

A

Have you heard about the rival company's financial situation?

B

Yes, I heard they are drowning in debt right now.

A

That is a huge problem. Will they take out another loan?

B

The banks won't give them one. Their liabilities are too high.

A

I hope they can clear their debts soon.

B

Me too. Many employees are worried about their jobs.

文化的背景

欧米ではクレジットカードの利用や学生ローンが非常に一般的であり、多くの人が何らかの debt を抱えながら生活しています。借金そのものが直ちに悪とされるわけではなく、個人の信用を築くための手段としても認識されています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. debt とは?

誰かに返済しなければならないお金や恩義のことです。『He finally paid off his debt.(彼はついに借金を完済した)』のように使います。

Q. debt の発音の注意点は?

綴りに含まれる b は発音せず、「デット」と読みます。『I am in debt.(私には借金がある)』と言う時、b の音を出すと不自然に聞こえるので注意してください。

Q. 「借金をする」は英語で何と言いますか?

go into debt や fall into debt を使います。『Many students go into debt.(多くの学生が借金をする)』が典型的な表現です。

Q. お金以外の意味で debt を使うことはありますか?

人から受けた親切に対する「恩義」を表す時に使います。『I owe you a debt of gratitude.(あなたには深い恩義があります)』のように、フォーマルな感謝を伝える際に便利です。

Q. debt と credit の違いは?

debt は自分が他人に「借りている」状態、credit は自分が他人に「貸している」または「信用」を表します。『Buy on credit, pay the debt.(クレジットで買い、借金を払う)』のように対比して使われます。

CHECK QUIZ

Q: 「銀行から特定の目的で借りたお金」を指す最も適切な単語は?

Q: 「彼は借金を抱えている」の自然な英語表現は?

Q: 「I owe you a debt of gratitude.」が表す意味は?