coincident
- (形)同時に起こる、偶然重なる
- (形)一致する、合致する
発音のコツ
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coincident は最初の「co」を「コウ」と二重母音で発音し、続く「in」にアクセントを置いて「イン」と少し強めに読みます。真ん中の「ci」は「スィ」と摩擦音をクリアに出し、最後の「dent」は力を抜いて曖昧な「ダント」のように発音します。語尾の「t」は弱く破裂させるか、飲み込むようにすると自然です。
活用形
- 複数形
- coincidents
- 名詞として「同時に起こる事象」を指す場合の複数形
コアイメージ
複数の出来事や考えが、同じタイミングや場所でぴったり重なることがコアイメージです。出来事が偶然同時に起きたり、意見や性質が完全に一致したりする状況を客観的に表したい時に使います。
coincidentの意味・例文
形容詞
同時に起こる、偶然重なる
happening at the same time or in the same place
The strike was coincident with the city festival.
ストライキは市の祭りと同時に起こりました。
異なる出来事が偶然同じタイミングで起きることを表します。
Their arrivals at the station were completely coincident.
彼らが駅に到着したのは完全に同時でした。
意図せずタイミングがぴったり重なった状況で使われます。
The economic downturn was coincident with the global pandemic.
経済の低迷は世界的なパンデミックと同時期に発生しました。
大きな出来事が重なる様子を客観的に述べる表現です。
一致する、合致する
in agreement or harmony with something
His goals are coincident with the company's vision.
彼の目標は会社のビジョンと一致しています。
目指す方向や考え方がぴったり合っていることを示します。
Her testimony was coincident with the physical evidence.
彼女の証言は物的証拠と合致していました。
事実や証拠に矛盾がないことを述べる際に適しています。
Our views on this matter are broadly coincident.
この問題に関する私たちの見解は概ね一致しています。
broadly(概ね)などの副詞と組み合わせてよく使われます。
語源
coincident は接頭辞 co-(共に)、in-(中に・上に)、そして cadere(落ちる)から成り立っています。複数の出来事が「共に同じ場所へ落ちてくる」という成り立ちから、時間や空間が重なる「同時に起こる」「一致する」という意味に発展しました。同じ cadere を語根に持つ関連語には、accident(事故)があります。
派生語・ファミリー
coincidentの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
coincident は偶然に同時に起きるか一致することを、simultaneous は意図的かに関わらず全く同じ瞬間に起きることを、concurrent はある期間にわたって並行して起きることを表します。
よくある間違い
× His opinion is coincident to mine. ○ His opinion is coincident with mine. → 「〜と一致する」と言う場合、coincident は前置詞 with を伴うのが正しい語法です。
× It was a pure coincident. ○ It was a pure coincidence. → coincident は形容詞です。「偶然の一致」という名詞として使う場合は coincidence となります。
コラム
豆知識
coincident の語源である cadere(落ちる)は、出来事を「空から降ってくるもの」と捉える古代の感覚に由来します。ここから accident(事故)や incident(事件)など、予期せぬ出来事を表す多くの英単語が生まれました。coincident も「共に落ちてくる=偶然重なる」というイメージを持っています。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、出来事が同時に起きた時に名詞形の coincidence を使って "What a coincidence!"(すごい偶然!)と言うのが定番です。形容詞の coincident は、ビジネスシーンで "coincident with"(〜と一致して)という形で報告書などに使われます。
映画・音楽での使われ方
音楽や映画のタイトルで直接 coincident が使われることは少ないですが、関連語を含む作品として、タイムループを描いたSF映画『The Incident(邦題:インシデント)』があります。同じ語根を持つ言葉として、予期せぬ出来事が重なるスリリングな展開を象徴しています。
イディオム・定型句
〜と同時に起こる、〜と一致して
“The strike was coincident with the festival.”
一致指数(経済用語)
“The index is a key coincident indicator.”
coincidentを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you notice the system outage this morning?
Yes. It was coincident with the server update.
Do you think they are related, or is it just a coincidence?
I am not sure. But it is broadly coincident with the network error too.
We should check if the issues are simultaneous across all regions.
Good idea. I will run a diagnostic test right now.
Let me know if your findings are coincident with my report.
Will do. I will send you the results shortly.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。日常会話では名詞形の coincidence(偶然の一致)の方が頻繁に登場しますが、形容詞の coincident はビジネス文書や学術論文など、フォーマルな文脈で出来事の重なりや意見の一致を客観的に述べる際に好まれます。
よくある質問
Q. coincident とは?
複数の出来事や考えが、同じタイミングや場所でぴったり重なることを表す形容詞です。『His arrival was coincident with the rain.(彼の到着は雨と同時だった)』のように使われます。
Q. coincident と simultaneous の違いは?
simultaneous は「全く同じ瞬間に起きる」という客観的な事実を強調します。一方の coincident は『Their meetings were coincident.』のように、偶然重なったことや、意見などが「一致する」というニュアンスを含みます。
Q. coincident はどんな場面で使いますか?
出来事が偶然同時に起きた時や、意見や性質が合致している場面で使います。『My opinion is coincident with yours.(私の意見はあなたと同じです)』のように、フォーマルな文脈でよく登場します。
Q. coincident の後に続く前置詞は何ですか?
通常は with を伴い、「〜と同時に」「〜と一致して」という意味を表します。『The festival is coincident with the holiday.』のように、出来事や意見の対象を示す際によく使われる組み合わせです。
Q. coincident と coincidence の使い分けは?
coincident は形容詞で状態を表し、coincidence は名詞で「偶然の一致」という事象そのものを指します。『What a coincidence!(なんという偶然!)』は日常会話で非常によく使われる決まり文句です。
CHECK QUIZ
Q: 「2つの爆発が『全く同時に』起きた」という事実を強調する形容詞は?
Q: 「彼の意見は私の意見と一致している」の自然な表現は?
Q: 日常会話で「すごい偶然だね!」と言う時の正しい表現は?