chance
- (名)可能性、見込み
- (名)機会、チャンス
- (名)偶然、運
- (動)一か八かやってみる
発音のコツ
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「ch」は口をすぼめて息を強く出しながら「チ」と発音します。アメリカ英語の場合、母音の「æ」は口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出します。最後の「ce」は舌先を歯茎に近づけ、息だけを摩擦させて「ス」と抜くように発音してください。カタカナの「チャンス」のように「ス」に母音の「ウ」を混ぜないことがポイントです。
活用形
- 三単現
- chances
- 進行形(-ing)
- chancing
- 過去形
- chanced
- 過去分詞
- chanced
- 複数形
- chances
コアイメージ
偶然に何かが起こる可能性や、巡ってきた好機であることがコアイメージです。何かをする絶好の機会を得た時や、物事が起こる確率について話す時に使います。
chanceの意味・例文
名詞
可能性、見込み
The level of possibility that something will happen.
There is a high chance of rain tomorrow.
明日は雨が降る可能性が高いです。
a high chance of で「〜の可能性が高い」を表します。
What are the chances of success?
成功する確率はどのくらいですか?
確率を尋ねる時は複数形 chances がよく使われます。
The treatment significantly reduces the chance of infection.
その治療法は感染の可能性を大幅に減らします。
reduce the chance of は論文などの堅い文脈で頻出します。
機会、チャンス
An opportunity to do something.
I didn't get a chance to talk to him.
彼と話す機会がありませんでした。
get a chance to do で「〜する機会を得る」となります。
Please give me a chance to explain.
説明する機会をください。
相手に機会を求める際の定番フレーズです。
This is your chance to shine!
今こそあなたが輝くチャンスです!
相手を励ましたり応援したりする時に適しています。
偶然、運
The way that things happen without being planned.
They met by chance at the airport.
彼らは空港で偶然出会いました。
意図せずに起こった出来事を説明する時に使います。
The discovery was made purely by chance.
その発見は全くの偶然によるものでした。
by chance で「偶然に」という副詞句になります。
I leave nothing to chance.
私は何事も運任せにはしません。
leave it to chance で「運に任せる」という表現です。
動詞
一か八かやってみる
To do something even though it involves risk.
I will chance it and go without an umbrella.
一か八か、傘を持たずに行ってみます。
chance it で「危険を承知でやってみる」という意味になります。
We cannot chance losing such a valuable client.
これほど貴重な顧客を失うリスクを冒すわけにはいきません。
chance doing で「〜する危険を冒す」という用法です。
He chanced his luck by investing all his money.
彼は全財産を投資して一か八かの賭けに出ました。
chance one's luck で「あえて危険を冒す」を表します。
語源
chance はラテン語の cadere(落ちる)に由来します。サイコロが「落ちる」ことから、偶然の出来事や運を意味していました。サイコロの目が出るように「偶然に起こる」というニュアンスから、現在の「可能性」や「機会」へと意味が発展しました。同じ語根を持つ関連語には、accident(事故、偶然)があります。
派生語・ファミリー
chanceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
chance は偶然巡ってきた好機や確率を、opportunity は努力や状況によって得られた有利な機会を、possibility は単に何かが起こり得る見込みを表します。
よくある間違い
× I had a chance of going to New York. ○ I had a chance to go to New York. → 「〜する機会」と言う時は chance to do が自然です。chance of doing は「〜する見込み・確率」を表します。
× Thank you for the chance. ○ Thank you for the opportunity. → ビジネスで「機会をいただき感謝します」と言う場合は、フォーマルな opportunity を使うのが適切です。
コラム
豆知識
chance は「サイコロが落ちる」ことを意味するラテン語に由来します。そのため、「偶然」や「運」のニュアンスが根底にあります。世界的に有名なボードゲーム「モノポリー」に出てくる Chance(チャンスカード)も、運命や偶然に左右される不確実な出来事を表しています。
リアルな使われ方
ネイティブは遠回しに頼み事をする時、Is there any chance...?(〜してもらう可能性はありますか?)という表現をよく使います。Can you...? よりも控えめで丁寧な響きがあるため、職場や少し気を使う相手への依頼にとても便利なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
世界的ポップグループ ABBA の大ヒット曲『Take a Chance on Me』(1977 年)は、「私に賭けてみて(一か八か私を選んでみて)」と恋心を歌った名曲です。ここでの take a chance には、リスクを取って挑戦するという前向きなニュアンスが込められています。
イディオム・定型句
見込みがある、勝ち目がある
“We don't stand a chance against them.”
見込みがない、まさか
“Fat chance he will help us.”
万が一を期待して、ダメ元で
“I called him on the off chance he was free.”
chanceを使った会話例
金曜の午後、オフィスで同僚と
Do you think we stand a chance of winning this contract?
Well, there is a possibility, but their current supplier is strong.
I see. I just hope I get a chance to present our new proposal.
You will. This is a great opportunity to show our strengths.
Thanks. I will call the client on the off chance they are free today.
Good idea. Don't leave anything to chance.
文化的背景
アメリカ英語では「チャンス(/tʃæns/)」、イギリス英語では「チャーンス(/tʃɑːns/)」と発音の差が顕著な単語です。また、日本語の「チャンス」は常にポジティブな意味で使われますが、英語の chance は「悪いことが起こる確率」というネガティブな文脈でも使われる点に注意が必要です。
よくある質問
Q. chance とは?
偶然もたらされる可能性や好機のことです。『Is there any chance you can help me?(手伝ってくれる可能性はありますか?)』のように、依頼や確認の場面でもよく使います。
Q. chance と opportunity の違いは?
chance は偶然の要素が強く、opportunity は自ら掴んだり状況が整って生まれたりする有利な機会です。『an opportunity for promotion(昇進の機会)』のようにビジネスでは opportunity が好まれます。
Q. 「〜する機会」は英語でどう言いますか?
a chance to do(動詞の原形)を使います。『I finally got a chance to read the book.(ついにその本を読む機会を得ました)』のように、日常会話で頻出する形です。
Q. chance of と chance to の違いは?
chance of は「〜が起こる確率」、chance to は「〜するための機会」です。『a chance of winning(勝つ確率)』と『a chance to win(勝つための機会)』のようにニュアンスが変わります。
Q. fat chance とはどういう意味ですか?
直訳すると「太った可能性」ですが、皮肉を込めて「見込みが全くない」「まさか」という意味で使われます。『Fat chance that will happen.(そんなこと起こるわけがない)』のようにカジュアルな会話で登場します。
CHECK QUIZ
Q: 「キャリアアップの絶好の機会」に最適な表現は?
Q: 「There is a chance of rain.」の正しい意味は?
Q: 「偶然に彼と会った」の自然な表現は?