brook
- (動)(主に否定文で)許す、我慢する
- (名)小川、せせらぎ
発音のコツ
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brook の発音は /brʊk/ です。母音の /ʊ/ は日本語の「ウ」よりも口の力を抜き、少し「オ」に近づけた短い音を出します。「ブルック」と唇を丸めて長く伸ばさず、リラックスした状態で短く「ブッ」と発音して /k/ で切るのが自然に聞こえるコツです。
活用形
- 三単現
- brooks
- 進行形(-ing)
- brooking
- 過去形
- brooked
- 過去分詞
- brooked
- 複数形
- brooks
コアイメージ
絶え間なく流れる小川、または不快な状況を「許容する・我慢する」ことがコアイメージです。動詞としては主に否定形を伴い、妥協を一切許さない強い態度を示す時に使います。
brookの意味・例文
動詞
(主に否定文で)許す、我慢する
To tolerate or allow something, typically dissent or interference.
The manager will brook no delay in this project.
マネージャーはこのプロジェクトにおいて一切の遅れを許さないでしょう。
brook no delay(一切の遅れを許さない)はビジネスで頻出の定型句です。
She is a strict leader who brooks no disagreement.
彼女は異論を一切認めない厳しいリーダーです。
権威のある人物が妥協を許さない態度を示す時に使います。
The government stated it would brook no interference from foreign countries.
政府は外国からの干渉を一切容認しないと表明しました。
国家や組織の強硬な姿勢を伝える報道でよく見られます。
名詞
小川、せせらぎ
A small stream of fresh water.
We sat by the babbling brook and ate our lunch.
私たちはせせらぎのそばに座って昼食をとりました。
babbling brook(さらさら流れる小川)は情景を描写する定番の表現です。
The little boy tried to jump over the brook.
その小さな男の子は小川を飛び越えようとしました。
川(river)よりも規模が小さく、またげる程度の水流を指します。
Heavy rain caused the brook to overflow its banks.
大雨によって小川が氾濫しました。
自然災害のニュースでも地形を表す言葉として登場します。
語源
brookには2つの語源があります。名詞の「小川」は湧き出る水を意味する古英語に由来します。一方、動詞の「許す」は「使う・享受する」を意味する古英語brūcanから派生しました。不快なものを「自分の中で消化して受け入れる=耐える」というニュアンスに変化したのです。同じ語根を持つ関連語には、物事を扱うbroker(仲買人)があります。
派生語・ファミリー
brookの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
brookは主に否定形で権威者が一切の妥協を許さないことを、tolerateは不快なものを理性的に許容することを、endureは苦痛や困難にじっと耐え抜くことを表します。
よくある間違い
× I will brook his bad behavior. ○ I will tolerate his bad behavior. → brookは非常に硬い表現で、現代英語では否定を伴う定型句で使われます。日常的な我慢にはtolerateを使います。
× The teacher brooked him to speak. ○ The teacher allowed him to speak. → brookは「brook no + 名詞」の形で使い、人に許可を与える意味ではallowを使います。
コラム
豆知識
brookには「小川」と「許す」の2つの意味がありますが、これらは全く別の語源から来ており、偶然スペルが同じになった同音異義語です。「小川を許す」という関連性はないため、それぞれ別の単語として覚えるのが賢明です。
リアルな使われ方
ネイティブが動詞のbrookを使うのは、「brook no delay(一刻の猶予も許さない)」や「brook no nonsense(ふざけた態度を許さない)」といった決まり文句がほとんどです。これらはニュース報道やビジネスの公式声明で、強い決意を示すためによく登場します。
映画・音楽での使われ方
J.R.R.トールキンの小説『ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)』などのファンタジー文学や歴史小説では、王や指導者が威厳を示すためのセリフとして動詞の brook が頻繁に用いられます。格式高い世界観を演出するのにぴったりの単語です。
イディオム・定型句
一刻の猶予も許さない
“This medical emergency brooks no delay.”
議論の余地を与えない
“His tone of voice brooked no argument.”
干渉を一切許さない
“The government will brook no interference.”
brookを使った会話例
経営会議で、新プロジェクトについて
The new software must be launched by next Monday.
But the team says they need more time for security testing.
The CEO has made it clear that he will brook no delay.
I understand. We will have to endure a few long nights.
Exactly. This project is critical and brooks no excuses.
I will inform the team. We cannot tolerate any mistakes now.
文化的背景
動詞として使う場合、主に権力者や上位の立場にある人が「一切の反抗や遅れを許さない」という文脈で使われます。威圧的な響きを持つため日常会話には不向きですが、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. brook とは?
動詞としては「(主に否定文で)許容する」、名詞としては「小川」を意味します。『The general will brook no delay.(将軍は一切の遅れを許さないだろう)』のように強い意志を示す際に使います。
Q. 動詞の brook は日常会話でよく使われますか?
非常にフォーマルな単語であり、日常会話よりも小説や歴史書、硬いニュースで登場します。日常会話で「我慢する」と言いたい場合は『I can't stand it.』などの表現が自然です。
Q. 名詞の brook と stream の違いは?
水の規模によって異なります。riverが最も大きく、streamは中規模の川、brookはさらに小さな「小川」を指します。『The kids played in the brook.(子供たちは小川で遊んだ)』のように使います。
Q. 動詞の brook はどのように使いますか?
現代英語ではほぼ100%、no などの否定語を直接名詞に伴って「一切〜を許さない」という形で使われます。『She brooks no nonsense.(彼女はふざけた態度を一切許さない)』が典型的な文型です。
Q. brook no delay を言い換えると?
allow no delay や tolerate no delay に言い換えられます。『We will tolerate no delay.(遅れは一切容認しない)』とすると、少し現代的で一般的な表現になります。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は一切の干渉を許さないだろう」の自然な表現は?
Q: 「We listened to the sound of the brook.」における brook の意味は?
Q: 友達の遅刻に「もう我慢できない!」と日常会話で言うのに最適な動詞は?