avert
- (動)避ける、防ぐ
- (動)そらす、背ける
発音のコツ
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avert の最初の「a(ə)」は口をリラックスさせて弱く短く「ア」と発音します。アクセントは後半の「vert(vɜːrt)」に置きます。下唇を軽く噛んで「v」の摩擦音を出し、口をあまり開けずに「アー」と長めに伸ばしながら舌を丸めて「r」の音を作ります。カタカナの「アバート」にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- averts
- 進行形(-ing)
- averting
- 過去形
- averted
- 過去分詞
- averted
コアイメージ
迫り来る危険や不快なものから、向きを変えてそらすことがコアイメージです。事故などの悪い事態を未然に防ぎたい時や、見たくないものから視線を外す時に使います。
avertの意味・例文
動詞
避ける、防ぐ
To prevent something bad from happening.
The government took immediate action to avert an economic crisis.
政府は経済危機を回避するために即座に行動を起こしました。
危機や大惨事などを未然に防ぐニュース報道で頻出します。
We successfully averted a delay in the project schedule.
私たちはプロジェクトスケジュールの遅延を無事に回避しました。
ビジネスにおいて問題の発生を防いだことを報告する際に使えます。
Strict regulations were introduced to avert environmental destruction.
環境破壊を防ぐために厳しい規制が導入されました。
社会的な課題や悪化を食い止める文脈でよく用いられます。
そらす、背ける
To turn your eyes, face, or thoughts away from something.
She quickly averted her eyes when he looked at her.
彼が彼女を見た時、彼女はすぐに目をそらしました。
恥ずかしさや気まずさから視線を外す動作を表します。
The movie was so scary that I had to avert my gaze.
その映画はとても怖かったので、私は目をそらさなければなりませんでした。
残酷なものや不快なものを見ないようにする時に使います。
It is customary to avert your gaze to show respect.
敬意を示すために視線をそらすのが慣例です。
文化的な作法として目を合わせないことを説明する表現です。
語源
avert は接頭辞 a-(離れる)と vertere(回す)から成り立っています。顔や目を回して対象から離すという物理的な動作から「視線をそらす」という意味になり、さらに「危険や悪い事態の方向を変えて回避する」という意味に発展しました。同じ vertere(回す)の語根を持つ関連語には、convert(変換する)があります。
派生語・ファミリー
avertの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
avert は迫り来る危険の向きを変えて防ぎ、avoid は危険そのものに近づかないようにし、prevent は事態が起こる前に準備して防ぎます。
よくある間違い
× I averted from the danger. ○ I averted the danger. → avert は他動詞なので、前置詞を置かずに直接目的語をとります。
× We averted to make a mistake. ○ We avoided making a mistake. → avert は行為を避ける文脈では使わず、名詞(危機など)を目的語にします。
コラム
豆知識
avert の語源にある vertere(回す)は、多くの英単語のベースになっています。例えば、introvert(内向的な人)は「内側に(intro)向く(vert)」、extrovert(外向的な人)は「外側に(extro)向く(vert)」という成り立ちです。視線を回してそらすイメージと深く繋がっています。
リアルな使われ方
ネイティブのニュース報道では、ストライキや政府の閉鎖など、社会的な影響が大きい事態がギリギリで回避された時に narrowly avert(かろうじて回避する)という表現がよく使われます。緊迫感が伝わる定型的な言い回しとして、ビジネスマンなら知っておきたい表現です。
映画・音楽での使われ方
映画や小説のレビューでは、観客が残酷なシーンなどで思わず目をそらしてしまうことを「make you avert your eyes」と表現することがあります。ホラー作品などで、視覚的な恐怖の強さを伝えるのによく使われるフレーズです。
イディオム・定型句
目をそらす
“He had to avert his eyes from the bright light.”
視線をそらす
“She averted her gaze out of embarrassment.”
目が離せない
“The performance was so captivating that I could not avert my eyes.”
avertを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Did you hear that we averted a major system failure today?
Yes, the IT team caught the bug just in time to prevent it.
It was a close call. We narrowly averted a client data loss.
I couldn't avert my eyes from the monitor while they were fixing it.
I bet. We should avoid making the same mistake in the next update.
Agreed. Let's schedule a review meeting on Monday.
文化的背景
avert は書き言葉やフォーマルな場面で好まれる単語です。日常会話で「避ける」と言う場合は avoid や prevent が一般的ですが、ニュース報道では劇的な危機回避を伝えるためによく用いられます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. avert とは?
危険や悪い事態を未然に防ぐこと、または不快なものから視線をそらすことです。『She averted her eyes.(彼女は目をそらした)』のように使います。
Q. avert と avoid の違いは?
avert は迫り来る危険の方向を変えて防ぐニュアンスです。一方の avoid は、最初から危険に近づかないようにする点で異なります。『avoid the crowd(人混みを避ける)』のように使います。
Q. avert はどんな場面で使われますか?
ニュースやビジネスで、危機や事故、ストライキなどを回避したと伝える時に頻出します。『The company averted bankruptcy.(その会社は倒産を回避した)』のような形でよく見かけます。
Q. avert の後ろには何が来ますか?
文脈によって異なりますが、crisis(危機)や disaster(惨事)、または eyes(目)や gaze(視線)などが直接来ます。『avert an economic crisis(経済危機を回避する)』のように使います。
Q. avert の名詞形は何ですか?
語源を同じくする名詞に aversion があります。ただし意味は「回避」よりも「嫌悪」や「反感」に強く寄り、『a strong aversion to spiders(クモへの強い嫌悪感)』のように使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「雨を避けるために室内に留まる」の自然な動詞は?
Q: 「彼は気まずくて視線をそらした」の正しい英文は?
Q: ニュースでよく聞かれる「ストライキを回避する」の表現は?