aversion
- (名)強い嫌悪、反感
- (名)ひどく嫌いなもの
発音のコツ
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aversion の発音は /əˈvɜːrʒən/ です。最初の「ə」は口をリラックスさせた曖昧な音です。アクセントのある「vɜːr」は、下唇を軽く噛んで「ヴ」と発音しつつ、舌を少し丸めて「アー」と伸ばします。後半の「ʒən」は、舌を上あごに近づけて摩擦させる有声音の「ジュ」という音を意識してください。
活用形
- 複数形
- aversions
コアイメージ
生理的・心理的に不快なものから「顔を背けて避けたい」という強い拒絶反応がコアイメージです。単なる好き嫌いを超えて、本能的に受け付けないものや避けるべき対象について話す時に使います。
aversionの意味・例文
名詞
強い嫌悪、反感
A strong feeling of not liking somebody or something.
I have a strong aversion to spiders.
私はクモに対して強い嫌悪感を抱いています。
have an aversion to 〜 で「〜が大嫌いだ」と表現します。
The study explores human aversion to inequality.
その研究は不平等に対する人間の嫌悪を探求しています。
心理学や社会学の学術論文でも頻出する表現です。
His aversion to risk makes him a cautious investor.
彼はリスクを極端に嫌うため、慎重な投資家になっています。
リスクを避ける傾向を説明する際によく使われます。
ひどく嫌いなもの
A person or thing that causes a feeling of strong dislike.
Waking up early is my pet aversion.
早起きは私が特に嫌いなことです。
pet aversion は「特に大嫌いなもの」を指す表現です。
Loud chewing is a huge aversion for me.
くちゃくちゃ音を立てて食べるのは本当に受け付けません。
生理的に受け付けない事象を直接指すことができます。
The new policy became an aversion to the employees.
その新方針は従業員にとって嫌悪の対象となりました。
特定の対象そのものを aversion と呼ぶ用法です。
語源
aversion は、ラテン語で「離れて」を意味する接頭辞 a- と、「向ける」を意味する vertere から成り立っています。嫌なものから「顔を背ける」という動作が、そのまま強い嫌悪感や反感という心理状態を表すように発展しました。同じ vertere(向ける)の語根を持つ関連語には、reverse(逆にする)があります。
派生語・ファミリー
aversionの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
aversion は生理的・心理的に避けたいという強い嫌悪感を、dislike は単に好まないという一般的な感情を、hatred は激しい怒りや敵意を伴う深い憎悪を表します。
よくある間違い
× I have an aversion of eating meat. ○ I have an aversion to eating meat. → aversion の後には前置詞 to を続けます。of ではないので注意してください。
× She feels an aversion to spiders. ○ She has an aversion to spiders. → aversion は feel ではなく have や develop と組み合わせるのが自然な英語です。
コラム
豆知識
語源である「顔を背ける」というイメージは、悪臭や恐ろしいものを見た時の人間の本能的な動作そのものです。心理学の分野では、特定の食べ物で一度気持ち悪くなった後にその味を避けるようになる現象を taste aversion(味覚嫌悪)と呼びます。生存本能に根ざした言葉と言えます。
リアルな使われ方
金融やビジネスの現場では、risk aversion(リスク回避)というフレーズが毎日飛び交います。不確実な利益よりも確実な安全を好む投資家の心理状態を表すため、経済ニュースを読む上で欠かせないキーワードです。日常会話でも、失敗を極端に恐れる人の性格を表す際に使われます。
映画・音楽での使われ方
2010 年の映画『英国王のスピーチ』では、吃音症に悩む主人公が人前で話すことに対する深い aversion を抱えている様子が描かれています。単なる苦手意識ではなく、トラウマや本能から生じる強い心理的抵抗を表現するのにぴったりの単語であり、映画のテーマにも深く関わっています。
イディオム・定型句
リスク回避、危険を避ける傾向
“High risk aversion can limit your business growth.”
特に大嫌いなもの、一番の悩みの種
“People talking during movies is my pet aversion.”
aversionを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Are we going to the new seafood restaurant tonight?
Actually, I have a strong aversion to raw fish.
Oh, I didn't know that. Do you dislike all kinds of seafood?
Not all. But my pet aversion is definitely oysters.
I see. We can go to an Italian place if you are not averse to pizza.
That sounds great. I never say no to a good pizza.
Perfect. Let's go there and avoid any risk of food poisoning.
Thanks for accommodating my food aversions.
文化的背景
欧米では、個人の好き嫌いやアレルギーを明確に伝えることが一般的なため、aversion は食事や趣味の話題で自分の境界線を示す際に便利な単語です。単なるわがままではなく、正当な理由があるというニュアンスを含みます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. aversion とは?
生理的・心理的に避けたいという強い嫌悪感や反感のことです。『I have an aversion to bugs.(私は虫が大嫌いです)』のように、本能的に受け付けないものを表します。
Q. aversion と dislike の違いは?
dislike は単に「好きではない」という好みの問題ですが、aversion は「関わりたくない、避けたい」というより強い拒絶反応を示します。『He has an aversion to hard work.』のように使います。
Q. aversion はどのように使いますか?
嫌悪の対象を示す時は前置詞 to を伴い、have an aversion to の形でよく使われます。『She has an aversion to speaking in public.(彼女は人前で話すのをひどく嫌がる)』のように表現します。
Q. ビジネスでよく聞く risk aversion とは?
投資や経営において、不確実性や損失(リスク)を避けたがる傾向のことです。『Risk aversion is common among older investors.』のように、経済学や金融の分野で頻出する専門用語です。
Q. aversion の形容詞形 averse の使い方は?
averse も同様に to を伴い、be averse to の形で「〜に反対である、〜を嫌う」という意味になります。『I am not averse to the idea.(そのアイデアに反対ではありません)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 「彼はクモに強い嫌悪感を抱いている」の自然な表現は?
Q: 「単に好みに合わない」という軽い感情を示すのに最適な単語は?
Q: 金融ニュースで「Risk aversion is increasing.」とある場合、投資家はどういう状態?