at any rate

  • (副)とにかく、いずれにせよ
  • (副)少なくとも
UK/ət ˈɛni ˌreɪt/

発音のコツ

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at any rate は文の途中で発音される際、at の母音が弱まり /ət/ となります。any の最初の /e/ にアクセントを置き、rate の /eɪ/ は「エ」と「イ」をはっきりと二重母音で発音します。rate の最後の t は、次に母音が続かない限り息を止めて飲み込む「ストップT」になりやすく、「レート」とトを強く発音しないよう注意しましょう。

活用形

三単現
rates
進行形(-ing)
rating
過去形
rated
過去分詞
rated
複数形
rates

コアイメージ

「どんな状況や評価であっても」という前提から「とにかく」「少なくとも」と結論づけるのがコアイメージです。話題を本筋に戻したり、前言を少し修正して確実なことを述べる時に使います。

at any rateの意味・例文

副詞

とにかく、いずれにせよ

used to indicate that a particular fact is true regardless of what happens.

日常会話

At any rate, I have to go now.

とにかく、もう行かなくちゃ。

→

話を切り上げて結論を述べる際の定番フレーズです。

ビジネス

At any rate, we will contact you tomorrow.

いずれにせよ、明日ご連絡いたします。

→

状況がどう転んでも確実な予定を伝える時に使います。

アカデミック

The results are inconclusive, but at any rate, they are interesting.

結果は決定的ではありませんが、とにかく興味深いものです。

→

不確実な事実の中でも、確かに言えることを提示します。

フォーマル

At any rate, the committee has made a final decision.

いずれにせよ、委員会は最終決定を下しました。

→

議論を締めくくり、決定事項を強調する文脈に適しています。

少なくとも

at least; even if nothing else is true or certain.

日常会話

He is not a genius, or at any rate, not a perfect one.

彼は天才ではありません。あるいは少なくとも、完璧ではありません。

→

前言を少しトーンダウンして正確さを期す表現です。

ビジネス

The project will take a year, or at any rate, six months.

そのプロジェクトは1年、あるいは少なくとも6ヶ月はかかります。

→

最低限の確実なラインを引き直す時に使われます。

SNS・カジュアル

I do not know if it works, but at any rate, I will try.

うまくいくか分からないけど、少なくとも試してみるよ。

→

自信はなくても、最低限の行動を約束するニュアンスです。

語源

at any rate は「どんな(any)評価・見積もり(rate)においても(at)」という成り立ちを持っています。rate はラテン語の reri(計算する、考える)に由来し、状況をどう見積もっても変わらない結論を導くことから「とにかく」「少なくとも」という意味に発展しました。同じ reri の語根を持つ関連語には reason(理由、理性)があります。

派生語・ファミリー

名詞rating
動詞overrate
動詞underrate
形容詞first-rate

at any rateの使い方

よく使う組み合わせ

well, at any rate (まあ、とにかく)but at any rate (しかし少なくとも)or at any rate (あるいは少なくとも)at any rate, I think (少なくとも私は〜と思う)continue at any rate (とにかく続ける)

使い分け

at any rate はややフォーマルに結論や確実な事実を述べ、anyway はカジュアルに話を切り上げたり戻したりし、at least は最低限の条件や肯定的な面を強調します。

“At any rate, we have reached a decision.”

→ 状況にかかわらず、結論や確実な事実を落ち着いて述べるニュアンスです。

“Anyway, let's get back to work.”

→ 日常会話でカジュアルに話を切り上げたり本題に戻したりするニュアンスです。

“At least we tried our best.”

→ 悪い状況の中で、最低限の肯定的な面を強調するニュアンスです。

よくある間違い

× He will come in any rate. ○ He will come at any rate. → 割合や状態を表す rate には、前置詞 at を使います。in ではありません。

× At any rates, we should start. ○ At any rate, we should start. → この慣用句では rate は常に単数形になります。複数形の rates にはしません。

コラム

豆知識

rate は「割合」や「料金」という意味でおなじみですが、語源的には「見積もり」や「評価」を意味します。そこから「どんな評価(rate)が下されたとしても(at any)」という直訳になり、「何があっても」「とにかく」という意味が生まれました。この成り立ちを知ると、副詞句としての使い方が腑に落ちるはずです。

リアルな使われ方

ネイティブは、自分の発言を少し控えめに訂正する時に or at any rate(あるいは少なくとも)をよく使います。「彼は金持ちだ、あるいは少なくともお金に困ってはいない」のように、絶対的な断定を避けて正確さを期す大人の表現です。日常会話からビジネスまで、発言の責任を和らげる際にとても役立つフレーズです。

映画・音楽での使われ方

アガサ・クリスティなどのイギリス古典ミステリー小説では、探偵が複雑な状況を整理する際に「At any rate, the killer must have a key.(いずれにせよ、犯人は鍵を持っているはずだ)」のように、確かな事実を抽出するセリフとして頻繁に登場します。混沌とした事件の謎を解き明かすための重要なキーワードになります。

イディオム・定型句

定型句at this rate

この分だと、この調子では

“At this rate, we will completely miss the train.”

定型句at any cost

どんな犠牲を払っても

“We must win the championship game at any cost.”

定型句at a steady rate

一定のペースで

“The company's revenue is growing at a steady rate.”

at any rateを使った会話例

金曜の午後、プロジェクトの進捗会議で

A

The client is still hesitating about the new design.

B

That is frustrating. Do they want us to change it again?

A

I am not sure. At any rate, we need to wait for their final email.

B

At least we have finished the other parts of the project.

A

Exactly. Or at any rate, most of them.

B

Anyway, let's focus on what we can do right now.

A

Agreed. I will prepare the backup plan, just in case.

B

Sounds good. We should be ready at any cost.

文化的背景

会話が行き詰まったり、話題が脱線したりした時に、自ら話を本筋に戻すための便利な「つなぎ言葉(ディスコースマーカー)」として日常的に機能します。ビジネス会議でもよく耳にする表現です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. at any rate とは?

「とにかく」「少なくとも」という意味の副詞句です。『At any rate, I will try.(ともかくやってみます)』のように、状況にかかわらず結論を述べる時に使います。

Q. at any rate は文のどこに置きますか?

文頭、文中、文末のどこにでも置けます。『At any rate, we won.』のように文頭に置いて話をまとめるのが最も一般的ですが、文末に置いて補足することもあります。

Q. at any rate と anyway はどう使い分けますか?

意味はほぼ同じですが、at any rate の方が少し硬く、ビジネスや書き言葉でもよく使われます。日常会話で軽く話題を変える時は『Anyway, I have to go.』が自然です。

Q. at any rate の「少なくとも」という意味はどう使いますか?

前の言葉を少しトーンダウンして、より確実なことを言う時に使います。『He is a genius, or at any rate, very smart.(彼は天才、あるいは少なくとも秀才だ)』のように使います。

Q. at any rate に似た表現はありますか?

『in any case(いずれにせよ)』が非常に近い表現です。『In any case, call me later.』のように、どちらに転んでも同じ結果になることを強調する時に使われます。

CHECK QUIZ

Q: 「とにかく、いずれにせよ」の正しい表現は?

Q: 日常会話で「まあそれはいいとして、本題に戻ろう」と軽く言う時は?

Q: 「この分だと、遅刻しそうだ」の自然な表現は?