argument
- (名)口論、言い争い
- (名)主張、論拠、議論
発音のコツ
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argument のアクセントは最初の音節「ar」にあります。「ア」は口を大きく開け、喉の奥から長めに「アー」と発音しながら舌を丸めて「r」の音を添えます。続く「gu」は弱く「ギュ」と発音し、最後の「ment」は「メント」と強調せず、力を抜いて「マント」のように曖昧に発音すると自然です。
活用形
- 複数形
- arguments
コアイメージ
互いに異なる意見や感情をぶつけ合い、自らの正当性を主張することがコアイメージです。感情的な口論や、論理的に意見を戦わせる議論の場面で使います。
argumentの意味・例文
名詞
口論、言い争い
An angry disagreement between people.
They had a heated argument about money.
彼らは金銭について激しい口論をしました。
heated argument で「白熱した議論、激しい口論」を表します。
I got into a huge argument with my friend.
友達と大喧嘩をしてしまいました。
get into an argument で「口論になる」という状態を表せます。
The minor argument escalated into a physical fight.
その些細な口論は取っ組み合いの喧嘩に発展しました。
対立がエスカレートする状況を報道する際によく使われます。
主張、論拠、議論
A reason or set of reasons given in support of an idea.
The professor presented a strong argument for his theory.
教授は自身の理論に対する強力な論拠を提示しました。
学術的な文脈では、感情的な対立ではなく論理的な主張を指します。
We need a convincing argument to win the contract.
契約を勝ち取るためには説得力のある主張が必要です。
相手を納得させるための材料や理由として使われます。
There is a compelling argument against the new policy.
新方針に対する説得力のある反対論が存在します。
argument against で「〜に対する反対意見」を表現できます。
語源
argument は、argue(明確にする、証明する)と接尾辞 -ment(〜すること)から成り立っています。ラテン語の arguere(明らかにする)に由来し、自分の考えを明確にして相手を説得しようとする行動から、「議論」や「口論」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、arguably(ほぼ間違いなく)があります。
派生語・ファミリー
argumentの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
argument は意見の対立や感情的な口論を、discussion は互いの意見を交わす穏やかな話し合いを、debate は公的な場でルールに則って行われる討論を指します。
よくある間違い
× We argumented about the budget. ○ We argued about the budget. → argument は名詞です。動詞として「議論する」と言いたい場合は argue を使います。
× I made an argument with him. ○ I had an argument with him. → 「口論する」と言うときは、make ではなく have や get into を動詞として使います。
コラム
豆知識
argument の動詞形である argue は、古代ローマの銀(argentum)と同じ語源を持っています。銀が磨かれて「輝き、明らかになる」ことから、「物事を明白にする」という意味になり、現在の「主張する」「議論する」へと変化しました。言葉のルーツを知るとニュアンスが掴みやすくなります。
リアルな使われ方
ネイティブは議論を仮定して話を進める際、「for the sake of argument(仮の話として)」というフレーズを好んで使います。相手の意見にあえて乗ってみる時や、思考実験をする時に便利な定番表現です。ビジネス会議から日常会話まで幅広く登場します。
映画・音楽での使われ方
2005 年の映画『サンキュー・スモーキング(Thank You for Smoking)』では、タバコ業界の広報担当者が巧みな話術で議論に勝つ姿が描かれます。劇中の「君の間違いを証明すれば、私の勝ちだ」というセリフは、ディベートや argument の本質を突いた名言として知られています。
イディオム・定型句
議論のために、仮に
“Let's assume you are right, for the sake of argument.”
異論なく、すんなりと
“He accepted the final decision without argument.”
議論の余地なく、明白で
“Her talent as a musician is beyond argument.”
argumentを使った会話例
オフィスの休憩室で同僚と
Did you hear about the meeting yesterday?
Yes, I heard John and Sarah got into a heated argument.
Exactly. They were arguing about the new marketing budget.
John always presents a strong argument, but he can be aggressive.
True. I think a calm discussion would be much more productive.
I agree. Let's hope they can settle their argument soon.
文化的背景
欧米文化では、自分の意見を論理的に主張する(argument を組み立てる)ことは肯定的に捉えられます。しかし、感情的な口論(having an argument)は日本と同様に避けられるべきものとされており、文脈によって単語のニュアンスが大きく変わります。英米間で使い方に大きな差はありません。
よくある質問
Q. argument とは?
意見の対立による「口論」や、論理的に意見を述べる「主張・論拠」のことです。『They had a heated argument.(彼らは激しい口論をした)』のように使います。
Q. argument と debate の違いは何ですか?
argument は日常的な意見の衝突や感情的な口論を指すことが多いです。一方 debate はルールのある公式な討論を指し、『a presidential debate(大統領候補討論会)』のように使われます。
Q. 仕事の場面で argument はどのように使いますか?
ビジネスでは感情的な口論ではなく、提案を通すための「論拠」や「主張」という意味でよく使います。『He presented a strong argument.(彼は説得力のある主張を展開した)』のように表現します。
Q. 「口論になる」は英語でどう言いますか?
get into an argument という表現が自然です。『I got into an argument with my boss.(上司と口論になってしまった)』のように、意図せず言い争いに発展した状況を表せます。
Q. argument は数えられる名詞ですか?
はい、基本的には数えられる名詞(可算名詞)として扱われます。複数の主張や口論を指す場合は『There are several arguments against the plan.(その計画には複数の反対論がある)』のように複数形にします。
CHECK QUIZ
Q: 議会や学校で行われる「公式な討論」に最適な名詞は?
Q: 「彼と口論になった」の自然な表現は?
Q: ビジネスで「a strong argument」と言った場合、どんな意味になる?