anecdote
- (名)逸話、面白い実話
- (名)(非科学的な)経験談
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
anecdote は最初の「a」にアクセントを置き、口を横に開いて「ア」と「エ」の中間の音(/æ/)を出します。続く「nec」の「c」は喉の奥で軽く「ク(/k/)」と弾き、「dote」は「ドゥト(/doʊt/)」と二重母音で発音します。「アネクドート」と平坦に読まず、最初を強く発音しましょう。
活用形
- 複数形
- anecdotes
コアイメージ
個人的な経験に基づく、短くて面白い実話がコアイメージです。日常会話やスピーチで、場を和ませたり教訓を伝えたりする時に使います。
anecdoteの意味・例文
名詞
逸話、面白い実話
A short, amusing or interesting story about a real incident or person.
She told a hilarious anecdote about her dog.
彼女は愛犬についての爆笑エピソードを話しました。
日本語の「エピソード(小話)」に最も近い使い方です。
He started his presentation with a personal anecdote.
彼は個人的な逸話でプレゼンを始めました。
場を和ませるスピーチの導入として頻出します。
The professor shared an anecdote to illustrate the theory.
教授は理論を説明するために逸話を共有しました。
複雑な概念を分かりやすい実例で補足する時に使います。
(非科学的な)経験談
An account regarded as unreliable or hearsay, rather than scientific.
The report is based on anecdotes rather than hard facts.
その報告書は確たる事実ではなく、個人的な経験談に基づいています。
客観的なデータに対する「個人の主観的な話」を表します。
We cannot rely on a single anecdote as evidence.
証拠として一つの経験談に頼ることはできません。
科学的根拠としては不十分であることを指摘します。
He dismissed their claims as mere anecdote.
彼は彼らの主張を単なる噂話として退けました。
不可算名詞として「個人の主観的な話全般」を指すこともあります。
語源
anecdote は接頭辞 an-(無い)と ekdotos(出版された)から成り立っています。「公に出版されていない秘密の話」という成り立ちから、現在の「個人的な興味深い短い実話」という意味に発展しました。同じ an-(無い)の接頭辞を持つ関連語には、anonymous(名前が無い=匿名の)があります。
派生語・ファミリー
anecdoteの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
anecdote は事実に基づく個人的な短い実話を、story は事実か架空かを問わず出来事を語る一般的な物語を、tale はしばしば誇張された想像上の物語を表します。
よくある間違い
× He told a funny episode about his dog. ○ He told a funny anecdote about his dog. → 日本語の「エピソード(小話)」は anecdote が適切です。episode は連続する出来事の一部を指します。
× He gave me an antidote about his trip. ○ He gave me an anecdote about his trip. → antidote(解毒剤)と anecdote(逸話)は発音が似ているため混同に注意しましょう。
コラム
豆知識
語源の「出版されていないもの(an-ekdotos)」は、古代ローマの歴史家プロコピオスが著した『秘史(Anecdota)』に由来します。公には書けなかった宮廷の裏話やスキャンダルをまとめた本で、ここから「世間に知られていない面白い実話」という意味になりました。
リアルな使われ方
ネイティブは「That's just anecdotal.(それはただの経験談だよ)」というように、形容詞形の anecdotal をよく使います。データに基づく事実ではなく、「たまたま私の周りではそうだった」という主観的な話を切り捨てる時に便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
音楽や映画のインタビュー記事では、出演者が撮影の裏側を語る際に「behind-the-scenes anecdotes(舞台裏のエピソード)」というフレーズがよく登場します。ファンが最も楽しみにしているコンテンツの一つです。
イディオム・定型句
個人の経験に基づく不確かな証拠
“We should not rely solely on anecdotal evidence.”
お互いの思い出話を語り合う
“They sat around the fire and exchanged anecdotes.”
個人的な体験談
“He opened his speech with a personal anecdote.”
anecdoteを使った会話例
会社の送別会で同僚と
Did you hear the speech by the manager?
Yes, he shared a great anecdote about his early days at the company.
It was really funny. I didn't know he made such a big mistake.
Me neither. That anecdote made him seem much more approachable.
True. I should collect some anecdotes to break the ice in my presentations.
Good idea. Just make sure it's not a tall tale!
文化的背景
欧米では、スピーチやプレゼンテーションの冒頭で聴衆の心をつかむために anecdote(個人的な小話)を挟むことが非常に一般的です。これを「icebreaker(場を和ませるもの)」として活用する文化が根付いています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. anecdote とは?
個人的な経験に基づく短くて面白い実話のことです。『She shared a funny anecdote.(彼女は面白い逸話を話した)』のように、場を和ませる小話として使われます。
Q. anecdote と episode の違いは?
anecdote は「人を楽しませる短い実話」です。一方の episode は「連続する出来事の中の一つの出来事」や「番組の1話」を指し、『the first episode of the drama(ドラマの第1話)』のように使います。
Q. ビジネスのプレゼンで anecdote はどう使われますか?
聴衆の関心を引きつける導入としてよく使われます。『He opened the presentation with a personal anecdote.(彼は個人的なエピソードでプレゼンを始めた)』のように、スピーチの定番テクニックです。
Q. anecdote と antidote はどう違いますか?
anecdote は「逸話」、antidote は「解毒剤」で中間の発音が異なります。anecdote は /k/ の音が入り「アネクドート」、antidote は /t/ の音で「アンティドート」となります。『an antidote to the poison(毒の解毒剤)』と区別しましょう。
Q. ニュースで聞く anecdotal evidence とは何ですか?
科学的なデータではなく、個人の経験や噂に基づく「不確かな証拠」のことです。『That is just anecdotal evidence.(それは単なる経験談にすぎない)』のように、客観性に欠けることを指摘する際に使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は幼い息子に寝る前の( )を読んであげた」の空欄に入るのは?
Q: 「初出勤日の面白いエピソードを話した」の自然な英訳は?
Q: 「科学的根拠のない個人の経験談」を意味するフレーズは?