abhor
- (動)〜をひどく嫌悪する、憎む
コアイメージ
「恐怖で思わず後ずさりして避ける」がコアイメージ。道徳的に許せないものや、生理的に受け付けないものを「ひどく嫌悪する」ときに使います。
abhorの意味・例文
動詞
〜をひどく嫌悪する、憎む
to regard with extreme repugnance or aversion; detest utterly
We abhor all forms of terrorism and violence.
私たちはあらゆる形態のテロリズムと暴力を激しく嫌悪します。
公式な声明やスピーチで、強い非難の意思を示す際によく使われる表現です。
I absolutely abhor waking up early on weekends.
週末に早起きするのは本当に大嫌いなんだ。
absolutely(絶対に)などの強調の副詞を伴って、強い拒絶感を表すことができます。
Our company abhors any form of discrimination in the workplace.
我が社は、職場におけるいかなる形の差別も断固として許容しません。
企業理念やコンプライアンスの方針を示す文脈で、強い倫理観をアピールするのに適しています。
The international community abhors the use of chemical weapons.
国際社会は化学兵器の使用を激しく憎悪している。
道徳的・人道的に許されない行為に対する国際的な非難を報じる際に使われます。
The philosopher argued that human beings naturally abhor a vacuum.
その哲学者は、人間は生来的に真空状態(何もない状態)を嫌うと主張した。
物理法則や人間の本質的な傾向を語る学術的な文脈での使用例です。
語源
語源はラテン語の abhorrere(身の毛がよだつほど嫌う)。ab(〜から離れて)+ horrere(身震いする、毛羽立つ)から成り立っています。「恐怖で身震いして、思わずその対象から遠ざかる」という情景が元の意味です。同じく「horr」を持つ関連語には、horror(恐怖)や horrible(恐ろしい)があります。
派生語・ファミリー
abhorの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
3つとも「ひどく嫌う」という意味ですが、ニュアンスが異なります。abhor は道徳的・倫理的に許せず「身の毛がよだつほど嫌う」というフォーマルな語。detest は「激しい反感や敵意を持って嫌う」こと。loathe は生理的な嫌悪感で「吐き気がするほど嫌う」ことを表します。
よくある間違い
× I am abhorring the new policy. ○ I abhor the new policy. (abhor は感情を表す状態動詞なので、進行形にはしません)
× abhor about the idea ○ abhor the idea (abhor は他動詞なので、前置詞などを挟まずに直接目的語をとります)
コラム
豆知識
abhor の名詞形 abhorrence や形容詞形 abhorrent も、フォーマルな文脈で頻繁に使われます。例えば "His behavior is abhorrent to me."(彼の振る舞いは私にとってひどく不快だ)のように、to と組み合わせて表現することが多いです。
リアルな使われ方
日常会話で単に「嫌い」と言うときは hate や can't stand が一般的ですが、あえて abhor を使うことで「絶対に無理!」「道徳的にあり得ない!」という強い拒絶感や、少し知的な響きを演出することができます。
ことわざ・慣用句
Nature abhors a vacuum.(自然は真空を嫌う)。古代ギリシャの哲学者アリストテレスに由来する有名な表現です。元々は物理学の概念ですが、転じて「ポストが空くとすぐに誰かがそこを埋める」「暇ができると余計な仕事が入る」といった比喩表現として日常やビジネスでも使われます。
CHECK QUIZ
Q: abhor の文法的な使い方として最も適切なのはどれ?