tumor

  • ()腫瘍、しこり
UK/ˈtuːmər/

発音のコツ

▶ 表示する

tumor は最初の「tu」にアクセントを置きます。アメリカ英語では「トゥー」と発音し、/t/ の後に日本語の「ユ」の音を入れません。イギリス英語では「チュー」または「テュー」となります。続く「mor」は力を抜いた曖昧な音 /mər/ にし、舌を軽く丸めて R の響きを残します。「ツモール」とカタカナ読みにならないよう注意してください。

活用形

複数形
tumors

コアイメージ

体の一部が異常に増殖してできた細胞の塊(腫瘍)がコアイメージです。健康診断や医療の文脈で、体内にできた異常な組織やしこりについて話す時に使います。

tumorの意味・例文

名詞

可算

腫瘍、しこり

A mass of abnormal cells that develops when cells divide and grow uncontrollably.

アカデミック

The doctor discovered a small tumor in the patient's right lung.

医師は患者の右肺に小さな腫瘍を発見しました。

医療や科学の文脈で、異常な細胞の増殖を指す際に頻出します。

ニュース

Researchers are developing new treatments to shrink the tumor.

研究者たちは腫瘍を縮小させる新しい治療法を開発しています。

shrink(縮小させる)や remove(取り除く)とよく一緒に使われます。

日常会話

Fortunately, the test results showed that the tumor was benign.

幸いなことに、検査結果はその腫瘍が良性であることを示していました。

benign tumor(良性腫瘍)は日常的な健康の話題でもよく聞く表現です。

フォーマル

Surgery is often required to remove a malignant tumor.

悪性腫瘍を取り除くためには、しばしば手術が必要になります。

malignant(悪性の)は、がんに関連するフォーマルな場面で重要です。

語源

tumor はラテン語の tumere(腫れる、膨らむ)に由来しています。体が異常に膨れ上がるという成り立ちから、現在の「腫瘍」という意味に発展しました。同じ tumere(腫れる)の語根を持つ関連語には、群衆が膨れ上がって騒ぎになることを表す tumult(騒動、暴動)や、土を盛り上げた tomb(墓)があります。

派生語・ファミリー

形容詞tumorous

tumorの使い方

よく使う組み合わせ

a brain tumor (脳腫瘍)a benign tumor (良性腫瘍)a malignant tumor (悪性腫瘍)remove a tumor (腫瘍を取り除く)shrink a tumor (腫瘍を縮小させる)

使い分け

tumor は細胞が異常増殖した明確な腫瘍を、mass は腫瘍かどうかにかかわらず体内にできたしこりや塊を、cancer は腫瘍の中でも周囲の組織を破壊し命に関わる悪性腫瘍(がん)を指します。

The MRI scan revealed a tumor in his liver.

細胞が異常増殖してできた明確な腫瘍を指すニュアンスです。

The doctor felt a mass in her abdomen.

原因が特定されていない段階のしこりや塊を指すニュアンスです。

He has been battling lung cancer for years.

悪性で周囲の組織を破壊する病気であることを強調するニュアンスです。

よくある間違い

× She was diagnosed with tumor. ○ She was diagnosed with a tumor. → tumor は可算名詞なので、具体的な一つの腫瘍を指す場合は a などの冠詞が必要です。

× Every tumor is a cancer. ○ Not every tumor is a cancer. → tumor は良性と悪性の両方を含みます。cancer は悪性のみを指すためイコールではありません。

コラム

豆知識

tumor はラテン語の tumere(腫れる)に由来します。古代ローマの医学では、炎症の4大徴候として「発赤(rubor)、熱感(calor)、疼痛(dolor)、腫脹(tumor)」が定義されていました。この「腫脹(腫れること)」を指す tumor が、現代医学では「腫瘍」という意味で定着しています。

リアルな使われ方

ネイティブの日常会話では、腫瘍が良性か悪性かを伝えることが非常に重要です。そのため、単に tumor と言うだけでなく、benign tumor(良性腫瘍)や malignant tumor(悪性腫瘍)というフレーズがセットで頻繁に使われます。医療ドラマでも、検査結果を伝えるシーンで必ず登場する表現です。

映画・音楽での使われ方

1990 年のコメディ映画『キンダガートン・コップ(Kindergarten Cop)』には、頭痛を訴える主人公に対して子供が「腫瘍(tumor)じゃないの?」と聞き、主人公が「It's not a tumor!(腫瘍じゃない!)」と叫ぶ有名なシーンがあります。このセリフはアメリカのポップカルチャーで広く知られるジョークとなっています。

イディオム・定型句

定型句a benign tumor

良性腫瘍

He was relieved to hear it was a benign tumor.

定型句a malignant tumor

悪性腫瘍、がん

A malignant tumor requires immediate medical treatment.

イディオムa tumor on society

社会の病理、社会のガン

Corruption is a tumor on society that must be removed.

tumorを使った会話例

病院の診察室で医師と患者

A

I have the results of your MRI scan. We found a small tumor in your lung.

B

Oh no. Is it cancer? I am really worried.

A

The biopsy shows it is a benign tumor, so it is not cancer.

B

That is a huge relief. Do I need surgery to remove it?

A

Not necessarily. We will monitor the mass closely to see if there is any shrinkage.

B

I understand. I will come back for a check-up next month.

文化的背景

アメリカ英語では tumor と綴りますが、イギリス英語やオーストラリア英語では tumour と綴ります。医療ドラマやニュースで頻出する単語ですが、日常会話で深刻な病状を伝える際には、相手の感情に配慮して mass(しこり)や growth(増殖物)という控えめな表現が好まれることもあります。

よくある質問

Q. tumor とは?

体の一部で細胞が異常に増殖してできた「腫瘍」のことです。『The doctor removed the tumor.(医師は腫瘍を取り除いた)』のように、医療の文脈で使われます。

Q. tumor と cancer の違いは?

tumor は良性と悪性の両方を含む「腫瘍」全般を指します。一方、cancer はその中で悪性のもの(がん)だけを指します。『Not all tumors are cancers.(全ての腫瘍ががんというわけではない)』のように使い分けます。

Q. 良性や悪性を英語でどう表現しますか?

良性は benign、悪性は malignant という形容詞を使います。『It is a benign tumor.(それは良性腫瘍です)』のように、診断結果を説明する際によく登場する定型表現です。

Q. イギリス英語での綴りは違いますか?

はい、イギリス英語では tumour と綴ります。『She runs a tumour research lab in London.(彼女はロンドンで腫瘍研究室を運営している)』のように使われますが、発音や意味はアメリカ英語と同じです。

Q. tumor を使った比喩表現はありますか?

社会や組織をむしばむ深刻な問題を「社会のガン」と表現することがあります。『Corruption is a tumor on society.(汚職は社会の病巣だ)』のように、取り除くべき悪影響を指す時に使われます。

CHECK QUIZ

Q: 「原因不明のしこり」を指すのに最も自然な名詞は?

Q: 「良性腫瘍」を意味する医療の定型表現は?