sovereign
- (形)主権を有する、独立した
- (名)君主、主権者
発音のコツ
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sovereign は最初の母音「o」にアクセントを置き、口を少し開けて「サ」と「ア」の中間のような音で /sάv/ と発音します。中間の「er」は力を抜いた曖昧な音にし、日本人が間違えやすい語尾の「eign」は「エイン」ではなく「イン /rɪn/」と短く発音します。foreign(外国の)と同じ語尾の発音だと覚えると、カタカナ読みの「ソブリン」から抜け出せます。
活用形
- 複数形
- sovereigns
コアイメージ
他から支配されず、自ら最高権力を持って物事を決定できる状態がコアイメージです。国家が独立していることや、君主が国を統治していることを表す時に使います。
sovereignの意味・例文
形容詞
主権を有する、独立した
Having the highest power or being completely independent.
The island became a sovereign state in 1968.
その島は1968年に独立国家となりました。
sovereign state(主権国家)はニュースで頻出する組み合わせです。
Every sovereign nation has the right to defend its territory.
すべての主権国家は自国の領土を防衛する権利を持っています。
他国からの干渉を受けない独立した状態を強調します。
The fund is backed by sovereign wealth.
そのファンドは政府の国富によって裏付けられています。
国家や政府が関与する経済的な文脈でも使われます。
They hold sovereign power over the region.
彼らはその地域に対する主権を握っています。
最高権力を行使する法的・政治的な権利を表します。
名詞
君主、主権者
A supreme ruler of a country, especially a king or a queen.
The absolute sovereign controlled all aspects of the government.
絶対君主は政府のあらゆる側面を支配しました。
歴史や政治の文脈で、最高権力を持つ人物を指します。
The reigning sovereign will address the nation tomorrow.
在位中の君主が明日、国民に向けて演説を行います。
現代の国王や女王を公式に呼ぶ際にも使われます。
She acted as the sovereign of the newly formed empire.
彼女は新しく建設された帝国の君主として振る舞いました。
国のトップとして君臨する立場を表現します。
語源
sovereign は、ラテン語の super(上に)に由来する古フランス語 soverain から成り立っています。他のすべての上に立つ「最高の権力」という成り立ちから、「主権を持つ」「君主」という意味に発展しました。同じ super(上に)の語根を持つ関連語には、supreme(最高の)があります。
派生語・ファミリー
sovereignの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
sovereign は他から干渉されない絶対的な最高権威を持つ君主や国家を、monarch は王や女王など血筋や世襲制に基づく伝統的な君主を、ruler は政治的・軍事的な力によって人々を統治する支配者全般を広く指します。
よくある間違い
× The nation declared sovereign. ○ The nation declared sovereignty. → sovereign は形容詞または「君主」という名詞です。主権という概念を表すなら名詞 sovereignty を使います。
× The state became sovereign from them. ○ The state became independent from them. → 「〜から独立した」と言う場合は independent from を使います。sovereign は単独で主権を持つ状態を表します。
コラム
豆知識
イギリスには「ソブリン金貨(Sovereign)」と呼ばれる歴史的な金貨が存在します。1489年にヘンリー7世が発行したのが始まりで、表面に君主(sovereign)の肖像が刻まれていることからその名が付きました。現在でも投資用金貨として有名です。
リアルな使われ方
ネイティブの経済ニュースでは、sovereign debt(政府債務)という言葉が頻出します。国家が発行する債券や借金のことで、国家そのものが持つ信用(sovereign)を基盤にしているため、この単語が使われます。金融の話題には欠かせない表現です。
映画・音楽での使われ方
Netflixのドラマ『ザ・クラウン(The Crown)』では、イギリス王室の内部が描かれています。劇中ではエリザベス女王の役割や重圧を語る際に、monarch や sovereign といった君主を表す表現が繰り返し登場し、その厳格なニュアンスを学べます。
イディオム・定型句
国富ファンド
“The country established a sovereign wealth fund.”
政府債務、ソブリン債
“They are struggling with sovereign debt.”
特効薬、万能薬
“There is no sovereign remedy for this problem.”
sovereignを使った会話例
ニュースを見ながら、大学のラウンジで友人と
Did you read the article about the British royal family?
Yes, it discussed the role of the sovereign in modern times.
It must be tough to hold such a title in a sovereign state.
Exactly. A traditional monarch has very limited political power now.
But they still represent the unity of the nation.
Right. That symbolic power is quite different from an ancient ruler.
文化的背景
イギリスのような君主制の国では、sovereign は国王や女王を指す最も公式な呼称として使われます。一方、アメリカのような共和制国家では、主に「主権国家(sovereign state)」や「先住民の主権」など、政治的な権利や独立性を表す文脈で頻繁に登場します。
よくある質問
Q. sovereign とは?
他から支配されない最高権力を持つこと、またはその権力を持つ君主のことです。『Japan is a sovereign nation.(日本は主権国家です)』のように、主に国家の独立性を表す際によく使われます。
Q. sovereign は日常会話で使いますか?
主に政治や歴史の文脈で使われるため、日常会話よりニュースや学術論文で頻出します。ただし『sovereign debt(政府債務)』のように、経済の話題では頻繁に登場する重要な単語です。
Q. sovereign と independent の違いは?
independent は他から依存していない状態を広く指しますが、sovereign は最高権力を持つという法的な概念を強調します。『an independent thinker』とは言いますが『a sovereign thinker』とは言いません。
Q. 経済ニュースで聞く sovereign wealth fund とは?
国家の資産を元手にして、政府が運用する投資ファンド(国富ファンド)のことです。『The nation relies on its sovereign wealth fund.』のように、外貨準備や石油の利益を運用する際によく使われます。
Q. sovereign の発音の注意点は?
後半の eign は「エイン」ではなく「イン」と発音し、全体で「サヴリン」のようになります。『The sovereign issued a decree.』と読む際、foreign と同じ語尾の発音になる点に注意しましょう。
CHECK QUIZ
Q: 「国家は主権を宣言した」の自然な表現は?
Q: 「彼は自立した若者だ」と言いたい時に適した形容詞は?
Q: 経済ニュースで「政府債務」を表す適切な表現は?