solvent
- (名)溶剤、溶媒
- (形)支払い能力がある
発音のコツ
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solvent は最初の母音「ɑ」にアクセントを置きます。口を縦に大きく開けて「サ」と「ソ」の中間のような音を出します。続く「l」は舌先を上の歯の裏に当て、後半の「vənt」は下唇を軽く噛んで「ヴ」の音を出し、最後は弱く「ント」と発音します。「ソルベント」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- solvents
コアイメージ
他の物質を溶かす性質、または借金を返済できる財力があることがコアイメージです。主に化学の文脈で溶剤を指す時や、ビジネスで企業の支払い能力を示す時に使います。
solventの意味・例文
名詞
溶剤、溶媒
A liquid substance capable of dissolving other substances.
Water is often called a universal solvent.
水はしばしば万能溶剤と呼ばれます。
他の物質を溶かす媒体としての基本的な用法です。
The factory uses a strong chemical solvent for cleaning.
その工場は洗浄のために強力な化学溶剤を使用しています。
工業用の薬品やクリーナーを指す際によく使われます。
You will need a solvent to remove this dry paint.
この乾いたペンキを落とすには溶剤が必要になります。
DIYなどで塗料や接着剤を溶かす液体のことです。
形容詞
支払い能力がある
Having enough money to pay all your debts.
The company managed to stay solvent during the economic crisis.
その企業は経済危機の間も支払い能力を維持しました。
stay solvent で「倒産せずに持ちこたえる」という意味になります。
Many small businesses are struggling to remain solvent.
多くの中小企業が支払い能力を保つために奮闘しています。
財務状況が健全であることを示すフォーマルな表現です。
It is crucial for the bank to be financially solvent.
銀行にとって、財政的な支払い能力があることは極めて重要です。
金融機関や企業の信用力を語る文脈で頻出します。
語源
solvent は動詞 solve(解く、溶かす)と接尾辞 -ent(〜する性質を持つもの)から成り立っています。物質の結合を解いて溶かす性質から「溶剤」という意味になり、さらに借金という問題を「解決(solve)できる」状態から「支払い能力がある」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、solution(解決策、溶液)があります。
派生語・ファミリー
solventの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
solvent は他の物質を溶かす液体(溶媒)を、solute は溶かされる物質(溶質)を、solution は両者が混ざった結果の液体(溶液)を指します。
よくある間違い
× The company is solve. ○ The company is solvent. → solve は「解決する」という動詞です。支払い能力がある状態を表すには形容詞の solvent を使います。
× I drank a sweet solvent. ○ I drank a sweet solution. → solvent は他のものを溶かす「溶媒」を指します。砂糖などが溶け込んだ「溶液」には solution を使います。
コラム
豆知識
語源的には solve(問題を解く)と同じルーツを持ちます。物質の結合を「解いて」溶かすことから「溶剤」となり、借金という問題を「解決」できることから「支払い能力がある」という意味になりました。全く違う意味に見えて、根本のイメージは繋がっています。
リアルな使われ方
ビジネスニュースでは、stay solvent(支払い能力を維持する)や remain solvent というフレーズが頻出します。特に不況時や企業の経営危機を報じる際に、「倒産せずに持ちこたえる」というニュアンスで使われる実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
SF 映画や化学を題材にした海外ドラマ『ブレイキング・バッド』などでは、証拠隠滅や特殊な化学反応を起こすために強力な chemical solvent(化学溶剤)が登場することがよくあります。科学的なシーンを理解する上で重要なキーワードです。
イディオム・定型句
万能溶剤、すべての問題を解決するもの
“Time is sometimes called the universal solvent.”
財政的に支払い能力がある
“They are working hard to stay financially solvent.”
solventを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear the news about our main supplier?
Yes. I heard they are struggling to stay solvent.
It is a surprise. I thought they were financially stable.
Their recent investments failed, and now they might become insolvent.
We need to find a new supplier quickly.
I agree. We cannot rely on a company with questionable solvency.
文化的背景
ビジネスの世界では、企業が solvent(支払い能力がある)状態を維持することは最も基本的な要件とされます。日常会話よりも、金融ニュースや企業の財務報告書などで頻繁に目にする専門的な単語です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. solvent とは?
他の物質を溶かす「溶剤」や、借金を返済できる「支払い能力がある」状態を指します。『Water is a great solvent.(水は優れた溶剤だ)』のように使います。
Q. solvent はビジネスでどのように使われますか?
企業の財務状況が健全で、負債を返済できる能力があることを示す形容詞として使われます。『The company remained solvent.(その会社は支払い能力を維持した)』のように表現します。
Q. solvent と solution の違いは何ですか?
solvent は他の物質を溶かす「溶媒(水など)」で、solution は物質が溶け込んだ「溶液(砂糖水など)」です。『Mix the solute and solvent to make a solution.』のように区別されます。
Q. solvent の名詞形や対義語はありますか?
名詞形は solvency(支払い能力)、対義語は insolvent(支払い不能の、破産した)です。『The firm declared itself insolvent.(その企業は支払い不能を宣言した)』のように使います。
Q. 比喩的な使い方として universal solvent とはどういう意味ですか?
本来は「万能溶剤」という意味ですが、比喩的に「あらゆる問題を解決するもの」を指すことがあります。『Love is the universal solvent.』のように文学的な表現で使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「砂糖を水に溶かして作った液体」を指す最も自然な単語は?
Q: 「The company is no longer solvent.」の意味は?