sincerity

  • ()誠実さ、真摯さ、誠意
UK/sɪnˈsɛrəti/

発音のコツ

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sincerity は第2音節の「ce」にアクセントを置きます。形容詞の sincere(シンシアー)とは異なり、名詞形では母音が「エ」に変化し「シンセラティ」のような発音になります。最初の「sin」は口をリラックスさせ、「シ」と「セ」の中間の音で短く発音するのがコツです。

活用形

複数形
sincerities
通常は不可算名詞ですが、稀に誠実な言動を指して複数形になります

コアイメージ

裏表がなく、純粋で嘘偽りのない心がコアイメージです。相手に対して誠意や真摯な態度を言葉や行動で示したい時に使います。

sincerityの意味・例文

名詞

不可算

誠実さ、真摯さ、誠意

The quality of being free from pretense, deceit, or hypocrisy.

ビジネス

We appreciate your sincerity and dedication to the project.

あなたのプロジェクトに対する誠実さと献身に感謝します。

相手の真摯な態度を評価して感謝する定番の表現です。

日常会話

I could feel the sincerity in her apology.

彼女の謝罪には心からの誠意が感じられました。

言葉や態度に嘘偽りがないことを表します。

フォーマル

He spoke with absolute sincerity about his future intentions.

彼は将来の意図について絶対的な真摯さをもって語りました。

with sincerity で「誠意をもって」という副詞的な働きをします。

ニュース

The public began to doubt the sincerity of the politician.

大衆はその政治家の誠実さを疑い始めました。

doubt someone's sincerity で「誠意を疑う」という意味になります。

語源

ラテン語の sincerus(混じりけのない、純粋な)が語源です。不純物を含まない純粋な状態を表す言葉が人間の心にも適用され、裏表のない「誠実さ」や「真摯さ」という意味に発展しました。同じく「一つの、純粋な」という語根に由来する関連語には、single(単一の)があります。

派生語・ファミリー

形容詞sincere
副詞sincerely

sincerityの使い方

よく使う組み合わせ

with absolute sincerity (絶対的な誠意をもって)appreciate your sincerity (あなたの誠実さに感謝する)doubt his sincerity (彼の誠実さを疑う)in all sincerity (嘘偽りなく心から)prove one's sincerity (誠意を証明する)

使い分け

sincerity は裏表がなく心からの純粋な感情や態度を、honesty は嘘をつかず事実をありのままに述べる正直さを、integrity は誰も見ていない所でも道徳的な原則を守る高潔さを表します。

I can feel the sincerity in her words.

言葉に嘘偽りがなく、純粋な感情が込められているニュアンスです。

We value honesty in this company.

事実を隠さず、ありのままに話すことを重視するニュアンスです。

He is a man of high integrity.

誰も見ていなくても道徳的な原則を固く守る高潔さを示すニュアンスです。

よくある間違い

× I apologize with sincere. ○ I apologize with sincerity. → with の後ろには名詞が必要なので、形容詞 sincere ではなく名詞 sincerity を使います。

× She has a sincerity to her work. ○ She shows sincerity in her work. → sincerity は不可算名詞なので不定冠詞 a は付けず、動詞は show などをよく使います。

コラム

豆知識

語源について、ラテン語の sine(〜なしで)と cera(ワックス)から来ているという有名な俗説があります。昔、悪徳な石工が彫刻の傷をワックスで隠したのに対し、純粋で傷のない大理石を「ワックスなし」と呼んだというものです。実際の語源は異なりますが、裏表のない純粋さを表す面白いエピソードです。

リアルな使われ方

ネイティブは相手の言葉が本心からのものか強調したい時に、in all sincerity(本当に心から)という定型フレーズを使います。冗談っぽく聞こえかねない場面で、「真面目な話だけど」と前置きして自分の本気度や真剣さを相手にしっかりと伝えるのに非常に便利な表現です。

映画・音楽での使われ方

ビリー・ジョエルの名曲『Honesty』の歌詞には、真実を求める切実な思いが描かれていますが、音楽界では sincerity(誠実さ)も重要なテーマです。例えばパンクロックなどのジャンルでは、演奏技術よりも感情の sincerity がファンの間で高く評価されることがよくあります。

イディオム・定型句

定型句in all sincerity

心から、真面目な話として

I state this in all sincerity.

定型句with the utmost sincerity

最大限の誠意をもって

We apologize with the utmost sincerity.

sincerityを使った会話例

オフィスの会議室で、ミスを報告する場面

A

I want to apologize for the mistake I made yesterday.

B

I appreciate your sincerity, but we need to fix the issue quickly.

A

I will do everything I can to resolve it with the utmost sincerity.

B

Good. Honesty is important, but taking action is what matters now.

A

I understand. I am speaking in all sincerity when I say it won't happen again.

B

Let's see your results by the end of the week.

文化的背景

欧米のビジネス文化では、単なる形式的な謝罪よりも、個人の真摯な態度や透明性が重んじられます。手紙やメールの結びで使われる Sincerely もこの単語から派生しています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. sincerity とは?

裏表がなく、純粋で嘘偽りのない心や誠実さを表す名詞です。『I appreciate your sincerity.(あなたの誠実さに感謝します)』のように、相手の真摯な態度を評価する場面でよく使われます。

Q. sincerity と honesty の違いは?

honesty は嘘をつかない「事実に対する正直さ」に焦点を当てます。一方の sincerity は、裏表のない「心や態度の純粋さ」を強調します。『He spoke with absolute sincerity.』のように、感情の真実味を表す時に使います。

Q. sincerity はどんな場面で使われますか?

謝罪や感謝など、自分の本気度を相手に伝えたい場面で使われます。『I say this in all sincerity.(心からそう言っています)』のように、真面目な話であることを前置きする際にも便利な単語です。

Q. sincerity の形容詞形はどう使いますか?

形容詞形は sincere(誠実な)です。名詞を修飾して『a sincere apology(心からの謝罪)』のように使います。また、副詞形の sincerely は、英文手紙の結びの言葉『Sincerely yours』として非常に有名です。

Q. ビジネスで相手の誠意を疑う時の表現は?

直接的すぎる表現は避けるべきですが、どうしても指摘が必要な場合は doubt を使います。『I doubt his sincerity.(彼の誠実さを疑う)』のように言うと、相手の言葉や行動に裏があるのではないかという懸念を伝えられます。

CHECK QUIZ

Q: 嘘をつかず、事実をありのままに述べる「正直さ」に最適な名詞は?

Q: 「私は彼の誠実さに感謝します」の自然な英語表現は?

Q: 「彼の誠実さを疑う」の自然なコロケーションは?