retrospect
- (名)回顧、追想
発音のコツ
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retrospect は最初の母音「e」にアクセントを置きます。「レトロスペクト」と平坦に読まず、「レ」を強く発音してください。また、後半の「spect」は「sp」と子音が連続するため、母音を挟まずに「スプ」と素早く息を出します。語尾の「t」は弱く弾くか、飲み込むように発音するとより自然に聞こえます。
活用形
- 複数形
- retrospects
コアイメージ
過ぎ去った過去の出来事や時間を、現在の視点から後ろ向きに振り返ることがコアイメージです。過去の経験や決断について、改めて評価し直したり後悔したりする時に使います。
retrospectの意味・例文
名詞
回顧、追想
A survey or review of a past course of events or period of time.
In retrospect, I should have brought an umbrella.
今思えば、傘を持ってくればよかった。
過去の選択を後悔したり評価し直したりする定番の表現です。
A brief retrospect of our sales performance is necessary.
私たちの販売実績の簡単な回顧が必要です。
過去の実績や経緯を振り返るフォーマルな場面で使われます。
The book offers a historical retrospect of the war.
その本は戦争の歴史的な回顧を提供しています。
歴史や過去の出来事を体系的に振り返る際に適しています。
In retrospect, the decision was a turning point for the company.
振り返ってみると、その決定は会社にとっての転換点でした。
事後になってから出来事の重要性に気づいたことを表します。
語源
retrospect は接頭辞 retro-(後ろへ)と spect(見る)から成り立っています。自分がたどってきた道を文字通り「後ろを振り返って見る」という成り立ちから、過去の出来事を回顧するという意味に発展しました。同じ spect(見る)の語根を持つ関連語には、prospect(前を見る→見通し)や inspect(中を見る→検査する)があります。
派生語・ファミリー
retrospectの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
retrospect は過去の出来事を単に振り返ること、hindsight は後になって初めて得られる事後知恵や気付き、reflection は過去の経験から深く学びや教訓を得ることを表します。
“With hindsight, we should have chosen differently.”
→ 事後になってから「こうすべきだった」と気づくニュアンスです。
よくある間違い
× On retrospect, I made a mistake. ○ In retrospect, I made a mistake. → 定型表現は in retrospect です。on 等の前置詞は使いません。
× In retrospective, it was a bad idea. ○ In retrospect, it was a bad idea. → in の後には名詞 retrospect を置きます。形容詞は誤りです。
コラム
豆知識
retrospect は 17 世紀初頭にラテン語の retrospectum から英語に取り入れられました。当時は主に学術的・文学的な文脈で「歴史的な回顧」として使われていましたが、現在では日常会話でも「今思えば」という後悔や気付きを表す身近な言葉として定着しています。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、過去の失敗や後悔を語る際に In retrospect, I should have...(今思えば〜すべきだった)という定型表現が非常によく使われます。このフレーズは、助動詞の過去形である should have とセットで覚えるのが実践的です。
映画・音楽での使われ方
音楽やアートの世界では、あるアーティストの過去の作品を集めた「回顧展」を retrospective exhibition と呼びます。また、イギリスのロックバンド、ブラー(Blur)のベスト盤など、軌跡を振り返る作品のレビューでもこの言葉がしばしば登場します。
イディオム・定型句
振り返ってみると、今思えば
“In retrospect, I should have studied harder.”
歴史的に振り返ってみると
“In historical retrospect, the event was a turning point.”
retrospectを使った会話例
プロジェクト完了後、オフィスで同僚と
The project is finally over. How do you feel about it?
I am relieved. But in retrospect, we should have allocated more time for testing.
I agree. With hindsight, the original schedule was too tight.
Yes. We should discuss this in our retrospective meeting next week.
Good idea. It will help us improve our prospects for the next project.
Exactly. Taking time for careful reflection is always valuable.
文化的背景
欧米のビジネス文化では、失敗を単なるミスで終わらせず、過去を振り返って次に活かすプロセスが重視されます。そのため、プロジェクト終了後に過去の経緯を回顧し、教訓を共有する習慣が根付いています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. retrospect とは?
過去の出来事や時間を振り返ることを意味する名詞です。『In retrospect, it was a mistake.(今思えば、それは間違いだった)』のように、過去の決断を評価し直す際によく使われます。
Q. in retrospect は文のどこに置きますか?
文頭や文末に置いて使います。『In retrospect, we acted too quickly.(今思えば、行動が早すぎた)』のように文頭に置き、コンマで区切って文全体を修飾する形が最も一般的です。
Q. retrospect と prospect の違いは?
語源の retro(後ろ)と pro(前)が示す通り、向いている方向が逆になります。『in prospect(予想されて)』のように、prospect は未来への見通しや可能性を表す際に使われます。
Q. retrospective とはどういう意味ですか?
retrospect の形容詞形で「回顧的な」という意味です。ビジネスや IT の分野では、プロジェクト完了後の『retrospective meeting(振り返り会議)』という形で頻出します。
Q. in retrospect をもっと簡単な英語で言うと?
日常会話では looking back に言い換えることができます。『Looking back, I should have listened.(振り返ってみると、話を聞くべきだった)』のようにカジュアルになります。
CHECK QUIZ
Q: 「事後になって初めて得られた知恵や気付き」を強調する名詞は?
Q: 「今思えば、あの家を買うべきではなかった」の自然な表現は?
Q: プロジェクト終了後の「振り返り会議」を英語で言うと?