prop up
- (動)支える、立てかける
- (動)テコ入れする、下支えする
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
prop up は「プロップ・アップ」と区切らず、p と u を繋げて「プロパップ」のように発音します。prop の母音は口を縦に開けて「ア」と「オ」の中間の音を出し、up の母音は短く鋭い「ア」です。最後の p は唇を閉じて息を止め、弱く破裂させて終わります。
活用形
- 三単現
- props up
- 進行形(-ing)
- propping up
- 過去形
- propped up
- 過去分詞
- propped up
コアイメージ
倒れそうなものを物理的・比喩的に下から支えることがコアイメージです。物を壁に立てかける時や、弱っている経済・組織などを支援する時に使います。
prop upの意味・例文
動詞
支える、立てかける
To support something physically, often by placing something under or against it.
I propped up the bicycle against the wall.
私は自転車を壁に立てかけました。
倒れないように物を寄りかからせる最も一般的な使い方です。
She propped herself up with some pillows.
彼女はいくつかの枕を使って体を支え、起き上がりました。
prop oneself up で「自分の体を支える」という定型表現になります。
The old roof is propped up by wooden beams.
その古い屋根は木の梁によって支えられています。
建築物などを下から物理的に支える場面でも使われます。
テコ入れする、下支えする
To give help or support to something that is failing or weak.
The government intervened to prop up the failing banks.
政府は破綻しかけた銀行を救済するために介入しました。
経済や企業に対する一時的な支援やテコ入れを表します。
They bought their own shares to prop up the stock price.
彼らは株価を下支えするために自社株買いを行いました。
価格や価値が下落するのを防ぐ文脈で頻出します。
Foreign aid has been propping up the regime for years.
外国からの援助が何年もの間、その政権を支え続けています。
自力で存続できない体制を外部から支えるニュアンスを含みます。
語源
prop up は「支柱」を意味する prop と「上へ・すっかり」を意味する up を組み合わせた句動詞です。倒れそうなものを物理的に下から「支柱で上へ押し上げる」という成り立ちから、現在の意味に発展しました。同じ prop(支柱)の語根を持つ関連語には、名詞としての prop(つっかい棒、支え)があります。
派生語・ファミリー
prop upの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
prop up は倒れそうなものを一時的・応急的に支え、support は下からしっかりと支えたり継続的に援助し、bolster は弱っているものを強化して活気づけます。
よくある間違い
× I propped up it against the wall. ○ I propped it up against the wall. → 代名詞を目的語にする場合、必ず prop と up の間に挟みます。
× The failing company propped up. ○ The failing company was propped up. → prop up は他動詞なので、主語が支えられる側の場合は受動態にします。
コラム
豆知識
劇や映画で使われる「小道具」を英語で props と呼びますが、これは property(所有物)の略語であり、支柱を意味する prop とは語源が異なります。しかし、どちらも舞台や物語を「支える」役割を持つ点が興味深い偶然です。
リアルな使われ方
ニュース報道では、危機に陥った企業や通貨を救済する時に prop up the currency(通貨を下支えする)のように頻繁に使われます。根本的な解決ではなく、一時的な延命措置というニュアンスを持たせたい時にネイティブが好んで使う表現です。
映画・音楽での使われ方
医療ドラマ『ER 緊急救命室』などの作品では、患者の上半身を起こす時に prop him up(彼を起き上がらせて)という指示が飛び交います。枕やベッドの機能を使って物理的に体を支える場面でよく耳にする、非常に実践的なフレーズです。
イディオム・定型句
バーカウンターに寄りかかって長居する
“He spends his weekends propping up the bar at the local pub.”
つっかえ棒をして開けたままにする
“Please prop the door open with this heavy book.”
体を支える、寄りかかる
“She propped herself up on her elbows to read.”
prop upを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you see the news? The government decided to prop up the failing airline.
Yes. But I think it is just a temporary measure to support the economy.
I agree. They cannot keep propping it up forever.
Exactly. By the way, this whiteboard is wobbling.
Let me prop it up with this extra chair for now.
Thanks. That will hold it until the maintenance team arrives.
文化的背景
経済ニュースでは、政府が弱体化した産業や通貨を救済する文脈で頻出します。自力で立てないものを外部から無理やり支えるという、やや否定的なニュアンスを含むことがあります。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. prop up とは?
倒れそうなものを下から支えたり、壁に立てかけたりすることです。『He propped up the wall.(彼は壁をつっかえ棒で支えた)』のように、物理的な支えや経済へのテコ入れを表します。
Q. prop up と support の違いは?
support が一般的で安定した支援を表すのに対し、prop up は自力で立てないものを一時的・応急的に支えるニュアンスを持ちます。『prop up the failing system(破綻しかけたシステムを支える)』のように使います。
Q. ビジネスではどんな場面で使いますか?
業績の悪い企業や低迷する経済に対して、資金援助などのテコ入れを行う場面でよく使われます。『The government propped up the banks.(政府は銀行を救済した)』のように表現します。
Q. 目的語に代名詞を使う際の注意点は?
prop up は句動詞のため、代名詞を目的語にする場合は必ず動詞と副詞の間に挟みます。『I propped it up.(私はそれを立てかけた)』が正しく、『propped up it』とは言えません。
Q. 物理的に支える場面ではどう使いますか?
枕で背中を支えて起き上がったり、ドアが閉まらないように物を置いたりする時に使います。『I propped the door open with a book.(本を挟んでドアを開けたままにした)』のように日常会話で役立ちます。
CHECK QUIZ
Q: 「それを壁に立てかける」の正しい語順は?
Q: 倒産寸前の企業を「一時的に延命させる」ニュアンスに最も合う表現は?
Q: 枕を使って「体を支えて起き上がる」の自然な表現は?