persuasion
- (名)説得、説得力
- (名)信念、宗派、種類
発音のコツ
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persuasion は真ん中の母音「eɪ」にアクセントを置きます。最初の「per」は力を抜いてあいまいに発音し、続く「sua」で口を横に引きながら「ウェイ」としっかり二重母音を出します。最後の「sion(ʒən)」は、舌を上あごに近づけて摩擦音の「ʒ」を出しながら短く終わらせます。「パースエーション」と平坦に読まないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- persuasions
- 信念や宗派など可算名詞として使う場合
コアイメージ
相手に働きかけて、考えや行動を変えさせることがコアイメージです。議論や交渉などの場面で、相手を納得させたい時に使います。
persuasionの意味・例文
名詞
説得、説得力
The act of convincing someone to do or believe something.
It took a lot of persuasion to close the deal.
契約をまとめるには多大な説得が必要でした。
交渉や契約の場面でよく使われる表現です。
After gentle persuasion, he finally agreed to come.
優しく説得した後、彼はついに来ることに同意しました。
gentle persuasion で「優しい説得」という意味になります。
The essay lacks the power of persuasion.
そのエッセイには説得力が欠けています。
文章や議論の説得力を評価する際に使います。
信念、宗派、種類
A particular set of beliefs, especially religious or political ones.
People of all persuasions attended the peaceful rally.
あらゆる信念を持つ人々が平和的な集会に参加しました。
政治的・宗教的な立場の違いを超えた集まりを表します。
They respect individuals of every political persuasion.
彼らはあらゆる政治的信条の個人を尊重します。
political persuasion で「政治的信条」を意味します。
The historian studied documents from various religious persuasions.
その歴史家は様々な宗教的宗派の文書を研究しました。
宗教的な派閥や宗派を指す学術的な表現です。
語源
persuasion は接頭辞 per-(完全に)と suadere(勧める)から成り立っています。語根 suadere は「甘い」を意味する印欧語根に由来し、相手に甘い言葉で心地よく勧めるという成り立ちから、現在の意味に発展しました。同じ語根を持つ身近な関連語には、sweet(甘い)があります。
派生語・ファミリー
persuasionの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
persuasion は論理や感情で相手を納得させること、convincing は事実や証拠で相手に真実だと信じさせること、manipulation は自分の利益のために相手を巧妙に操ることです。
“The cult uses emotional manipulation to control its members.”
→ 相手の心理につけ込んで巧妙に操るニュアンスを含みます。
よくある間違い
× I used my persuasion to him. ○ I used persuasion on him. → persuasion の対象を「〜に対して」と明確にする場合、前置詞は to ではなく on を使います。相手に直接働きかけるニュアンスが出るためです。
× She has a strong persuasion. ○ She has strong powers of persuasion. → 「彼女には説得力がある」と言いたい時は、powers of persuasion という定型表現を使います。単独で a strong persuasion とはあまり言いません。
コラム
豆知識
イギリスの作家ジェーン・オースティンの遺作となった小説のタイトルは『説得(Persuasion)』です。この作品では、周囲の「説得」によって一度は婚約を破棄した主人公が、再び愛を取り戻す姿が描かれています。単語の持つ深い人間模様が感じられる名作です。
リアルな使われ方
日常会話では、ユーモアを交えて of the ... persuasion(〜派の、〜の種類の)という表現を使うことがあります。例えば、「私は犬より猫が好きだ」と言いたい時に、I am of the feline persuasion.(私はネコ科派です)とおどけて言うことができます。
映画・音楽での使われ方
1956 年のアメリカ映画『Friendly Persuasion(邦題:友情ある説得)』は、平和主義を貫くクエーカー教徒の家族が南北戦争に巻き込まれる姿を描いた名作です。信念と現実の葛藤というテーマに、この単語の重みがよく表れています。
イディオム・定型句
相手を納得させる能力や説得力
“He used his powers of persuasion to win the debate.”
強圧的ではない穏やかで優しい説得
“It required some gentle persuasion to get her to sing.”
あらゆる信念や立場の、全種類の
“People of all persuasions gathered at the community center.”
persuasionを使った会話例
企画会議のあと、オフィスで同僚と
The client rejected our proposal again today.
They might just need a little more persuasion.
I agree. We should use our powers of persuasion next time.
Right. We need to focus on convincing them with solid data.
I will prepare a more persuasive presentation for tomorrow.
Good idea. Let's show them we are open to persuasion as well.
That flexibility could be the key to winning them over.
Let's do our best to get their approval.
文化的背景
欧米のビジネスや学術の場では、論理的な persuasion(説得)のスキルが非常に高く評価されます。自分の意見を明確に伝え、相手を納得させる力はリーダーシップの重要な要素とみなされます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. persuasion とは?
相手に働きかけて考えや行動を変えさせることです。『It took a lot of persuasion.(かなりの説得が必要だった)』のように、交渉や議論の場面でよく使われます。
Q. persuasion と manipulation の違いは?
persuasion は論理や感情を通した正当な説得を指します。一方の manipulation は相手を騙したり操ったりする否定的な意味合いがあり、『emotional manipulation(感情操作)』のように使われます。
Q. 「説得力」は英語でどう言いますか?
定型表現である powers of persuasion を使うのが一般的です。『He has great powers of persuasion.(彼には素晴らしい説得力がある)』のように表現します。
Q. persuasion の動詞形はどう使いますか?
動詞形は persuade です。『I will persuade him to join us.(彼に参加するよう説得する)』のように、persuade + 人 + to do の形で頻繁に使われます。
Q. of all persuasions とはどういう意味ですか?
「あらゆる信念の」や「あらゆる種類の」という意味の便利なフレーズです。『People of all persuasions gathered.(あらゆる立場の人が集まった)』のように使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「彼は説得に応じる余地がある」の自然な表現は?
Q: 自分の利益のために相手を「巧妙に操る」ことを表す名詞は?
Q: 「彼女のプレゼンは非常に説得力があった」に当てはまる語は? Her presentation was highly ( ).