pathetic
- (形)哀れな、痛ましい
- (形)情けない、お粗末な
発音のコツ
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pathetic は真ん中の母音「e」にアクセントを置きます。「パ」は力を抜いた曖昧な音にし、「セ」を強く発音します。この時の「th(θ)」は、上下の歯で舌先を軽く挟み、隙間から息を摩擦させて「ス」と音を出します。最後の「tic」は「ティク」と短く切り、カタカナの「パセティック」と平坦にならないよう抑揚をつけましょう。
コアイメージ
哀れみや同情を誘うほど惨めであること、または能力や努力が低すぎて呆れるほどひどいことがコアイメージです。他者の痛ましい状況に同情する時や、お粗末な結果に対して情けなさを感じる時に使います。
patheticの意味・例文
形容詞
哀れな、痛ましい
Arousing pity, especially through vulnerability or sadness.
The lost dog looked so pathetic in the rain.
その迷子犬は雨の中でとても哀れに見えました。
look pathetic で「哀れに見える」という定番の表現です。
The refugees were in a pathetic condition.
難民たちは痛ましい状況に置かれていました。
深刻で悲惨な状態を描写する際に適しています。
I tried to cook, but the result was pathetic.
料理に挑戦しましたが、結果は哀れなものでした。
自分の失敗を自嘲気味に語る時にも使えます。
情けない、お粗末な
Miserably inadequate or of very low standard.
His explanation for the delay was a pathetic excuse.
遅延に対する彼の説明は、見え透いた情けない言い訳でした。
pathetic excuse はビジネスや日常で頻出します。
The student made a pathetic attempt to cheat on the exam.
その学生は試験でカンニングしようとお粗末な試みをしました。
努力や能力が全く足りていない状況を指します。
You are absolutely pathetic.
あなたは本当に情けない人ですね。
相手を強く非難したり軽蔑したりする時に使います。
語源
pathetic は、ギリシャ語の pathos(感情、苦痛、哀れみ)に由来しています。もともとは「感情を激しく揺さぶる」という意味でしたが、そこから「哀れみを感じさせる」「惨めな」、さらには「情けない」という意味へと発展しました。同じ pathos(感情)の語根を持つ関連語には、sympathy(同情)があります。
派生語・ファミリー
patheticの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
pathetic は能力不足で呆れや軽蔑を伴う情けなさを、pitiful は弱さや不幸に対して純粋な同情を引く可哀想さを、sad は悲しい感情や残念な状態を表します。
よくある間違い
× I felt pathetic for the crying child. ○ I felt sympathetic toward the crying child. → pathetic は「対象が哀れだ」という状態を表します。自分が「同情する」場合は sympathetic を使います。
× The movie's ending was very pathetic. ○ The movie's ending was very moving. → pathetic を「感動的」という意味で使うのは誤りです。感動を表す場合は moving や touching を使います。
コラム
豆知識
pathetic はギリシャ語の pathos(感情)が語源です。ベートーヴェンの有名なピアノソナタ第8番『悲愴(Sonata Pathétique)』のタイトルにも使われていますが、これは「情けない」という意味ではなく、本来の「感情を深く揺さぶる」という芸術的なニュアンスを表しています。
リアルな使われ方
ネイティブは、自分の些細な失敗や不器用さを笑い飛ばす時に「I'm so pathetic.(私って本当に情けない)」と自嘲気味に使います。深刻な自己否定ではなく、親しい友人との会話でユーモアを交えて場を和ませるための便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
映画やアニメの英語吹き替え版では、圧倒的な力を持つ悪役が、地面に這いつくばる主人公を見下ろして「Pathetic.(愚かな、情けない)」と一言吐き捨てるのが定番の演出です。相手の無力さを強調する最も効果的なセリフとして愛されています。
イディオム・定型句
見え透いた言い訳、お粗末な口実
“He gave a pathetic excuse for his absence.”
お粗末な試み、無駄な努力
“It was a pathetic attempt to hide the truth.”
本当に情けない、全くお粗末な
“Your behavior at the party was absolutely pathetic.”
patheticを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you see the football match last night?
Yes, I did. Our team's defense was absolutely pathetic.
I agree. They looked so pitiful trying to chase the ball.
The manager gave a pathetic excuse in the post-match interview.
He said the grass was too long. It was a sad attempt to deflect blame.
Exactly. If they don't improve, the rest of the season will be pathetic.
文化的背景
現代の日常会話では、pathetic を「可哀想」という純粋な同情の意味で使うよりも、「情けない」「お粗末だ」と軽蔑や呆れを込めて使うことの方が圧倒的に多いです。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. pathetic とは?
哀れみや同情を誘うほど惨めな状態や、呆れるほどお粗末な様子を表す形容詞です。『His performance was absolutely pathetic.(彼の演技は全くお粗末だった)』のように使います。
Q. どんな場面でよく使われますか?
他者の痛ましい状況に同情する時だけでなく、能力や努力が低すぎて呆れる時によく使われます。『That is a pathetic excuse.(それは情けない言い訳だ)』は日常会話で頻出する表現です。
Q. pathetic と pitiful の違いは?
pitiful は純粋に「可哀想で同情を誘う」場面で使われます。一方の pathetic は、同情に加えて「情けない」「お粗末だ」という軽蔑や呆れのニュアンスを含むことが多いのが特徴です。『a pitiful stray cat(可哀想な野良猫)』と使い分けます。
Q. SNSやカジュアルな会話ではどう使いますか?
自分の小さな失敗に対して自嘲気味に使ったり、相手を軽く煽ったりする時に使います。『I can't even open this jar, I'm so pathetic.(瓶の蓋すら開けられない、私って本当に情けない)』のように表現します。
Q. 音楽の「悲愴(Pathétique)」と同じ意味ですか?
ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」などで使われる Pathétique は、語源である「感情を激しく揺さぶる」という古い意味合いを残しています。現代英語の pathetic が持つ「情けない」というネガティブな意味とは異なります。
CHECK QUIZ
Q: 「寒空の下で震える子犬」を見て純粋に同情する時の表現は?
Q: 「He made a pathetic excuse.」の最も適切な訳は?
Q: 「私はその迷子に同情した」の正しい英語表現は?