overture
- (名)序曲、前奏曲
- (名)提案、打診、交渉の開始
発音のコツ
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overture は最初の「o」にアクセントを置き、「オウ」と二重母音で発音します。「オー」と伸ばすだけにならないよう注意しましょう。続く「ver」は下唇を軽く噛んで「ヴ」の音を出し、「ture」は唇を突き出して「チュァ」と発音し、最後の「r」で舌を丸めます。「オーヴァーチュア」と平坦なカタカナ読みにならないようメリハリをつけてください。
活用形
- 三単現
- overtures
- 動詞としての用法(打診する)は現代では稀です
- 進行形(-ing)
- overturing
- 過去形
- overtured
- 過去分詞
- overtured
- 複数形
- overtures
- 「提案」「打診」の意味では通例この複数形で使われます
コアイメージ
物事の始まりを開くことがコアイメージです。オペラなどの音楽の序曲や、ビジネス・外交での最初の打診や提案を表す時に使います。
overtureの意味・例文
名詞
序曲、前奏曲
A piece of music played at the start of an opera or a play.
The orchestra played a beautiful overture.
オーケストラは美しい序曲を演奏しました。
音楽会や舞台芸術の文脈で使われる基本的な表現です。
The opera begins with a famous overture.
そのオペラは有名な序曲で始まります。
本編が始まる前の導入部分であることを示します。
The overture sets the mood for the entire performance.
序曲は公演全体の雰囲気を決定づけます。
作品全体の方向性を示す重要な役割を表現できます。
提案、打診、交渉の開始
An approach or proposal made to someone with the aim of opening negotiations.
The government made peace overtures to the rebels.
政府は反乱軍に和平を打診しました。
外交や政治のニュースで頻出する組み合わせです。
They rejected our overtures for a new partnership.
彼らは私たちの新しい提携の打診を拒絶しました。
ビジネスにおける初期段階の交渉の持ちかけを表します。
He made friendly overtures to his new neighbors.
彼は新しい隣人に友好的な態度で歩み寄りました。
人間関係において仲良くなろうとする行動にも使えます。
語源
overture は古フランス語で「開くこと」を意味する言葉に由来し、元をたどるとラテン語の aperire(開く)に行き着きます。文字通り「幕を開けるもの」という成り立ちから、音楽の「序曲」や交渉の「最初の打診」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、aperture(開口部、カメラの絞り)があります。
派生語・ファミリー
overtureの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
overture は交渉に向けた最初の打診や音楽の序曲を、proposal は検討を求める明確な計画の提示を、prelude はより重要な出来事の前触れや前奏曲を指します。
よくある間違い
× He did an overture to the rival company. ○ He made an overture to the rival company. → 「打診する」は make an overture という組み合わせで使います。動詞の do は使いません。
× The overture for the opera was beautiful. ○ The overture to the opera was beautiful. → 「〜への序曲」という場合は前置詞 to を使います。対象に向かっていくイメージがあるためです。
コラム
豆知識
overture の語源はフランス語の「開くこと(ouverture)」です。17世紀のフランス・オペラで、国王の入場に合わせて幕を開ける際に演奏された管弦楽曲が「序曲」と呼ばれるようになったのが始まりと言われています。音楽用語から転じて、現在ではビジネスや外交での「幕開け」にも使われます。
リアルな使われ方
ニュース記事では「make overtures to 〜(〜に打診する)」という定型表現がよく登場します。特に対立する国家間の和平交渉の糸口を探る時や、企業がライバル社に買収の探りを入れる時など、緊張感のある場面で使われる実用的なフレーズです。複数形で使われるのが一般的です。
映画・音楽での使われ方
チャイコフスキーの『1812 Overture(大序曲1812年)』は、大砲の音が楽器として使われることで有名なクラシック音楽です。曲名に overture が含まれる代表的な作品であり、現在でもアメリカの独立記念日の花火などでよく演奏され、人々に親しまれています。
イディオム・定型句
〜に打診する、〜に歩み寄る
“They made overtures to the rival company.”
和平の打診
“The country rejected a peace overture.”
最初の提案、きっかけ
“His email was an opening overture for negotiation.”
overtureを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear about the overtures from our competitor?
Yes, I heard they want to discuss a potential partnership.
It is surprising. We rejected their proposal last year.
Maybe they have a better offer this time. Who is handling the overture?
The CEO is reviewing it. It might just be a prelude to a buyout.
We should be prepared for any major changes ahead.
文化的背景
ビジネスや外交のニュースにおいて、overtures は敵対関係にある相手への歩み寄りや、ライバル企業への買収の打診といった緊張感のある文脈で頻出します。最初の探りを入れる重要なステップとして認識されています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. overture とは?
物事の始まりを開くことで、音楽の「序曲」や交渉の「打診・提案」を意味します。『The government made peace overtures.(政府は和平を打診した)』のように使います。
Q. ビジネスで overture はどのように使いますか?
他社への提携の持ちかけや、買収の最初の打診などで使われます。『They rejected our overtures for a merger.(彼らは合併の打診を拒絶した)』のように、複数形で使われることが多いです。
Q. overture と proposal の違いは?
overture は本格的な交渉に入る前の「探り」や「打診」のニュアンスが強いです。一方の proposal は『a concrete proposal(具体的な提案)』のように、より詳細で明確な計画の提示を指します。
Q. 音楽の文脈での overture はどう使いますか?
オペラや劇の幕開けに演奏される器楽曲を指します。『The concert started with an overture.(コンサートは序曲で始まった)』のように、本編への期待を高める導入部分を表します。
Q. overture は数えられますか?
はい、可算名詞です。特に「打診」「提案」の意味で使う場合は、『make overtures to the union(組合に打診する)』のように複数形の overtures になるのが一般的です。
CHECK QUIZ
Q: 交渉の前の「探り」や「打診」を示すのに最適な名詞は?
Q: 「ライバル会社に提携を打診する」の自然な表現は?
Q: 「The concert began with a brilliant overture.」の overture の意味は?