overt
- (形)明白な、公然の
発音のコツ
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overt は第2音節の「vɜːrt」にアクセントを置きます。最初の「o」は「オウ」と二重母音にするか、曖昧に「ア」と発音します。重要なのは「v」の音で、上の前歯で下唇を軽く押さえて震わせます。続く「ɜːr」は舌を丸めながら「アー」と長く伸ばし、最後に短く「t」を弾かせます。「オバート」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
コアイメージ
隠し立てすることなく、誰の目にも明らかであることがコアイメージです。意図や行動を周囲に公然と示す時に使います。
overtの意味・例文
形容詞
明白な、公然の
Open and not concealed or secret.
The country's overt military actions drew international criticism.
その国の公然の軍事行動は国際的な批判を招きました。
隠そうとしない軍事行動や敵意を表す際によく使われます。
We need overt support from the management team.
経営陣からの明白な支持が必要です。
誰の目にも明らかな支援や承認を求める場面で使います。
The researcher found no overt signs of the disease.
研究者はその病気の明白な兆候を見つけられませんでした。
症状や証拠が表面化しているかどうかを述べる時に適しています。
His overt hostility made everyone in the room uncomfortable.
彼のあからさまな敵意は、部屋にいる全員を不快にさせました。
感情や態度があからさまであることを表すのに便利です。
語源
overt は古フランス語の ouvrir(開く)の過去分詞形に由来しています。扉が開け放たれている様子から、「隠されていない」「公然の」という現在の意味に発展しました。同じく「覆う・開く」に関連する語根を持つ対義語に、covert(隠された、秘密の)があります。語源のイメージ通り、隠し事がない状態を表します。
派生語・ファミリー
overtの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
overt は意図的に隠さず公にしていることを、obvious は誰が見ても簡単に理解できるほど明白であることを、open は隠し立てがなく率直であることを表します。
よくある間違い
× The answer to the math problem is overt. ○ The answer to the math problem is obvious. → 計算の答えなど、視覚や論理で簡単に分かることには obvious を使います。overt は意図や行動に使います。
× She kept her feelings overt from her friends. ○ She kept her feelings secret from her friends. → overt は「公然の」という形容詞であり、「隠す」の目的語や補語としては意味が矛盾します。
コラム
豆知識
overt はフランス語の ouvrir(開く)に由来し、音楽用語の overture(序曲)と同じ語源を持っています。オペラの幕開けを飾る overture が「開かれた」状態を意味するように、overt も物事が隠されずに「開け放たれている」状態を表します。語源を知るとイメージが掴みやすくなります。
リアルな使われ方
ビジネスや政治のニュースで、overt hostility(あからさまな敵意)という表現がよく使われます。例えば、他国への非難やライバル企業への対抗措置など、意図的に隠そうとしない攻撃的な態度を報じる際の定型句です。日常会話よりもフォーマルな場面で重宝される表現です。
映画・音楽での使われ方
スパイ映画や軍事スリラーでは、overt operations(公然の作戦)と covert operations(秘密工作)という対比がよく登場します。例えば、映画『ミッション:インポッシブル』シリーズでは、政府が公式に認めない covert な任務が描かれますが、その対極にあるのが overt な活動です。
イディオム・定型句
公然の行為
“Conspiracy requires an overt act to be proven.”
客観的に観察できる外現行動
“Psychology focuses on studying overt behavior.”
overtを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you notice the manager's overt frustration during the meeting?
Yes, it was obvious to everyone in the room.
He usually keeps his feelings covert, so it was surprising.
I think the recent drop in sales triggered his overt reaction.
We need to show some overt support for his new strategy.
Agreed. Let's have an open discussion with him this afternoon.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。特に政治や法律、軍事の文脈において、covert(秘密の)と対比される形で頻繁に登場します。社会問題における「公然の差別(overt discrimination)」など、ニュース英語としても重要なキーワードです。
よくある質問
Q. overt とは?
意図や行動が隠されておらず、公然としていることを表す形容詞です。『He showed overt hostility.(彼はあからさまな敵意を見せた)』のように、感情や態度が周囲に明らかな場面で使います。
Q. overt と covert の違いは?
overt は「公然の」、covert は「秘密の」という意味で、完全な対義語として機能します。『overt and covert military operations(公然および秘密の軍事作戦)』のように、ニュースや政治の文脈でよく対比されます。
Q. overt はどんな名詞と一緒に使われますか?
hostility(敵意)や racism(人種差別)などの抽象名詞とよく結びつきます。『They faced overt discrimination.(公然の差別に直面した)』のように、社会的な問題を指摘する際にも頻出します。
Q. overt をより簡単な単語で言い換えると?
日常会話では open や clear に言い換えることができます。『an overt threat(公然の脅威)』は、『an open threat』と言い換えても、ほぼ同じニュアンスが伝わります。
Q. overt は日常会話でもよく使われますか?
日常会話よりも、ニュースやビジネス、学術論文などのフォーマルな文脈で好まれる単語です。カジュアルな場面では『He was obviously angry.(彼は明らかに怒っていた)』のように obvious を使う方が自然に聞こえます。
CHECK QUIZ
Q: 「誰の目にも明らかな間違い」を表すのに最適な形容詞は?
Q: スパイが行う「秘密の軍事作戦」を英語で何と言う?
Q: 「公然の人種差別」を意味する自然な表現は?