orbit
- (名)軌道、周回軌道
- (名)影響圏、活動範囲
- (動)軌道を回る、周回する
発音のコツ
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orbit の最初の母音「ɔːr」にアクセントを置きます。口を縦に大きく開け「オー」と伸ばしながら、舌を丸めて「r」の音を響かせます。続く「bit」は「ビット」と強く発音せず、力を抜いて短く「ビッ」と切り、最後の「t」は舌先を歯茎に当てて軽く息を破裂させます。「オービット」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- orbits
- 進行形(-ing)
- orbiting
- 過去形
- orbited
- 過去分詞
- orbited
- 複数形
- orbits
コアイメージ
天体や物体が他のものの周りをぐるぐると回る一定の通り道、つまり「軌道」がコアイメージです。宇宙空間における星や人工衛星の動きを表す時や、比喩的に人の影響力が及ぶ範囲を表現したい時に使います。
orbitの意味・例文
名詞
軌道、周回軌道
A curved path followed by a planet or an object as it moves around another.
The satellite was successfully placed into Earth's orbit.
衛星は無事に地球の軌道に乗せられました。
天体や人工物が宇宙空間で描く通り道を指す最も一般的な用法です。
The moon takes about 27 days to complete its orbit.
月が軌道を一周するのには約27日かかります。
complete an orbit で「軌道を一周する」と表現します。
The old spacecraft fell out of orbit and burned up.
古い宇宙船は軌道を外れて燃え尽きました。
fall out of orbit で「軌道を外れる」という状態を表します。
影響圏、活動範囲
An area of influence, control, or activity.
That small firm was drawn into the orbit of a multinational corporation.
その小さな会社は多国籍企業の影響圏に引き込まれました。
大企業や強い力を持つ存在の勢力下に入ることを表します。
Several countries remained within the Soviet orbit during the Cold War.
冷戦中、いくつかの国はソビエトの勢力圏内に留まりました。
政治的・軍事的な支配領域や影響範囲を指す際に使います。
I do not think she is in my social orbit.
彼女は私の交友範囲にはいないと思います。
人が普段関わるコミュニティや人間関係の輪を比喩的に表現します。
動詞
軌道を回る、周回する
To travel in a curved path around a much larger object.
Earth orbits the sun once a year.
地球は1年に1回、太陽の軌道を回ります。
他動詞として直後に目的語(回る対象)を置くのが一般的です。
The space station is currently orbiting at a high altitude.
宇宙ステーションは現在、高い高度を周回しています。
現在進行形で、今まさに軌道を回っている状態を表します。
Several communication satellites orbit the earth to provide internet access.
インターネット接続を提供するため、複数の通信衛星が地球を周回しています。
人工衛星が特定の目的を持って地球の周りを回る状況で頻出します。
語源
orbit はラテン語の orbis(円、輪)から派生した orbita(車輪の通った跡、軌道)が語源です。車輪が描く丸い跡という成り立ちから、天体が描く円状の通り道である「軌道」という意味に発展しました。同じ orbis(円)の語根を持つ関連語には、法外な・途方もないという意味の exorbitant(軌道を外れた)があります。
派生語・ファミリー
orbitの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
orbit は天体や衛星が他の物体の周りを一定の軌道で回ること、revolve は中心点や他の物体の周りを公転すること、rotate はコマのように自身の軸を中心に自転することを表します。
よくある間違い
× The earth orbits around the sun. ○ The earth orbits the sun. → orbit は他動詞として直接目的語を取るのが一般的です。around を付けると冗長になります。
× The wheel is orbiting quickly. ○ The wheel is rotating quickly. → orbit は「他の物体の周りを回る」ため、車輪がその場で回る自転には rotate を使います。
コラム
豆知識
語源であるラテン語の orbita(車輪の跡)は、古代ローマの馬車が未舗装の道に残した深い轍(わだち)を指していました。決まった道をなぞるように動く様子が、天体が同じ軌道を回り続ける姿と重なり、現在の意味になりました。
リアルな使われ方
ネイティブはビジネスや政治の話題で、強い影響力を持つ人物や組織の勢力圏を orbit と表現します。「be drawn into someone's orbit(〜の影響下に引き込まれる)」というフレーズは、ニュース記事などで頻繁に目にします。
映画・音楽での使われ方
2018 年の映画『ファースト・マン(First Man)』など、宇宙開発をテーマにした作品では orbit(軌道)や orbital(軌道の)といった単語が頻出します。「enter orbit(軌道に乗る)」の緊迫感あるシーンは宇宙映画の醍醐味です。
イディオム・定型句
軌道に乗って、順調に進んで
“The new project is finally in orbit.”
軌道を外れて、常軌を逸して
“His behavior has been completely out of orbit lately.”
制御不能になる
“The political situation quickly spun out of orbit.”
orbitを使った会話例
宇宙開発企業のオフィスで同僚と
The new communication satellite will enter orbit tomorrow morning.
That is a huge milestone. Which altitude will it orbit at?
It will be placed in a low Earth orbit for faster data transmission.
Excellent. Our internet service project is finally in orbit.
Exactly. We also need to monitor how the solar panels rotate.
I will check the telemetry data as soon as it starts orbiting.
文化的背景
宇宙開発競争が激しかった冷戦時代以降、orbit はニュースや日常会話に深く浸透しました。現代では、ロケット打ち上げの実況だけでなく、ビジネスが「軌道に乗る」という比喩表現としても英米を問わず日常的に広く使われます。
よくある質問
Q. orbit とは?
天体や人工衛星が他の物体の周りを回る「軌道」や「軌道を回る」ことです。『The satellite is in orbit.(衛星は軌道に乗っている)』のように宇宙の話題で頻出します。
Q. orbit と rotate の違いは?
orbit は他の物体の周りを回る「公転」、rotate は自分自身の軸を中心に回る「自転」です。『The earth rotates once a day.(地球は1日に1回自転する)』のように使い分けます。
Q. orbit は宇宙以外の話題でも使えますか?
はい、人や組織の「影響圏」や「活動範囲」という比喩的な意味で使われます。『He is outside my social orbit.(彼は私の交友範囲外だ)』のように、ビジネスや日常会話でも登場します。
Q. 動詞として使う場合、前置詞は必要ですか?
他動詞として使うのが一般的なので、直後に前置詞を置かずに目的語を取ります。『The moon orbits the earth.(月は地球を周回する)』のように、around を省くのが自然です。
Q. orbit を使ったビジネスでも使える表現は?
『in orbit』は「軌道に乗って」という意味があり、物事が順調に進んでいる状態を表せます。『Our new business is finally in orbit.(新規事業がようやく軌道に乗った)』のように使えます。
CHECK QUIZ
Q: 「地球が自身の地軸を中心に回る(自転する)」に最適な動詞は?
Q: 「月は地球を周回する」の自然な英語表現は?
Q: 「He is outside my social orbit.」の意味は?