of
- (前)〜の、〜に属する
- (前)〜のうちの、〜の一部
- (前)〜から成る、〜で作られた
- (前)〜についての、〜に関する
発音のコツ
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of の発音は /əv/ または /ʌv/ です。日本人は「オブ」と発音しがちですが、f の部分は /v/(ヴ)の濁った有声音になる点に注意してください。上の歯を下唇に軽く当てて息を出します。また、会話の中では母音が非常に弱くなり、ほとんど「ァヴ」や「ァ」のように聞こえることが多く、前後の単語と滑らかに繋がります。
活用形
- 複数形
- ofs
- 「ofという単語」を名詞として複数形にする場合
コアイメージ
全体から一部を切り離す「分離」や、そこから生じる「所属・関連」がコアイメージです。名詞と名詞をつなぎ、所有や素材、内容などの関係性を表したい時に使います。
ofの意味・例文
前置詞
〜の、〜に属する
belonging to or connected with someone or something.
She is a friend of mine.
彼女は私の友人です。
「私の友人」という所属の関係を表す定番の表現です。
The roof of the house is red.
その家の屋根は赤いです。
無生物の所有や所属を表す際によく使われる形です。
He is the manager of this department.
彼はこの部門のマネージャーです。
役職や地位がどこに属しているかを示します。
〜のうちの、〜の一部
indicating a part of a whole or a quantity.
Would you like a piece of cake?
ケーキを一切れいかがですか?
全体(ケーキ)から切り出した一部を表します。
Some of the students were absent.
生徒たちのうちの何人かは欠席していました。
特定の集団の中の一部分を取り出す時に使います。
I drink three cups of coffee every day.
私は毎日コーヒーを3杯飲みます。
分量や単位を示す際にも欠かせない前置詞です。
〜から成る、〜で作られた
made from or consisting of a particular material.
This table is made of solid wood.
このテーブルは無垢材で作られています。
素材が見てすぐに分かる場合に使われます。
She wore a beautiful dress of silk.
彼女は美しいシルクのドレスを着ていました。
「シルク製のドレス」のように素材を修飾します。
A large crowd of people gathered.
大勢の人々の群れが集まりました。
「人々の群れ」のように構成要素を示します。
〜についての、〜に関する
concerning or showing someone or something.
I bought a map of the city.
私はその都市の地図を買いました。
「その都市を描いた地図」という内容を表します。
What do you think of this idea?
このアイデアについてどう思いますか?
対象についてどう思うかを尋ねる定型表現です。
They are talking of moving to London.
彼らはロンドンへの引っ越しについて話しています。
ある話題について話していることを示します。
語源
of の語源は、古英語の of(〜から離れて)に遡ります。もともとは from や off と同じく「分離」や「起点」を表す言葉でした。そこから「全体から切り離された一部」という発想になり、現代のような「所属」や「関連」を示す意味へと発展しました。実は、分離を強調する副詞の off は、of と全く同じ語源を持つ関連語です。
派生語・ファミリー
ofの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
of は所属や部分など密接な結びつきを、from は起点や明確な分離を、about は対象の周辺や関連する話題を広く表します。
よくある間違い
× I bought a book of history. ○ I bought a book about history. → 特定の主題について書かれた本には about を使います。of は中身そのものを表します。
× He is afraid from dogs. ○ He is afraid of dogs. → afraid や proud などの感情を表す形容詞は、対象を示す of と結びつくのがルールです。
コラム
豆知識
of はもともと「分離」を表す単語でした。現代でも、rob A of B(AからBを奪う)や cure A of B(AからBを治す)のように、「対象から何かを引き離す」という古い語源のニュアンスが残っている熟語が多数存在します。一見すると不思議な使い方ですが、歴史を知ると納得できます。
リアルな使われ方
ネイティブのカジュアルな会話やSNSでは、kind of は kinda、sort of は sorta と省略されて発音・表記されることがよくあります。これらは「ちょっと」「まあね」といった曖昧さを添える便利な表現として、日常的に飛び交っている生きた英語の実例です。
映画・音楽での使われ方
映画『ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)』のタイトルは、「指輪の王」という所属や支配の関係を of で表しています。ファンタジー作品や歴史物などでは、スケールの大きさを出すために A of B の形が頻繁に用いられます。
イディオム・定型句
噂をすれば影がさす
“Speak of the devil, here comes our boss.”
朝飯前、とても簡単なこと
“The math exam was a piece of cake.”
突然に、前触れもなく
“She called me completely out of the blue.”
その上、それに加えて
“It was raining, and on top of that, I was late.”
ofを使った会話例
金曜の夕方、カフェで友人と
Are you a fan of this coffee shop?
Yes, this is one of my favorite places in the city.
I agree. The atmosphere is great. Speaking of which, how is your new job?
It is a lot of work, but I enjoy it.
That is good to hear. Is it a piece of cake for you?
Not exactly. But I am proud of what I have achieved so far.
You should be. Let's order another cup of coffee to celebrate.
Sounds perfect. It is very kind of you to treat me.
文化的背景
英語圏の日常会話では、of は最も頻繁に使われる単語の一つです。kind of(ちょっと)や a lot of(たくさんの)など、会話のテンポを作るつなぎ言葉としても機能し、英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. of とは?
名詞同士をつなぎ、所属・部分・関連などの関係性を示す前置詞です。『a friend of mine(私の友人)』のように、日常会話から学術論文まで幅広く使われます。
Q. of と from の違いは?
原材料を表す際、of は素材をそのまま保っている場合に使い、from は加工されて元の形が分からない場合に使います。『The desk is made of wood.』と『Wine is made from grapes.』のように区別します。
Q. a lot of と lots of に違いはありますか?
意味は全く同じで「たくさんの」を表しますが、lots of の方がよりカジュアルな響きがあります。日常会話では『I have lots of free time.』のように気軽に使われます。
Q. of の後に動詞を置くことはできますか?
of は前置詞なので、直後に動詞の原形は置けず、必ず動名詞(-ing形)にします。『He is capable of doing the job.(彼はその仕事をこなす能力がある)』のように形を変えて使います。
Q. of の発音が聞き取れないことが多いのはなぜですか?
会話の中で of は弱く発音され、「ァヴ」や「ァ」のように短く曖昧な音になるためです。『a cup of tea』は「ア・カッパ・ティー」のように繋がって発音されることがよくあります。
CHECK QUIZ
Q: 「チーズは牛乳から作られる」の自然な表現は?
Q: 「彼のことは聞いたことがある」と言う時の自然な表現は?
Q: 「a friend of mine」の文法的なニュアンスとして最も近いのは?