about
- (前)〜について、〜に関して
- (前)〜のあちこちに
- (副)約、およそ
- (形)まさに〜しようとして
発音のコツ
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about の最初の母音「ə」は力を抜いた曖昧な音で、ほとんど「ア」と発音しません。続く「bout(baʊt)」の二重母音「aʊ」にアクセントを置き、口を大きく開けた「ア」から「ウ」へと滑らかに変化させます。最後の「t」は舌先を上前歯の裏につけて息を止めるだけで、強く破裂させないのが自然に聞こえるコツです。
コアイメージ
何かの周辺に存在していることがコアイメージです。話題の中心となる事柄について話す時や、おおよその数量や時間を表す時に使います。
aboutの意味・例文
前置詞
〜について、〜に関して
on the subject of; concerning.
I want to talk about your future.
あなたの将来について話したいです。
日常的な話題や事柄について述べる最も一般的な表現です。
We had a meeting about the new project.
新しいプロジェクトについての会議を開きました。
ビジネスシーンでも広く使われる汎用性の高い用法です。
The book is about ancient European history.
その本は古代ヨーロッパの歴史に関するものです。
書籍や論文がざっくりと何を扱っているかを示します。
There are many rumors about the incident.
その事件については多くの噂があります。
特定の出来事に関連する情報を伝える際に適しています。
〜のあちこちに
positioned in various places around.
We walked about the town all day.
私たちは一日中町を歩き回りました。
特定の方向を持たず、あちこち動き回る状態を表します。
Clothes were lying about the room.
服が部屋のあちこちに散らかっていました。
物が無造作に配置されている様子を表現できます。
He looked about the empty hall.
彼は誰もいないホールのあちこちを見回しました。
周囲をぐるりと見渡すような動作にも使われます。
副詞
約、およそ
approximately.
It takes about ten minutes by car.
車で約10分かかります。
正確な数値ではなく、おおよその目安を伝える時に使います。
The cost will be about five hundred dollars.
費用は約500ドルになるでしょう。
見積もりや予測の数値を提示する際に便利です。
About half of the population voted.
人口の約半数が投票しました。
割合や規模の概算を報じる文脈で頻出します。
形容詞
まさに〜しようとして
intending to do something or close to doing something very soon.
I was about to call you.
ちょうどあなたに電話しようとしていたところです。
be about to do の形で、行動の直前であることを表します。
The meeting is about to start in room A.
会議がA会議室でまさに始まろうとしています。
予定されている出来事が間近に迫っていることを示します。
We are about to leave the house.
私たちは今まさに家を出るところです。
自分の現在の状況をリアルタイムで伝えるのに適しています。
語源
about は古英語の onbutan(〜の外側に)に由来します。on(〜に)と butan(外側に)が組み合わさった言葉で、もともとは物理的に「何かの周り」にいる状態を指していました。そこから「話題の周辺」を指す「〜について」や、「数値の周辺」を指す「約、およそ」へと意味が発展しました。同じ語根を持つ単語には、接続詞の but があります。
派生語・ファミリー
aboutの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
about は日常的に広く「〜について」を表し、on は専門的で特定のテーマに絞った内容を指し、regarding はビジネスやフォーマルな場面で使われます。
よくある間違い
× We discussed about the problem. ○ We discussed the problem. → discuss は他動詞なので、直後に前置詞を置かずに目的語をとります。
× He mentioned about the new rules. ○ He mentioned the new rules. → mention も「〜について言及する」という他動詞なので、about は不要です。
コラム
豆知識
about はもともと「外側に」という意味から始まりましたが、現代では「周辺」というイメージが定着しています。シェイクスピアの喜劇『Much Ado About Nothing(から騒ぎ)』のタイトルのように、何もないことの「周辺」で騒ぐというニュアンスから、無駄な騒動を表す表現にも使われます。
リアルな使われ方
ネイティブは会話の中で、時間をぼかすために about を頻繁に使います。「Let's meet at about 3 PM.(3時ごろに会おう)」のように、きっちりした時間を指定せず、相手にプレッシャーを与えないための便利なクッション言葉として機能します。日常会話で非常に役立つテクニックです。
映画・音楽での使われ方
2013年のイギリス映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜(About Time)』は、タイムトラベルを繰り返す青年の物語です。ここでの About Time には「時間について」という意味と、「It's about time(そろそろ〜する時間だ)」という定番フレーズが掛けられています。
イディオム・定型句
遠回しに言う、要点を避ける
“Stop beating about the bush and tell me the truth.”
〜はいかがですか、〜はどうですか
“How about another cup of tea?”
病床を離れて起き上がって
“He is finally up and about after his illness.”
aboutを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Do you have a minute to talk about the upcoming event?
Sure. I was just about to take a coffee break.
Great. We have about fifty people coming, but someone just canceled.
Really? Who mentioned a scheduling conflict?
Mr. Smith did. He is a key speaker for the opening session.
That is unfortunate. How about we invite his colleague instead?
文化的背景
イギリス英語では out and about(外出して活動的に)のように、日常的な行動を表すフレーズで about がよく使われます。アメリカ英語のアカデミックな場面では、専門性を出すために on を好む傾向があり、状況によって使い分けられます。
よくある質問
Q. about とは?
何かの「周辺」にあることを表す言葉です。『I am reading a book about history.(歴史についての本を読んでいます)』のように、話題や数量のおおよそを指す時に使います。
Q. about と on の違いは?
どちらも「〜について」と訳せますが、on の方が専門的で焦点を絞ったニュアンスを持ちます。『She gave a lecture on economics.(彼女は経済学の講義をした)』のように学術的な場面でよく使われます。
Q. be about to とはどういう意味ですか?
「まさに〜しようとしている」という直前の状態を表す表現です。『I was about to leave the office.(ちょうどオフィスを出ようとしていたところです)』のように、タイミングの近さを強調します。
Q. 「約、およそ」をフォーマルに言い換えると?
ビジネスや学術的な場面では approximately が適しています。『It takes approximately two hours.(約2時間かかります)』のように、正確さが求められるフォーマルな状況で使います。
Q. How about と What about の違いは?
どちらも「〜はどう?」と提案や確認をしますが、How about は新しい提案に、What about は既存の問題点の指摘に使われる傾向があります。『How about pizza for dinner?(夕食にピザはどう?)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 「彼女は量子力学に関する本を書いた」の自然な前置詞は?
Q: 「私たちはその計画について議論した」の正しい英語は?
Q: 「The movie is ( ) to start.」で「まさに始まろうとしている」とするには?