nuance
- (名)微妙な違い、ニュアンス
- (動)微妙な違いを与える
発音のコツ
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nuance の発音は「ニューアンス」または「ヌーアーンス」です。第一音節の「nu」は唇を丸めて突き出し、「ニュー」または「ヌー」と発音します。第二音節の「ance」は「アーンス」と母音を少し長めに伸ばすのがコツです。アクセントは第一音節に置く場合と、両方の音節に等しく置く場合があります。
活用形
- 三単現
- nuances
- 進行形(-ing)
- nuancing
- 過去形
- nuanced
- 過去分詞
- nuanced
- 複数形
- nuances
コアイメージ
意味や音、色などのごくわずかな違いや精緻さがコアイメージです。言葉の裏にある細かい意味合いや、複雑な状況を正確に表現したい時に使います。
nuanceの意味・例文
名詞
微妙な違い、ニュアンス
A very slight difference in appearance, meaning, or sound.
The professor explained the nuance of the historical event.
教授はその歴史的出来事の微妙な意味合いを説明しました。
複雑な事象の細かい側面を指す時に適しています。
I could not catch the nuance of his joke.
彼の冗談のニュアンスが理解できませんでした。
言外に込められた意図や雰囲気を表します。
The translation lost the political nuance of the original speech.
その翻訳は元の演説の政治的なニュアンスを失っていました。
翻訳や解釈で失われがちな細かい意味を表現します。
動詞
微妙な違いを与える
To give subtle differences or shades of meaning to something.
We need to nuance our marketing strategy for each region.
各地域に合わせてマーケティング戦略に微妙な違いを持たせる必要があります。
状況に応じて細かく調整する意味で使われます。
The author nuances his argument by adding opposing views.
著者は反対意見を加えることで主張に深みを持たせています。
単純化せず、多角的な視点を与えるニュアンスです。
Her performance was beautifully nuanced and emotional.
彼女の演技は美しくニュアンスに富み、感情的でした。
過去分詞形で形容詞的に使われることが非常に多いです。
語源
nuance はフランス語の「nue(雲)」に由来しています。空に浮かぶ雲の色合いがグラデーションのように微妙に変化する様子から、「ごくわずかな違い」や「色合い」という意味に発展しました。同じラテン語の「nubes(雲)」を語根に持つ関連語には、obnubilate(雲で覆う、曖昧にする)があります。
派生語・ファミリー
nuanceの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
nuance はごくわずかな意味や色の違い、difference は一般的な違いや相違、distinction ははっきりと認識できる明確な違いや区別を表します。
よくある間違い
× There is a big nuance between them. ○ There is a big difference between them. → nuance はごくわずかな違いを意味するため、big などの大きいことを表す形容詞と組み合わせるのは不自然です。
× I want to tell you my nuance. ○ I want to tell you my feelings. → 日本語の「ニュアンスを伝える」を直訳して自分の思いや雰囲気を表すのは誤りです。具体的な言葉で表現します。
コラム
豆知識
語源であるフランス語の「nue(雲)」は、空の雲が太陽の光を受けて微妙に色を変える様子を表していました。そこから音楽のクレッシェンドのような音のグラデーションを指すようになり、現在では言葉や意味の「繊細な違い」を表す単語として定着しています。
リアルな使われ方
ネイティブの会話では、名詞よりも形容詞の nuanced(ニュアンスに富んだ、多角的な)がよく登場します。白黒はっきりつけられない複雑な問題に対して「It is a nuanced issue.(一筋縄ではいかない問題だ)」と表現し、知的な印象を与えることができます。
映画・音楽での使われ方
映画や演劇のレビューでは、俳優の演技を評価する際に「a nuanced performance(細やかな感情表現が光る演技)」というフレーズが頻出します。単純な喜怒哀楽ではなく、複雑な心理を見事に表現した役者への最高の褒め言葉として使われます。
イディオム・定型句
ニュアンスを的確に捉える
“You need to capture the nuance of the poem.”
細かい意味を見落とす
“He completely missed the nuance of her message.”
微妙な意味合いの重なり
“The novel explores various shades of nuance.”
nuanceを使った会話例
オフィスの会議室で、新製品のキャッチコピーについて
What do you think about this new slogan?
It is good, but it misses the nuance of our brand.
Do you mean we need a clear distinction from our competitors?
Exactly. We should use more nuanced words to show our quality.
I see. Let's try to capture the nuance of luxury.
Yes, a subtle change will make a huge difference.
I will rewrite it and bring a new version tomorrow.
Great. I am looking forward to seeing it.
文化的背景
日本語の「ニュアンス」は「言葉の雰囲気」や「ざっくりとした意図」という意味で使われがちですが、英語の nuance は「ごくわずかだが確かに存在する違い」という具体的で精密な差異を指します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. nuance とは?
ごくわずかな意味や音、色の違いのことです。『I noticed a subtle nuance in his voice.(彼の声の微妙なニュアンスに気づいた)』のように、表面には現れない細かい違いを表現します。
Q. nuance と difference の違いは?
difference が一般的な「違い」を表すのに対し、nuance は「非常に小さく微妙な違い」を指します。『a clear difference(明確な違い)』とは言えますが、nuance はすでに微妙さを含んでいます。
Q. 日本語の「ニュアンス」と同じように使えますか?
日本語では「私のニュアンス伝わる?」のように「雰囲気」や「思い」という意味で使いますが、英語では不自然です。英語では『I understand your point.(言いたいことは分かる)』のように表現します。
Q. nuance の形容詞形はどう使いますか?
形容詞形の nuanced は「多角的で深みのある」という意味で非常によく使われます。『a nuanced understanding(多角的な理解)』のように、物事を単純化せず深く捉える場面で役立ちます。
Q. nuance と一緒によく使われる形容詞は?
subtle(微妙な)が最も頻繁に組み合わされます。『a subtle nuance(微妙なニュアンス)』は意味が重複しているように見えますが、英語の定型表現として日常会話やビジネスで広く使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「競合他社との明確な区別」を表すのに最適な名詞は?
Q: 「It is a nuanced problem.」の意味として最も適切なものは?
Q: 「彼の発言のニュアンスを理解する」の自然な表現は?