litigate
- (動)訴訟を起こす、法廷で争う
- (動)(事件など)を法廷で争う
発音のコツ
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litigate は最初の音節「lí」にアクセントを置きます。「リ」と発音する際、舌先を前歯の裏につけて L の音をはっきり出します。続く「ti」は軽く「ティ」、最後の「gate」は「ゲイト」と二重母音でしっかり伸ばします。「リチゲート」と平坦なカタカナ読みにならないよう、最初を強く読むのがコツです。
活用形
- 三単現
- litigates
- 進行形(-ing)
- litigating
- 過去形
- litigated
- 過去分詞
- litigated
コアイメージ
法的な紛争を解決するために法廷に持ち込み、正式に争うことがコアイメージです。話し合いで解決できず、裁判所の判断を仰ぎたい時に使います。
litigateの意味・例文
動詞
訴訟を起こす、法廷で争う
To take a claim or dispute to a court of law.
The company decided to litigate rather than settle.
会社は和解するよりも法廷で争うことを決定しました。
settle(和解する)の対比としてよく使われます。
We have no choice but to litigate the matter.
私たちはその件について訴訟を起こすしかありません。
ビジネス上の深刻な対立を示す表現です。
Both parties are willing to litigate to protect their rights.
双方とも自らの権利を守るために訴訟を起こす意思があります。
権利主張のため法的手段をとる場面で使います。
(事件など)を法廷で争う
To bring a dispute or claim before a court for decision.
The environmental group will litigate the new policy.
その環境保護団体は新政策の是非を法廷で争う予定です。
政策や決定の妥当性を裁判で問う時に使います。
It is too costly to litigate every minor contract dispute.
ささいな契約トラブルをすべて訴訟にするのは費用がかかりすぎます。
目的語に dispute(争い)や claim(主張)をとります。
The professor explained how to litigate civil rights cases.
教授は公民権訴訟をどのように争うかを説明しました。
法律学の文脈で具体的な事件を争う方法を述べます。
語源
litigate は、ラテン語の lis(争い・訴訟)と agere(行う・動かす)が組み合わさった litigare(訴訟を起こす)に由来します。言葉での争いから発展し、国家の制度である法廷で正式に決着をつけるという現在の意味へ変化しました。同じ agere(動かす)を語源に持つ関連語には、agitate(扇動する)があります。
派生語・ファミリー
litigateの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
litigate は法廷で争うプロセス全体を指す堅い語、sue は個人や企業が損害賠償を求めて訴える一般的な語、prosecute は検察官が刑事事件で被告人を起訴し追及します。
よくある間違い
× The police will litigate the criminal. ○ The police will prosecute the criminal. → litigate は主に民事での争いや訴訟手続を指すため、刑事事件の起訴には prosecute を使います。
× I will litigate him for hitting my car. ○ I will sue him for hitting my car. → 個人が相手を訴えて賠償を求めるような日常的な場面では、より一般的な sue を使います。
コラム
豆知識
「訴訟」を意味する litigate は、古代ローマの法廷文化にルーツを持ちます。当時のローマでは、広場(フォルム)で人々が集まり、弁論術を駆使して権利を主張していました。lis(争い)を agere(動かす)という語源の通り、言葉の力で社会を動かしてきた歴史がこの単語に詰まっています。
リアルな使われ方
ネイティブのビジネス会話では、裁判を避けるために「We want to avoid litigation.(訴訟は避けたい)」というフレーズが頻出します。litigate は費用と時間がかかるプロセスであるため、企業はまず調停や和解(settlement)を目指すのが現実的な対応です。
映画・音楽での使われ方
アメリカの大ヒット法廷ドラマ『SUITS/スーツ』では、敏腕の litigator(訴訟弁護士)たちが数々の困難な案件に挑む姿が描かれています。劇中では法廷で litigate する前に、巧みな交渉術を使って相手を追い詰め、有利な条件で和解を勝ち取るシーンが頻繁に登場します。
イディオム・定型句
徹底的に法廷で争う
“They are prepared to litigate to the bitter end.”
世論を味方につけて争う
“The celebrity tried to litigate in the court of public opinion.”
訴訟をちらつかせる
“The angry customer threatened to litigate over the issue.”
litigateを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear about the contract issue with our supplier?
Yes. They are refusing to deliver the materials. Are we going to sue them?
The legal team says we might have to litigate the dispute.
That sounds expensive. Can't we just settle it out of court?
We tried, but they are prepared to litigate to the bitter end.
I see. Our litigators are going to be very busy this month.
文化的背景
アメリカは「訴訟社会(litigious society)」と呼ばれ、日常的なトラブルでもすぐに法的手段に訴える傾向があります。そのため、ビジネスやニュースにおいて litigate や litigation という単語に触れる機会が非常に多いです。
よくある質問
Q. litigate とは?
法的な紛争を解決するために法廷で争う、訴訟を起こすことです。『They decided to litigate the dispute.(彼らはその紛争を法廷で争うことに決めた)』のように、主に民事の文脈で使われます。
Q. litigate と sue の違いは?
sue は「訴える」という行為そのものを指す日常的な言葉です。一方 litigate は訴訟手続を進めたり、法廷で争い続けたりするプロセス全体に焦点を当てた堅い表現です。『I will sue you.』とは言いますが、『I will litigate you.』とは言いません。
Q. litigate は刑事事件にも使えますか?
基本的に litigate は民事訴訟(ビジネスや個人の権利争い)で使われます。刑事事件で検察が犯人を裁く場合は prosecute を使います。『The prosecutor decided to prosecute the case.(検察官はその事件の起訴を決めた)』のように表現します。
Q. litigate の名詞形や派生語は?
名詞形は litigation(訴訟)、人を表す名詞は litigator(訴訟弁護士)となります。また形容詞 litigious を使うと、『a litigious society(訴訟社会)』のように、すぐに裁判を起こしたがる傾向を表現できます。
Q. litigate を使った比喩表現はありますか?
『litigate in the court of public opinion(世論の法廷で争う)』という表現があります。実際の裁判ではなく、メディアやSNSを通じて人々の支持を得ようとする行為を指し、『Politicians often litigate in the court of public opinion.』のように使われます。
CHECK QUIZ
Q: 交通事故で相手に「損害賠償を求めて訴える」時の動詞は?
Q: 「アメリカはすぐに裁判を起こす訴訟社会だ」と言いたい時に適切な形容詞は?
Q: 訴訟を避けて「和解する・示談にする」を意味する動詞は?